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2006年6月24日 (土)

第33話?「ポセイドン号を救え!」(前編)

 映画「ポセイドン(ウォルフガング・ペーターゼン監督)」を観ました。6月15日にはテレビ東京で「ポセイドンアドベンチャー(1972年 ロナルド・ニーム監督)」が放映され、新旧の比較も出来ました。新作の主演俳優、カート・ラッセルとジョシュ・ルーカスが「ゴゴノロードショウヲゴランノミナサーン!」と、宣伝してるのには笑えましたが。
 彼らが言っているように、今回はリメイクではなく状況設定を借りた「新作」と呼ぶのが正しそうです。前作はディザスタームビーとしての衝撃もさることながら、人間ドラマとしても上出来だったと思います。今回は「アクションヒーローが大活躍」みたいな味付けになっているのが特徴かと思います。

 映画を観ながらふと思ったのが、国際救助隊だったらどうレスキューするだろうかという事です...。(以下、小文字部分は映画のネタバレに近い部分です。)

Poseidonn1_2   2065年の大晦日。英国(サウサンプトン?)からニューヨークへ向け、北大西洋を航海中のポセイドン号(全長337m 乗員乗客約4000名)が、突如発生した45mのローグ・ウェーブにより転覆。
 転覆直前に発せられたSOSを傍受したジョンは、事の重大性からすぐさまジェフへ報告。ジェフは直ちに国際救助隊の出動を決定するとともに、周辺国へ海難現場の位置情報等を連絡。また、2006年の就航(?)から60年近くが経過しており、過去に大幅な改修が施されてはいるものの老朽化が懸念される事と、転覆から長くても2時間程度で沈没の可能性が高いとの情報をブレインズから得る。

 上部構造(転覆後は海中)にいた乗員乗客の大半が、転覆直後に死亡。ニューイヤーパーティーのためにダンスホールに集まっていた数百人が生存。10人の生存者が、自力で船底に向けて移動を開始する。10人が上部へ移動した直後、ダンスホールに海水がなだれ込み、移動を拒んで救助を待っていた全員がのみ込まれる。

 TB1号が30分程度で現場に到着。生命反応を確認しようとするが、船内の火災で明確に判断できない。TB2号も1時間程度で到着し、POD下部(磁力運搬機などが出てくる扉)より浮力体を投下。ブレインズの遠隔操作で浮力体を船体の海面下数メートルの位置に磁力で吸着固定する。ガスにより膨張させる事で船体が数メートル浮上し、沈没を遅らせる事が可能となる。

(後編は、いよいよ人命救助活動が開始されます。)

※ ローグ・ウエーブとは25mを超える原因不明の超巨大波で、1990年代から衛星により本格的に観測されるようになったと、映画「ポセイドン」のパンフレットに記載されています。前作「ポセイドン・アドベンチャー」ではギリシャ沖の海底地震による大津波で転覆しました。また、同パンフレット中のウォルフガング・ペーターゼン監督のコメントに「沈没までの時間を推測すると長くても2時間。」との記述があります。

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コメント

やっとジェリー・アンダーソン自伝「サンダーバードを作った男」を読み終わりました。なるほどとひざを叩きすぎていたいのであります。シルヴィア・アンダーソン自伝もあるので図書館で借りてみようと思います。ペネロープのモデルになった人ですから。

ポセイドンを救出する国際救助隊、なんてわくわくしちゃいそうです。後編も期待します!読みながら、音楽まで想像しましたよ。サンダーバードの魅力はストーリーやパペットのキャラクターもありますが、シーンごとにあった曲がいいですね。はらはらしたり、コミカルだったり、効果音も。

投稿: ちゃむちゃむ | 2006年6月24日 (土) 23時58分

引き上げ方法は様々ありますが、リアルだなーと以前思ったのは、とある漫画(なぜか少女まんが)にあった、タイタニック号の引き上げ方でした。(笑)  超高圧の真空ポンプ(要するに掃除機の応用)を使って、深海に沈む、タイタニック号にフローター(特殊な風船)を縛り付けて浮上させるというものでした。

一方、これはSFと思えたのは、これも漫画(青年向け)なんですけど(^^;)、バブルネットという、特殊な樹脂を深海に住む生物(異星に住む蟹さん)に吹き付けると、小さい泡の樹脂が膨らんで、生物を取り囲んで、動けない状態で、海上まで持ち上げて、生きたまま捕獲するというアイデアなど満載のSFものでした。(^^)

投稿: 三型あっぷあっぷ(゜o゜) | 2006年6月25日 (日) 00時23分

ちゃむちゃむさん、コメントありがとうございます。
 「サンダーバードを作った男(洋泉社)」は2段組で400ページ近いので、本当に読み応えがありますね。「メイキングオブサンダーバード/シルヴィア・アンダーソン自伝(白夜書房)」は、数年前に古書店で見つけて速攻でゲットしました。同じ出来事について記述しているであろうはずなのに、何だかニュアンスが違っていたりするのが面白かった記憶があります。どちらかと言うと、ジェリー氏の方は「私たちは」というスタンスで述べているのに対して、シルヴィアさんは「私が」を強調している印象を受けた気がします。(何年も前に読んだので、記憶が定かではありませんが。)
 ペネロープのモデルの件も、シルヴィアさんがパペット製作者に人形の特徴を指示していると、結果的にシルヴィアさんに似せているのと同じ事だったという話を読んだ事があります。
 ポセイドン号救出のお話ですが、期待していただいて光栄です。最近は筆不精になってしまいまして、絵のほうがなかなか仕上がらなくて困っています。
 サンダーバードは基本的には子供向けのSF人形劇だったはずですが、ストーリーや特撮、音楽から効果音まで「劇場映画」と同じようなハイクオリティですね。だからこそ40年が過ぎてもなお、私たちを惹きつけてくれるんでしょう。
 

投稿: 雷おやじ | 2006年6月25日 (日) 22時18分

三型さん、いつもコメントありがとうございます。
 タイタニックを引き上げるのはクライブ・カッスラーの海洋冒険小説シリーズの主人公、ダーク・ピットの専売特許という訳ではなかったんですね。(小生はリチャード・ジョーダン演じるダークも悪く無いと思っていたのですが、映画「レイズ・ザ・タイタニック」はカッスラー氏の逆鱗に触れてしまったとか。サンデッカー提督はジェーソン・ロバーズ以外には考えられないと思っていますが。)
 今回のポセイドン号救助には、引き上げではなく沈没を遅らせるための浮力体の使用を考えました。「湖底の秘宝」のハイドロ・スタティック・ホイストの巨大版といったところでしょうか...。

投稿: 雷おやじ | 2006年6月25日 (日) 22時30分

これダーク・ピットより面白いかもしれません(^^)。
グランヴィルさんがXL-5のヴィーナスを作った時、どうしてもシルビアさんの承諾が出ず、困り果てて自分の父親に相談したら「シルビアに似せればよい」と言われて、そのとおりにしてOKを貰ったそうですが、なかなか女性心理に長けたお父さんだったのですね。。ターナーさんのマリーナもペネロープも結果的に彼女がモデルでしたが、もしブランダールさんがシルビアさんをモデルにしたら...グランマみたいになったんでしょうか(^^;)?

投稿: ヤスベエ | 2006年6月26日 (月) 00時43分

ヤスベエさん、コメントありがとうございます。
 シルヴィアさんがスタジオの女王として采配を振るっていた感じがしますね。「ブランダール版ペネロープ=グランマ」説に1票です。DVDの特典映像に登場する(40年の齢を重ねた)シルヴィアさんを、思い出してしまいました。
 撮影風景の写真に写っているスタッフの中で、のちのジョン・ブラウン夫人となるワンダ・ウェッブさんをモデルにしたパペットがあるといいのにと思う今日この頃です。(もしかしたらあるのかもしれない。)

投稿: 雷おやじ | 2006年6月26日 (月) 16時49分

ようやくレスキュー現場の状況が描けました...。(夜の場面なので、思いっきり暗くしてごまかしてますが。)
1号は「情報員MI.5」の時の水中ソナーを下ろして探査しています。(生命反応を探知する機能があるという設定で..。)
2号はおなかから細長い物を投下しています。こちら側の船体には、白波の立っている下のあたりに既に取り付け済みです。両舷とも取り付け終わってから膨らませます。

投稿: 雷おやじ | 2006年6月26日 (月) 22時06分

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