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2006年3月25日 (土)

メルボルンの危機

Atmiccloud120_1  「原子炉の危機(THE MIGHTY ATOM)」は、フッドがオーストラリアの灌漑用原子力施設の秘密を盗もうとした際に、警備員に発見され銃撃戦の末、原子力施設を爆発炎上させたエピソードです。
 拳銃で破壊された装置が炎上し、やがて原子炉の暴走?に至り、最悪の事態となるのは、いささかオーバー過ぎかと思うのですが、空高く上がる原子雲や、オーストラリアの大地を這っていく放射性物質には、不気味さを感じます。
 風向きが変わって、オーストラリア第2の都市メルボルンは救われたという展開になり、めでたしめでたしなのですが.....。

 1986年に旧ソ連ウクライナ共和国のチェルノブイリ原子力発電所の4号機が爆発事故を起こしてから20年を迎えようとしています。そのためか、私が愛読する静岡新聞にもチェルノブイリ関連の記事が載っていました。
・放射性降下物がウェールズ北部やイングランド北西部を中心に、羊農場の土壌に残留。(静岡新聞 3月15日朝刊)
・半径30kmの立ち入り禁止区域内への取材記事。4号機を覆う石棺の老朽化。(静岡新聞 3月17日朝刊)
・爆発事故時、風下で放射能の70%が流入した隣国のベラルーシ。国土の20%が汚染され、国民の30%に甲状腺障害(静岡新聞 3月24日朝刊)

Chierunobuiru_2  「原子炉の危機」に話を戻すと、風向きが変わって大都市は救われても、あの原子雲が漂っていった大地は死んだままなのです。
 破壊された灌漑用の原子力施設も、チェルノブイリのような石棺で密閉する必要がある筈です。
2065年の未来には、放射能汚染に画期的な対策が発明されているなんて事あるんでしょうか?

 この「石棺」のイラストは「旧ソ連の環境破壊 放射線被災の実態」(塚本三男 静岡新聞社 2003年9月20日発行 2000円)の写真を参考にしました。前半は旧ソ連の核開発における核汚染の実態、後半がチェルノブイリの事故を扱っています。どちらも驚かされる事ばかりです。
 あわせて「写真・絵画集成 原発・核VOL.2 チェルノブイリの悲劇」(広河隆一 日本図書センター 1999年2月25日発行 全3巻セットで36000円!)も読みましたが、甲状腺ガンや白血病の子供たちの写真には胸が詰まります。

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コメント

現実の話しとして考えると、恐ろしい話ですよね。 でなくても、ミスだ、事故だと・・・結構ありそうですし。 サンダーバードのメカも、原子炉が付いているわけですが、ブレインズのことですから、ありとあらゆる事態に合わせた、安全な構造になっているのでしょうね。  ブレインズのような、正しく天才が、いてくれたらと願わずにはいられません。

投稿: 三型 | 2006年4月12日 (水) 21時04分

このなんとも緊迫感のあるオープニングの「原子炉の危機」に、ペネロープの悲鳴とちっちゃなネズミ君でオチをつけてしまうスタッフのユーモア精神には脱帽です。

投稿: 雷おやじ | 2006年4月12日 (水) 23時02分

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