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2006年9月11日 (月)

WHAT A WONDERFUL WORLD

Photo_213    5年前の9月11日の夜、私は会社にいました。仕事の手を休めてぼんやりとテレビを見ていると、当時ニュースステーションのアナウンサーだった渡辺真理さんが妙な事を言っているのを耳にしました。ニューヨークの世界貿易センターのビルに飛行機が衝突したと。その後の経過は、誰もがよくご存知の事と思います。超高層ビルに飛行機が衝突するだけでも大変な事なのに、テレビでニュースを見ているまさにその時、2機目の突入を目にする衝撃。それだけに留まらず、跡形も無くビルが崩壊するさまや、ペンタゴンにまで飛行機が突入したり、ハイジャックされた飛行機がどこかに墜落したとの報道に、頭がぼーっとなったように思います。そして言い知れぬ恐怖を感じました。何かとんでもない事が起きてしまった。ハリウッド製のアクション映画でもここまで悪趣味な物は無いだろうし、ビルに突っ込んだ旅客機には、たくさんの人々が乗っていたはず。もちろん、ビルの中には何千人もの人がいただろうし。テレビを通してとは言いながら、一瞬にして多くの人が死んだ瞬間をリアルタイムに目にする恐怖。こんな事を実行してしまう犯人とはどんな人物なんだろう...。
 
 毎年9月11日が近づくと、同時多発テロ関連のビデオを観たり、本に目を通しています。昨日は「9.11の真実(2004.9.11 NTV系放映)」というビートたけし氏の特番や、各国を代表する映画監督が11分9秒の長さで9.11について製作した短編映画集「セプテンバー11(2002.9.16 TBS系放映)」を観ました。
 事件当時の不可解な点は5年経っても殆ど何も解明されていません。世に囁かれる「陰謀説」もさもありなんといったところです。”疑惑”の解明が早くされる事を願っています。ペンタゴンに突入したのが大型旅客機とは思えないほど小規模な被害に留まっていたり、飛行機の残骸が見当たらない事が、自分にとっての第一の疑問です。一部で囁かれているように、もしこれが旅客機ではなく無人軍用機(グローバルホーク)や巡航ミサイルだったとしたら、アメリカ政府がテロを偽装していた事になります。本当は何が起きたのでしょうか?
 知人に犠牲者がいるわけでもなく、ニュースや映画で見る程度しかニューヨークに縁が無い自分なのに、9.11の出来事が与えた衝撃が今も心の片隅にこびりついています。それだけに終わらず、アメリカがアフガニスタンやイラクに爆弾を落としたり戦争を仕掛けるきっかけの為にテロを偽装した(かもしれない)となれば、真実のかけらも無い為政者が世界を支配している事になります。ブッシュ大統領は「テロとの戦いで世界はより一層平和になった。」と言いますが、イラクの混乱は終わりが見えていませんしテロの再発もあることでしょう。もしかしたら平和な世界なんて、この先やって来ないのかもしれない。自分の子供も勿論だけれども、イラクの子供たちにもアメリカの子供たちにも、世界中の子供たちに明るい未来を与えたいと思いませんか。

 マイケル・ムーア監督の映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」の開始から30分ほどのところに、ルイ・アームストロングの”WHAT A WONDERFUL WORLD”が流れる中、アメリカが過去におこなって来た戦争や軍事介入の映像が映ります。そして旅客機がWTCに突入するシーンで曲が終わります。この曲はとても好きなのですが、この映画のおかげであの悲劇と結びついてしまうのが残念でなりません。1960年代末の曲でベトナム戦争への反戦の意味が込められているのか、人種差別を受けているアフリカーン・アメリカンの皆さんの心情を歌い上げた曲なのかは分かりませんが、美しい歌詞そのままに素晴らしい世界を謳っていると思いたいです。「まったくこの世の中って本当に素晴らしいぜっ!」と逆説的に吐き捨てるような世の中ではなく、心から「素晴らしい世界だ」と皆で歌えるような未来を願わずにいられません。

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コメント

戦争もいやですが、テロはもっといやです。いきなり起きるのですから。しかもまったく関係のない国の人々も巻き添えにして。あのビルにはイスラム教の人もいたでしょう。それなのに同時に殺してしまうなんてどういう神経なのか、疑います。サリンの事件もそうですが、人の命をどう考えているのかと思います。「すばらしい世界」と言えるまでどれくらいの時がかかるのでしょうか。私達の子孫が戦争やテロを馬鹿なことと思って歴史を見る日はくるのでしょうか。人種と言う言葉も消えて地球人という言いかたになるのはいつのことでしょう。雷おやじ様の気持ちに同感します。

投稿: ちゃむちゃむ | 2006年9月13日 (水) 20時25分

ちゃむちゃむさん、コメントありがとうございます。
 あのテロで約3000名の方が亡くなりましたが、イラク駐留米軍の戦死者が同じくらいになったそうです。ベトナム戦争と同様の泥沼化状態です。アメリカが大きな代償を払っている事は間違い無いのですが、アフガニスタンやイラク側の被害や世界に広がったテロの連鎖を考えると、悲惨としか言い様がありません。空爆で家族も家も失い、あまりの恐怖に精神が錯乱したままのアフガンの子供をTVで見たことがあります。「テロとの戦いで世界は平和になった。」などとアピールする大統領は、爆弾を落とされる側の事など考えた事も無いのでしょう。
 真珠湾攻撃はアメリカの世論を参戦に向けるためにルーズベルトが仕組んだ(日本軍の攻撃計画を事前に知りながら奇襲させた)との見方がありますが、9.11テロもそんなカラクリがあったとの説が囁かれています。石油資源が目的と言われていますが、利権や営利目的でテロを阻止しなかったり他国に戦争を仕掛けたとあれば、それこそが人類全体に対するテロリズムです。(あくまでも噂の域を出ませんが、だからこそ真相を明らかにして欲しいのです。)
 自国の利益を優先するばかりでなく、世界中の人々が他国の文化や宗教を認め、尊重し、少なくとも侵害しないレベルになって欲しいものです。

投稿: 雷おやじ | 2006年9月13日 (水) 22時12分

 新作のスーパーマンの中で、墜落するジェット飛行機をスーパーマンが救助するシーンがあるそうですが、これは、9.11に対するオマージュなのでしょう。  
 スーパーヒーローの存在があってこその、平和だとしたら、それはとても悲しいことです。(どんな戦争も正しいものは存在せず、悲劇の連鎖だけが残るということが理解できないようでは、テロも無くならないのでしょう) 

投稿: 三型 | 2006年9月14日 (木) 01時29分

三型さん、コメントありがとうございます。
 「スーパーマン・リターンズ」はクリストファー・リーヴ主演の前シリーズのイメージを損なうことなく復活した、21世紀版スーパーマンです。2時間30分の長尺を全く感じさせない良質な作品です。クリプトン星の残骸を探すため5年間不在だったスーパーマンが地球に戻ってみると、思わぬ変化が待っていたという訳ですが、5年前には彼はいなかったので9.11も防げなかったというところです。新型スペースシャトルを乗せたジャンボ機を救助する場面は、雷に撃たれたエアフォースワンを救う前作との対比と思っていましたが、彼がいれば3000名の死も防げたのかもしれません。
 クリプトン星は地球より遥かに進んだ文明を持っており、スーパーマンの父ジョー・エルは息子に”地球人を正しい道に導くのがお前の使命だ”と説きます。高度な文明とパワーを持って世界の平和を守るスーパーマンは、地球人にとって一種の”神”のような存在です。一人の”神”が絶対的な正義を行使するわけです。
 現在、世界中で起きている紛争や戦争の多くが宗教の違いに根ざしていると思います。我々の神こそが唯一絶対の神であり、我々の宗教に属さない者は異端者であり邪教であり、人間として扱う価値すらないとばかりに爆弾を落としあっています。今日の新聞にもイスラエルの軍関係者が「村中をクラスター爆弾だらけにしてやった。」とコメントしていたという記事がありました。戦闘が停止しても不発弾による被害がいつまでも残ります。(それを目的にわざと不発弾が入っているのでしょうか?)
 絶対的で唯一の正義や価値観はそもそも存在しないように思います。歴史や宗教の違い、言葉すら異なっているのですから。「我々の自由主義は素晴らしい。だから世界中に広めなければならない。」と相手の国を蹂躙してまでも自分の色に染めていく事の間違いに早く気付いて欲しいと思います。

投稿: 雷おやじ | 2006年9月14日 (木) 21時41分

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