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2007年2月19日 (月)

衛星破壊実験

Photo_147  1月におこなわれた中国の衛星破壊実験は、宇宙空間をめぐる米中の緊張を高めると共に、国際社会からの非難を受ける事になりました。
 この実験を受けて、軍事衛星をはじめ現在運用中の衛星の半分にあたる400基以上を保有する米国は、衛星防衛能力を強化する姿勢を示しています。防衛力を強化すれば攻撃力の強化で対抗する「宇宙戦争」になりかねません。実験の背景には宇宙空間の軍事利用制限を拒否してきたブッシュ政権の単独主義への反発があるようです。
 実験により発生した大量のスペースデブリの問題もあります。中国国防相は「宇宙には(実験前から)10cm以上のものが1万個以上ある」と語ったそうですが、追跡可能な10cm以上のものだけで500個あまり、追跡不可能な10cm未満のものは数千個(4万個という説もあります)も今回の実験で発生したそうです。これが20年近くも宇宙空間に留まる事になります。今や生活に無くてはならない携帯電話やGPSなどですが、これらのデブリによって障害が引き起こされる可能性は否定できません。
 さらに現在建設中の国際宇宙ステーションの軌道とも交差するそうで、有人宇宙活動に影響が出そうです。今年の12月には日本人宇宙飛行士の土井さんが船外活動をおこなうほか、若田宇宙飛行士が来年秋から3ヶ月間の長期滞在をするそうです。デブリの影響を受けることなく無事に成功して欲しいものです。(参考:静岡新聞)

 さて第32話「宇宙放送局の危機」で、打ち上げに失敗したTELSAT-Ⅳ号の爆破シーンです。この爆破は国際宇宙コントロールの管理の下に行われた正規なものですが、スペースデブリの問題はどうなっているのでしょうか?

 

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コメント

大丈夫でしょうか!
早く国際救助隊を作って欲しいですね。
このご時勢だと金も時間も出てこないでしょうか。
お金持ちの皆さんやアメリカ政府も.....。
何事もなく活動できて欲しいです。

投稿: ちゃむちゃむ | 2007年2月20日 (火) 16時48分

ちゃむちゃむさん、コメントありがとうございます。
 衛星破壊実験の悪影響が出ないと良いのですが。それにしても、宇宙の軍事利用制限を拒否して我が道を行くアメリカの単独主義にも困ったものです。
 一番の大国が、自国の不利益になるから国際的な枠組みなんてやーだよ!と言っているわけですから、「国際宇宙コントロール」は実現しそうもありませんね。

投稿: 雷おやじ | 2007年2月20日 (火) 23時31分

 静止軌道上(32,000キロ)で、秒速3kmの速度で飛んでくるんですよね。
時速だと、・・・1,080km/時ですね。 TB5号あやうし!!(5号の周りにバリヤー張って弾いているのでとしょうか?・・・・オイオイ)

投稿: 三型 | 2007年2月21日 (水) 21時03分

三型さん、コメントありがとうございます。
 sweet and acid TB「Space Debris」(2005年10月21日)
(http://sangata.at.webry.info/200510/article_6.html)の記事を思い出しますが、8000個だったデブリが2年も経たないうちに1万個の大台を超えてしまいましたね。
 今日の新聞に、国連宇宙空間平和利用委員会で「宇宙ごみの低減指針が採択される」とありました。法的強制力が伴わないものの、抑止力にはなりそうです。
 TB5号ですが「サンダーバードクロスセクション」によれば”隕石偏向用局在場発生装置”なるものが、あの茶色のドーナッツの部分に装備されているようです。「局在場」の意味がさっぱりわかりませんが、まずはひと安心です。

投稿: 雷おやじ | 2007年2月21日 (水) 22時10分

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