« 太陽開発ステーション | トップページ | えっ!? »

2007年2月 7日 (水)

不都合な真実

Chikyuu_3  「不都合な真実(2006年 デイビス・グッゲンハイム監督)」を観ました。いずれ静岡県でも上映されるだろうと考えていましたが、予定が無さそうなのでお隣の神奈川県(TOHOシネマズ小田原)まで行ってきました。
 以前も地球温暖化について話題にしましたが、どうやら残された猶予は10年ほどのようです。この間に世界が一丸となって対策しなければ、20数年後には壊滅的な状況が訪れるかもしれません。
 北極の氷が融けて消失すると、海流が停止して地球規模の気候変動が発生してしまう事が紹介されています。これにより欧州に氷河期が訪れるとは、「ザ・デイ・アフター・トゥモロー(ローランド・エメリッヒ監督)」が現実になってしまいます。単に氷が融けて水位が上昇するだけの話ではありません。色々と”不都合な”出来事が地球上の全てに襲いかかるのです。人類だけではなく、ホッキョクグマから海中のサンゴ、植物や小さな虫に至るまで絶滅の可能性があるのですから。しかもその原因が、人類が排出する温暖化ガスとあっては見過ごす事は出来ません。
 元アメリカ副大統領のアル・ゴア氏が、地球温暖化に関する講演会を世界各地でおこなっています。2月3日の「世界一受けたい授業(日本テレビ系)」にもゴア氏が登場し、地球温暖化に関して判りやすく説明していました。今や地球温暖化(ゴア氏は「気候の危機」と呼んでいます。)の伝道師と言えるゴア氏ですが、2000年の大統領選での敗北が悔やまれます。「華氏911(マイケル・ムーア監督)」でもその経緯が描かれていますが、フロリダの選挙では(ブッシュ当選に)結果が操作された可能性も取りざたされているようです。
 もしもゴア氏が大統領になっていたら、イラク問題や地球温暖化対策もかなり方向性が変わっていたはずです。そもそもイラクやアフガニスタンの問題は起きていなかったかもしれません。ブッシュ大統領は国民の反対をよそに、イラクへの”一時的”な増派を進めようとしています。戦費も膨大なものですが、そのお金を温暖化対策に使って欲しいものです。
 二酸化炭素の30%を排出するアメリカが、京都議定書から離脱しているのは信じ難い事実です。ゴア氏が提唱する「私に出来る10の事」は、日常生活で比較的簡単におこなえるエコロジーです。日本では環境やエコ意識もそれなりに浸透していると思いますが、アメリカではそのような意識が低いのでしょうか?
 この映画は地球温暖化の危機を訴えるだけでなく、危機は回避できる事を説いています。私たちのちょっとした努力が、地球の危機を救う事になるなんて凄い事です。身の回りの無駄を無くし、温室効果ガスの排出を少なくしていきたいと思います。「日本に住む私たちには、遠い国の関係無い話」ではありません。次の世代に大変な事になっているだけでなく、今の世代もそれをこうむる可能性が大いにありますから。

 「不都合な真実」の公式サイトhttp://www.futsugou.jp/をぜひご覧下さい。そして劇場に足を運んでみて下さい。また、「アル・ゴア」や「世界一受けたい授業 アル・ゴア」といった検索をすると、関連する記事を目にする事が出来ますのでお勧めします。
 
 サンダーバードの初期設定2026年に、地球がとんでもない事になっていないように、そして公式設定の2065年も地球が無事であることを願わずに居れません。

234x60_2
 

|

« 太陽開発ステーション | トップページ | えっ!? »

コメント

だれかのプログで読んだことですが、ある日本人(プログの人)が電気代が安いと隣のアメリカ人に驚かれたというものです。田舎で天気もいいし、できれば外で洗濯を干そうと見えないように柵を作ってやっていたそうで。そのことを隣のアメリカ人に「わざわざ、外で干すなんてめんどうくさくないの?」と不思議がったとのこと。庭も広く洗濯物にもよく日光が当たる場所なのにもったいないとプログの人は書いてありました。そう思えば、アメリカ人って節約に興味ないのかと感じるときがあります。お金のない人ほどデブが多いの知ってますか。安いものを大量に食べるからだそうです。

静岡にあるかはわかりませんが、関東にコストコという外資系の安売り
店があります。現金払いという条件で会員(お金取られます)になります。たとえばポールペンなら50本でワンセット・紙オムツ4パックでワンセット、ワイングラス20個でワンセットという感じです。
無駄に買わせることで安くさせる、むりやり消費させるなあというアメリカの商売がみえます。こんな国だから温暖化防止に協力しないし、犯罪が多いからって銃の規制をしないし、途上国より少しずつ貧乏人が増えているんだぞ~。アメリカに住んでいたら不経済かも。
日本も住みにくいけどエコできる部分が多いからうれしぴー。

投稿: ちゃむちゃむ | 2007年2月 8日 (木) 20時55分

ちゃむちゃむさん、コメントありがとうございます。
 大量生産、大量消費、無駄な購入があたりまえの国といえば日本も似たようなものですね。たまには食べ放題のお店に行きたくなりますが、よく考えてみれば健康にも良くないし無駄な事ですよね。
 昨日放送されたTBS系「超地球ミステリー”1秒の世界”」を見ました。日本ではたった1秒間で山手線半周分のトイレットペーパーが消費されているそうです。この番組の中でエチオピアの山岳民族が紹介されていましたが、あらゆる物を大切にする生活ぶりに驚かされました。経済力を背景に浪費と飽食に明け暮れる国から見れば、そんな”貧しい”暮らしはお断りかもしれませんが、見習うべき事は多いと思います。

投稿: 雷おやじ | 2007年2月 8日 (木) 22時05分

先日、某N○Kの英語番組で、ゴア氏のインタビューが流されておりました。 インタビューしたのは、某、ハーバード大学卒(ゴア氏の後輩)のお笑いタレントさんでしたが、試写会に車で行ったが、帰りは車に乗らずに、押して帰ったといって、ゴア氏を笑わせていましたが、・・・笑えない話でもありますよね。
 アメリカ映画の中でも、洗濯物干しているシーンて、少ないですよね(西部劇などでも少なかったような)。 ヨーロッパ映画の中では(特に戦前、戦後まもなくのもの)よくありましたが。(フェリーニの『道』のラストシーンの前に、洗濯物を庭で干しているシーンがあって、ラストシーンに続く明暗の差のように、明るく輝いている洗濯物が、印象的でした)

投稿: 三型 | 2007年2月 9日 (金) 22時45分

三型さん、コメントありがとうございます。
 ゴアさんは最近メディアにバンバン登場してますね。先日の新聞に”ノーベル平和賞候補”ともありましたし、3月にはアメリカの公聴会で地球温暖化について証言するそうです。
 洗濯物の事は日本でも景観上の理由でマンションのベランダに干すのを禁じている所もあるようですし、外国の都市部でも同様の理由があると思います。(干す場所が無いとか) 一概には問題視できないのですが、日光で乾燥できるところをわざわざ電気やガスを使うのは、エネルギーを余計に使っていると思います。
 地球温暖化問題は早急に対策しないと、とんでもない事になりそうです。本当に危機を回避できるのか判りませんが、何もせずに放置するわけにはいかないと思います。

投稿: 雷おやじ | 2007年2月10日 (土) 09時35分

 「不都合な真実」が、第79回アカデミー賞の”最優秀長編ドキュメンタリー賞”と”最優秀オリジナル歌曲賞”を受賞しました。公開劇場も追加されたそうですから、ぜひご覧ください。お勧めです。

投稿: 雷おやじ | 2007年2月27日 (火) 09時59分

 今日、NHKのBS-2で第79回アカデミー賞授賞式のダイジェストが放送されました。最優秀長編ドキュメンタリー賞の受賞場面で、ゴア氏も壇上でスピーチをしました。地球温暖化は政治問題ではなくモラルの問題であり、人々の意識を変える事で危機は回避できると説いていました。グッゲンハイム監督は、30年間真実を伝え続けたゴア氏を賞賛していました。
 EUの首脳会議では温室効果ガスの排出を2020年までに1990年比で20%以上削減する行動計画が採択されたそうです。日米などの先進国や、途上国の協力で2050年までに60~80%の削減を目標にするともあり、実現が望まれるところです。

投稿: 雷おやじ | 2007年3月10日 (土) 23時24分

 3月21日、ゴアさんがアメリカ議会の公聴会で地球温暖化について証言したそうです。《「われわれは地球の危機に直面している。科学的な議論は終わった。」として、速やかに行動するよう求めた。》そうです。(静岡新聞より) この証言により、アメリカが温室効果ガスの削減を積極的に行うように変化してほしいものです。

投稿: 雷おやじ | 2007年3月22日 (木) 20時25分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/170903/13825935

この記事へのトラックバック一覧です: 不都合な真実:

« 太陽開発ステーション | トップページ | えっ!? »