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2007年1月11日 (木)

カマニデスの謎

Photo_161  第4話「ピラミッドの怪」で、IR銃を手に今まさにスコットの命を奪おうとする冒険家リンゼーです。
 砂漠の中を捜し求めた末、ついに発見した幻のカマニデス王のピラミッド内に、まばゆいばかりの副葬品を見つけて正気を失ったのでしょうか。仲間のウィルソンにまで銃口を向ける程の豹変ぶりです。
 このリンゼー氏は単なる冒険家というよりは、ピラミッド表面に記されたヒエログリフを易々と解読するほどの学者並みの知識を有しているようです。そんな彼の傍らには、王の名を記したカルトゥーシュが置かれています。
 もしもリンゼー氏が正気だったならば、このカルトゥーシュを読んで大いに驚いたことと思います。
 こんな入門書が欲しかった!と、吉村教授も絶賛の「ヒエログリフを書こう!(フィリップ・アーダ著 翔泳社)」で、何が書いてあるのか解読しようと思った小生は、その答えを79ページに発見してしまいました。
 それは「トゥト・アンク・アメン テーベの支配者」、日本風に読めばツタンカーメンなのでした。この場面の少し前、副葬品の背後の柱が映ります。エジプト考古学博物館に展示されているツタンカーメンの副葬品の中に、ツタンカーメン夫妻の姿が描かれた黄金の玉座がありますが、その絵柄と全く同じものが柱にも刻まれていることから、カマニデス王とツタンカーメン王には何らかの関連があるものと思われます。
 世紀の大発見に学術的な調査が望まれるところですが、Z団とスコットの銃撃戦でピラミッドは完全に破壊されてしまうのでした。

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コメント

細かい話しで大変恐縮なんですが(^^;)、・・「トゥト・アンク・アメン」ということは、アメン神へ改宗後の名前=ツタンカーメンということになりますが、玉座の方は、「トゥト・アンク・アテン」(アテン神を信仰していた頃の名前)=ツタンカーテンの頃のものとなりますねー。(^^;) まあ、事実アテン神から、アメン神へ改宗しているわけですから、両方描かれていてもおかしくはないということになりますが。(^^) でも、第18王朝(紀元前1500年代あたり)から続いてきた、秘密結社(?)Z団って、・・・・凄いですよね。(たまたま秘密基地として利用してたただけかもしれませんが)(^^;)

投稿: 三型 | 2007年1月12日 (金) 23時29分

三型さん、コメントありがとうございます。
 先々代のアメンヘテプ4世は神官の勢力増大に対抗するため、多神教から太陽の神アテン神の一神教に宗教改革を断行し、首都をテーベからアマルナに遷都したものの失敗に終わりました。ツタンカーメンも当初は「トゥト・アンク・アテン」の名でしたが、神官からの圧力で「トゥト・アンク・アメン」に改名させられたようです。
 黄金の玉座には妻アンケセナーメンがツタンカーメンの肩に香油を塗る仲睦まじい姿が描かれていますが、その背後には太陽の光の先端が手の形になっているアテン神が刻まれています。9歳で即位し神官に操られたうえ、18歳で死を遂げた悲劇の少年王。黄金の玉座には、そんなツタンカーメンの無念な想いが込められているように感じられます。
 Z団の謎は次の機会に妄想したいと思っています。

(追記) ツタンカーメンの遺宝とアマルナ様式との関連について「NTVスペシャル エジプト5000年をゆく(4) 蘇るツタンカーメン(日本テレビ)」の100ページに「エジプト美術のなかのツタンカーメン」と題した近藤不二氏の寄稿があり、アマルナ文化と伝統回帰の狭間の影響としています。

投稿: 雷おやじ | 2007年1月13日 (土) 08時01分

ツタンカーメンの妻は自分に王の相続権があるために神官と結婚させらちゃうんでしたよね。最愛の夫を殺されてその敵と結婚するなんて可哀相です~。エジプトの博物館に彼女がささげたかもしれない花束が展示されているとのこと。ぜひ、みたいな。

図書館でなんと!「THUNDRBIRDS ARE GO]というCDがありました。
だれが図書館に購入したのでしょう。図書館員の中にファンがいたのでしょうか。さっそく、借りて聞いてみました。クリフ・リチャードさんの映画のが入ってました。
バリー・グレイは凄いな!

投稿: ちゃむちゃむ | 2007年1月13日 (土) 22時17分

ちゃむちゃむさん、コメントありがとうございます。
 エジプト考古学博物館には、アンケセナーメンが捧げたと言われるヤグルマギクが今も残っています。国政の実権を握っていたアイとの結婚を嫌い、敵対していた隣国ヒッタイトの王に「王子を下されば結婚し、エジプトの王にさせる。」と書状を送ったそうです。王子は待ち伏せに遭い計画は失敗し、彼女はアイと結婚する事になったとか。
 エジプトに行くならば、気候の面からは今頃がちょうど良いですよ。暑過ぎず、ハムシーン(砂嵐)もまだ先ですから。早稲田の考古学調査もこの時期に行われると聞きました。小生も13年前ですが、1月に行きました。また行きたいです。

 クリフ・リチャードさんは、Sirの称号を受けているんですね。驚きました。

投稿: 雷おやじ | 2007年1月13日 (土) 23時22分

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