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2007年4月30日 (月)

世界一のビルの大火災(その2)

Photo_275  第5話「世界一のビルの大火災」について考える2回目です。
 「非日常実用講座⑨ 巨大ピラミッドの作り方(非日常研究会・著 同文書院)」の第5章に「超々高層ビルの作り方」があります。1998年の出版ですが、《2020年には、1000メートル級のビルが実際に建てられるだろうという説もあります。》と書かれており、ドバイのビルを凌ぐ1000m級ビルの実現も夢ではなさそうです。
 《1000mの高さでは、地上に比べて6℃気温が下がります。》とあり、東京と札幌程度の気温差は十分考えられるそうです。《途中途中にミニ農園を設ければ、本来は時期外れの野菜や果実が自然栽培できることでしょう。》これこそ、オープニングでTVレポーターが紹介していた”自給自足可能なビル”そのものです。
 建設費用に関しては《94年12月に竣工した大阪ワールドトレードセンターは高さ256m、55階建てで総工費約1000億円でした。単純に高さに合わせて4倍すると、土地代は別として4000億円》となっています。
 1000mのビルを支える材料については、《風雨や地震といった外からの力にも耐えて崩れない強度を持ち、しかも軽量に作る》ために《炭素繊維やガラス繊維で強化した軽くて強いコンクリートや、セラミックス、樹脂系の材料が開発されている》そうです。従来の鉄骨では500mまでの超高層ビルが限界でしたが、従来の2倍の高強度鋼が開発されて1000mの超高層ビルの建設も可能になったようです。同書にも《現在最も優れた材料で作った鋼材は、1万mまで積み上げても自分の重さでつぶれることはない》と紹介されています。
 《鋼材ひとつとっても、1000メートルのビルを建てるのに必要となる量は、日本の年間粗鋼生産量の5%を占める500トン以上。》と大変な量ですし、基礎を作るための穴も《地下部分(根入れ)は建物の高さの8~10%が必要》とあり、《深さ100メートル、運び出す土砂は大型ダンプカーで5万台》にもなるそうです。
 《実際に1000m級のビルが建てられるとすると、工期は10年かかる》そうですし、《全工程でのべ何百万人が関わってくる》という、まさに超巨大プロジェクトです。

 これほど膨大な資金や資材を投入して建てられたトンプソンタワーですが、まるでタイタニック号のように、オープン初日に瓦礫となってしまうのでした。

 

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2007年4月29日 (日)

世界一のビルの大火災

Photo_274  第5話「世界一のビルの大火災」のトンプソンビルです。高さ3000m、幅800mの超超高層ビル(極超高層ビル)です。
 いくらなんでも3000mのビルは、近未来の話とはいえ高すぎるだろうと思います。日本で言えば富士山(標高3776m)の7合目にあたります。
 あらためてDVDを見たのですが、高度4000mを飛行するヘリジェットが次第に降下して、トンプソンビルの中継を行うシーンで、幅800m高さ3000mと言っていました。サンダーバード関連本を読むと、やはり高さ3000mで、幅が800mとなっています。
 中継の場面でビルの横幅とヘリジェットの長さを対比できるカットがあります。コナミのヘリジェットと1/144の陸上自衛隊員の人形を並べてみたところ、ほぼ同スケールに見えました。これによりヘリジェットの推定全長は約11.5mとなりますが、ビルの横幅はヘリジェットの10機から11機分ですから、とても800mには見えません。
 そこで今度は英語版(日本語字幕)でDVDを見たところ、ヘリジェットの高度が900m(3000フィート)と言っていますが、ビルの高さの事は何も言っていませんでした。また、幅1km弱、奥行き3kmの商区と言っていますが、ビルの幅ではなく地下の商店街の事でした。日本語吹き替え版と英語版で共通しているのは、350階建てである事と、地下に商店街がある事、1万台の地下駐車場があり、商店街とモノレールで繋がっている事です。
 どうやらメートルとフィートを間違えたまま、トンプソンビルの大きさが日本ではそのまま定着したのでしょう。高度900mを飛行していたヘリジェットが、垂直にビルの上から降下して窓を撮影している事からも、トンプソンビルの高さは900mを下回りそうです。1フロアあたり高さ3mは欲しいでしょうけれど、350階建てで900m未満では、高さが約2.5mと圧迫感がありそうです。

 現在、世界一の高さを誇るビルは台北市(台湾)の台北国際金融大楼(高さ508m/101階建て)ですが、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイでは、ブルジュ・ドバイという高さ560mとも700mとも言われるビルが建設中だそうです。他のビルの建設計画に世界一を出し抜かれないよう、詳細は明らかにされていないそうですが、さらに高い可能性もあるようです。
 サンダーバードのトンプソンビルのように、1000m近い高さを誇るハイパービルディングが、現実のものとなる日もそう遠くはないようです。
 

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2007年4月28日 (土)

写真フィルム

Photo_273  第1話「SOS原子旅客機」で、フッドが使用した隠しカメラです。逃走中にFAB1の機銃により偽パトカーが大破し、空港警察官の制帽に仕込んだカメラからフィルムが飛び出してしまいます。
 デジタルカメラの普及で、写真フィルムの売り上げは激減しているそうです。今年3月にはコニカミノルタが写真事業から撤退したり、2005年にはドイツのアグファフォトが倒産しています。
 このままでは2026年(2065年?)に写真フィルムメーカーが存続しているか判りませんが、どうやらフッドは闇のルートで入手しているようです。
 それにしてもこのカメラ、どうやって動かしているのでしょうか。撮影時にフッドは帽子に手を伸ばしていませんから、手の中にリモコンでも隠し持っているのか、ワイヤーを袖に通して操作しているのか、それとも念力を使っているのか。
 いずれにせよ、ファイヤーフラッシュ号に爆弾を仕掛けたり、偽パトカーや隠しカメラを準備したりとあれこれ手をかけても、最後には国際救助隊によって悪事は阻止されてしまうのでした。

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2007年4月26日 (木)

レトロで癒し

Outochoisumasin_3  サンダーバード5号のオートチョイスマシンです。世界中の無線通信から、救難信号を自動的に選択するものです。オープンリールのテープレコーダーやアナログの計器類が、いかにもレトロな感じを出しています。
 「宇宙に暮らす(松本信二監修 裳華房)」に、宇宙の生活空間デザインについて書かれたページがあります。《将来を見越した実験的で斬新なデザインは、ただでさえ閉鎖空間で暮らすことによってストレスを蓄積しがちな長期間の滞在クルーに対して、さらに心理的な疲労を与えることになるため、ロシアではこうしたデザインを避けるような考え方が採られている。「ミール」の内部には、明らかに旧式の感じがする上下動式のスイッチが多数取り付けられているが、こういうところにもシステムに支配されすぎないマン・マシン・インターフェースのデザインが取り入れられている。》とあります。
 星の観察や宇宙が好きとはいえ、1回の滞在が3ヶ月、1年のうち9ヶ月も一人ぼっちで過ごすジョンは、24時間いつ救助を求める無線が入るかわからない任務の特殊性からも、かなりのストレスがたまることでしょう。
 おそらくブレインズの設計と思われますが、乗員のストレスにならないよう心理面まで配慮した装置のデザインだったとしたら凄い事ですね。

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2007年4月23日 (月)

被雷事故

Photo_271  第23話「恐怖のモノレール」に登場する太平洋モノレールの監視ヘリジェット304号です。雷撃を受けてモノレールの支柱に激突してしまいます。
 「カミナリはここに落ちる(岡野大祐著 オーム社出版局)」に、飛行機の被雷事故に関するページがあります。
 《アメリカ空軍では、気象に関わる事故の統計がありますが、そのうち半数以上は落雷によるものだそうです。ただし、被雷が直接飛行機の墜落につながることは、非常にまれなようです。》とあります。この304号機を操縦中に雷撃を受け”非常にまれ”なはずの墜落をしてしまったジョー操縦士は実に不運だったと言えそうです。
 同書には、飛行機は氷粒などと衝突して帯電するため、《主翼や尾翼の後ろに長さ0.15センチメートル程度の短針が多数取り付けてあり、飛行機の避雷針に相当する》とあります。この短針は機体に貯まった電気をコロナ放電させる目的と、《雷電流が飛び込んできたときに、機体のとがった部分の直接的な損傷を防止する》目的があるそうです。
 金属のとがった部分に大電流が流れるときに発生する熱で《機体の飛行を維持する部分が欠損すると大事故につながるので、取り替え可能な短針を主翼や尾翼に取り付けて、雷電流による損傷を受けるようにしています。》とあります。
 さて、グラフトンをはじめとするいかがわしい連中が経営する太平洋モノレールですが、稚拙な自動化でコストダウンを図っていることからも、監視ヘリジェットのメンテナンスが疎かだった可能性があります。取り替えが必要な短針も十分に交換されておらず、雷撃を直接尾翼に受けて墜落したのかもしれません。

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2007年4月22日 (日)

単段式原子力ロケット

Photo_270  「図解 宇宙船(称名寺健荘/森瀬 繚共著 新紀元社)」を読みました。第一章から第三章までは、宇宙船の概要やこれまでの宇宙船開発の歴史、アポロ宇宙船やスペースシャトルなどについて書かれています。ここまでは普通の宇宙関係本と同じですが、ユニークなのが第四章に映画やアニメに登場する宇宙船について書かれている点です。
 スターウォーズのスターデストロイヤーやミレニアムファルコン、スタートレックのエンタープライズ号、2001年宇宙の旅のディスカバリー号など32機が紹介されています。ジェリー・アンダーソン作品からは我らがサンダーバード3号のほか、ルナ宇宙艇、イーグルトランスポーターがあります。
 この中でサンダーバード3号について《その推力は合計で2000tとされ、サターンⅤ型の第一段に使用されたF1エンジンが5機でようやく3400tの推力を、それも150秒に限って得ていたことを考えると単段式ロケット機としては破格の高出力である。この大推力によって補助ロケットやブースターを一切装備せずに自力で大気圏離脱を可能としたほか、無補給で長期間の行動を可能とするという、驚異的な航続力も併せもつ。》としています。
 現実の宇宙ロケットは極力軽量化を図っていますが、サンダーバード3号はソファーごと船内に乗り込んでそのまま発射するほど余裕の高出力です。同書のコラムでも”多段式ロケットで質量比を上げる事が現実的な解決策”としていますが、高性能の単段式ロケットを開発したブレインズの先進性は賞賛に値します。
 また《機内には乗員が長期ミッションにおいて交代で休息をとるための休憩設備が2名分用意されているのも特徴であり、ここでも多種多様な非常災害に備え、万全の対策が整えられていることが見て取れる。》とあります。これは発進時にスコットやミンミンが座る椅子の事でしょう。これまで乗員用の椅子としか見ていませんでしたが、ゆったりとした造りですから休憩にも適した椅子と言えそうです。

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2007年4月21日 (土)

宇宙体験

Anatagahajimetetukini_4 今日、偶然立ち寄った古本屋さん(今はやりのチェーン店ではなく、足の踏み場も無いような昔ながらの古本屋さんです。)で、「アポロ写真集 月着陸第1号(朝日新聞社 AP通信社 共編)」と「宇宙からの帰還(昭和60年 中島紘一/テオドール・トーマス監督)」の映画パンフレットを買いました。
 アポロ写真集のほうは昭和44年8月28日発行とありますから、アポロ11号が月面着陸をした同年7月21日から僅か1ヵ月後の発行です。
 つい先日、図書館で「NASAアポロ計画の巨大真相(コンノケンイチ 徳間書店)」を借りたばかりです。この本で指摘されている”大気の存在しない宇宙や月面では、太陽光の影になった部分は完全な暗黒になって何も写らなくなる。”という点を意識しながらアポロ写真集の鮮明な写真を見ると、やはり”この部分には影が無ければおかしい”と思えてきます。
 コンノ氏が力説するように月の裏側がエイリアンの基地になっているかどうかはわかりませんが、月着陸の写真がスタジオで撮影されたものであるという疑問は残ります。

 「宇宙からの帰還」のパンフレットには、野田昌宏さんのコラムがありました。この映画の題名がなぜ”帰還”なのかについて、《著者(立花 隆氏)の言うように「人類の肉体がこれまで知らなかった宇宙という新しい物理的空間へ進出する事によって、人類の意識がこれまで知らなかった新しい精神的空間を手に入れるであろうということは確実であるという事」なのだろうか...?》とあります。
 国際救助隊のメンバーには宇宙飛行士出身者もおりますし、サンダーバード3号や5号によって多くの宇宙体験をしています。立花氏の説が正しければ、トレーシー家の面々も新しい精神的空間を得ていることになります。《「神と出会った」という表現に代表される、彼ら(宇宙飛行士)の宇宙空間におけるさまざまな体験》は、ジェフを始めとするトレーシー・ファミリーの博愛主義や人命尊重の精神の原点かもしれません。

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2007年4月20日 (金)

落雷

Photo_269  運転開始早々に落雷を受けて破損する太陽反射鏡です。数回の雷撃で鉄構が崩れ落ちてしまいます。
 重さ400トンの反射鏡を支えるタワーですから相当な強度があるはずですが、雷が落ちた程度で破損するのでしょうか?
 「カミナリはここに落ちる(岡野大祐著 オーム社)」によれば、雷の電圧は約1億ボルトもあり、流れる電流は100キロアンペアに達するそうです。落雷の電力は1億キロワットにもなりますが、80マイクロ秒という大変短い時間しか発生しません。電力量に換算すると約300キロワットアワーで、家庭の照明の2か月分に相当するそうです。
 同書には避雷針に雷が落ちたときに、避雷針に接続した銅線が12℃温まると例示しています。巨大なパワーの雷ですが、1万分の1秒というごく短時間のため意外にも発熱などの影響をもたらさない事がわかります。(もし雷が1秒間継続すると、1万倍の12万℃もの発熱となるそうです。) また、避雷針の回路に大きな抵抗があると避雷針の回路以外を雷が流れて他の部分を破損することがあるそうです。
 「雷と雷雲の科学(北川信一郎著 森北出版株式会社)」には、著しくエネルギーの大きい落雷として、通常の落雷のエネルギーの100~1000倍の”スーパーボルト”について記されています。この落雷による破壊作用は極めて大きいそうですから、太陽反射鏡を直撃した雷も”スーパーボルト”だった可能性があります。
 いずれにしても、落雷により鉄構が破断されることは考えにくいのですが、タワーの強度や耐雷設計に問題があったことと、”スーパーボルト”の襲来という悪条件が重なって破壊されたと想像しています。

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2007年4月19日 (木)

ボストンマラソン

Photo_268  約350km上空の国際宇宙ステーションに滞在している米国の女性宇宙飛行士サニタ・ウィリアムズさんが16日のボストンマラソンに宇宙から参加したそうです。ステーション内のトレッドミル(ランニング装置)で42.195kmを4時間24分で完走しました。
 微小重力の宇宙ステーション内ですから、体が浮いてしまわないように肩や腰を太いゴムで装置に結んで走ります。宇宙時代を象徴するような、史上初の試みです。
 宇宙ステーション内では激しい動きは制限されますし、微小重力下では骨のカルシウムが減少したり筋力の低下を招いてしまいます。長期の滞在ではこれらの対策として筋力トレーニングなどのプログラムが組み込まれているそうです。
 さて我らがサンダーバード5号ですが、国際宇宙ステーションやスペースシャトルとは異なり、人工的に重力が得られているようです。これは第21話「にせ者にご注意」の宇宙観測ステーション3号や、第32話「宇宙放送局の危機」のKLA宇宙放送局も同様です。
 地上と同じ1Gの人工重力下であれば、微小重力のような脱カルシウムや筋力低下も無いと思いますが、狭い宇宙ステーション内ですから、そのままでは運動量は少ないでしょう。意識的に体力づくりをしていないと地上に帰還したときに影響が出そうです。その点ジョンはスリムですし、第16話「オーシャンパイオニア号の危機」でも元気にレスキュー現場に出動しています。おそらくTB5号の中でも何らかの運動プログラムをしっかりやっているおかげだと思います。

 国際宇宙ステーション内には、ワードやエクセルの開発者であるチャールズ・シモニー氏が宇宙観光客として滞在しています。宇宙旅行の費用は30億円もしますが、そのお金を出せる事に驚いてしまいます。日本のサラリーマンの生涯賃金は2億円から3億円程度でしょう。4月9日から20日までの11日間(1日延長されたようですが追加料金は無いそうです。)のために30億円を出せる大富豪とはえらい違いです...。

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2007年4月18日 (水)

乱射事件

Photo_267  4月16日、アメリカ南部のバージニア州バージニア工科大学で32人が殺害される乱射事件がおきました。全米史上最悪の銃犯罪となったそうです。
 アメリカではコロンバイン高校の事件以降も、散発的に乱射事件がおきています。事件後に銃規制の動きが高まると、合衆国憲法で保障された武器を持つ権利を元に、全米ライフル協会(NRA)を始めとするロビー団体の圧力で押さえつけられてしまうのは、マイケル・ムーア監督の映画でもお馴染みです。
 銃器の所持を憲法で認める国というのは、アメリカ以外にあるのでしょうか? 3億人の人口に対して2億丁の銃があるそうです。日本の常識は世界の非常識と言いますが、日本ではとても考えられません。不法侵入者への銃使用を認める州が拡大しているそうですが、日本人留学生がハロウィンの時に射殺された事件が思い出されます。白旗でも振って歩かなければ命の保障は無いのでしょうか?
 先日も、いつかは家族で海外旅行に行きたいねと話したところ、子供(小学生)が「アメリカは銃があるから行きたくない。」と言います。子供もニュースで見聞きして、銃の怖さを感じているようです。ハワイには行きたいと言いますが、ハワイもアメリカの州と教えると困った顔をしていました。
 アメリカの乱射事件の続報が伝えられるなか、日本でも長崎市長が射殺されてしまいました。小生は職場旅行でサイパンへ行ったときに実弾を撃ったことがあります。紙の的ならゲームで済みますが、怒りにまかせて人間を撃ち殺すなどとても考えられません。日本ではまだ暴力団や外国人犯罪者などにしか銃が出回っていませんが、近年の”キレやすい”日本人が増えた事を考えると、もしアメリカのような銃社会だったら同様の悲劇が繰り返される事は間違いありません。
 被害に遭われた皆さんのご冥福を祈るとともに、アメリカの銃規制が進んで、悲劇が繰り返されない事と、日本の銃対策(押収・摘発)が進む事を願います。

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2007年4月15日 (日)

Z団の謎

Photo_266  第4話「ピラミッドの怪」に登場する謎の武装組織Z団のリーダーです。
 アラブ人風の容貌や髭が特徴的ですが、言語は意味不明です。要塞化されたピラミッドの地下でガスを採取している彼らの目的は最後まで明らかにされず、ラストの大爆発で跡形も無く破壊されてしまいます。
 「公式ガイド サンダーバード大百科(宝島社)」では、このZ団について《砂漠の下に何世紀も隠されてきたZ団の進化した文明》とありますが、本当にそう考えるべきなのでしょうか?
 ガス採取プラント、円環尾翼の戦闘機、対空ミサイル、モノレール(トレーシー島で使用しているものと同タイプ)などのテクノロジーから、外部と隔絶しているとは思えません。また、要塞建設にも多大な費用と資材、技術が必要な事から、外部との交流が全く無いとは考えにくいと思います。
 接近する航空機を撃墜するほど秘密保持が必要なのに、あえてピラミッドのような目立つものを要塞にしています。おそらく軍事区域として一般人の立ち入りを制限するなど、Z団の活動に関して要塞ピラミッドが位置する国家の後ろ盾を得ているのではないでしょうか。
 更に妄想を重ねますと、Z団が採取するガスは非常に価値が高いのではないでしょうか。そのため売却先(国?)から多大な援助を得ているものと思います。スコットが撃墜されたのがサハラ砂漠で、カマニデスのピラミッドが正四角錐の真正ピラミッドとあってエジプトが舞台と考え易いですが、北アフリカの大部分を占める広大なサハラ砂漠のどこかの国がZ団の取引相手なのではないかと想像を逞しくしています。

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2007年4月14日 (土)

カマニデスのピラミッド

Photo_130  第4話「ピラミッドの怪」に登場する謎のピラミッドです。
 サンダーバード1号がZ団の戦闘機に撃墜されて砂漠に不時着したのち、リンゼーとウィルソン両名に発見される場面があります。ここでTB1号とハーフトラックのサイズを比較すると、全長35mのTB1号に対してハーフトラック(カーゴ部除く)は約8mと推定できます。
 さらにハーフトラックとカマニデスのピラミッドのサイズを大まかに比較すると、底辺が約100m、高さが約45mとなりました。これはギザの3大ピラミッドのうち最も小さいメンカウラー王のピラミッド(底辺約100m、高さ65.5m)よりも小ぶりです。
 さて、このカマニデスのピラミッドはいつ建造されたのでしょうか。本年1月11日の「カマニデスの謎」で、ピラミッド内部にツタンカーメンの遺物が置かれている事を記事にしましたが、ピラミッドが建造されていた古王国時代とツタンカーメン王の第18王朝(新王国時代)とは1000年以上もの開きがあるそうです。近年ではピラミッドは王墓ではないとの説もありますから、ツタンカーメンの遺物が内部に存在する事は大いなる謎です。
 カマニデスのピラミッドはどこに位置するのでしょうか。ピラミッドはナイル河の氾濫を利用して石材の運搬をしていたことから、ナイル川西岸に集中しているそうです。近年は衛星写真を活用した遺跡の探索がされていますが、カマニデスのピラミッドは探検家両名が何日も捜し求めて偶然発見できたほど、その存在が明らかではありませんでした。
 これだけの大きさがあり、形がはっきりした正四角錘の真正ピラミッドですから、衛星写真で調べれば判りそうな気がします。存在が知られていないほどの辺境地なのでしょうか。少なくとも、ナイル川西岸とはまったく別の場所にあるような気がします。発見されないような何らかの方法がとられているのかもしれません。
 また、基底部に自動扉があったり、中段付近から対空ミサイルが発射されるなど要塞化されています。円環尾翼の謎の戦闘機が離着陸可能な出入り口も想定されますし、地下はコンクリート壁と鉄骨による巨大なドーム空間で、ガス採取プラントや戦闘機の格納庫、移動用モノレールなどが設置されています。

 以上の点から、カマニデスのピラミッドは古代のピラミッドを改造したというよりは、謎の武装組織が辺境の地にピラミッドの外観を模した要塞を建造したとも考えられます。

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2007年4月 8日 (日)

V22オスプレー

Photo_265  アメリカ海兵隊が垂直離着陸機能を持つ次期主力兵員輸送機MV22オスプレーを今年秋にも初めて実戦配備するそうです。
 主翼の両端にプロペラ部分の角度が変わる傾斜式回転翼(ティルトローター)を持ち、ヘリコプターと固定翼機の機能を兼ねるハイテク機です。(静岡新聞より)
 オスプレーと言えばチョコエッグの小さな模型か、ヘリボーンコレクション3の1/144模型でお馴染み(?)ですが、これらを眺めていると連想するのが劇場版「サンダーバード」に登場するグレンフィールド基地の救難ヘリです。オスプレーのようなティルトローターではありませんが、ツインローターの機体が何となく似ています。また、第31話「すばらしいクリスマスプレゼント」にも、ロケットの部品を運搬するテレビ中継の場面で少しだけ登場します。
 ヘリボーンコレクション3のオスプレーの解説文に《(ローター面を)最大で7度ほど後傾させて後進飛行することができる》とあります。飛行機が後ろに飛行出来るとは驚きます。開発中の墜落事故や軍事予算の削減などで計画が何度も破棄されそうになったようですが、《ヘリコプターの欠点である「搭載量の少なさ」や「航続距離の短さ」「遅い巡航速度」などの問題点を克服》した高い性能が採用を後押ししたのでしょう。
 軍事用だけでなく救難用や民間用にも活躍しそうなオスプレーは、サンダーバードに登場するツインローターヘリのご先祖と言えそうです。

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2007年4月 7日 (土)

修正しました。

Maikujeff_5  過日、バックナンバーやカテゴリーで記事を表示したところ、イラストが横に伸びて表示される事を発見しました。
 そこで、1年分の記事に一つ一つイラストを貼り付け直しておりましたが、本日その作業が終了しました。
 御見苦しい点がございました事を、お詫び申し上げます。

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2007年4月 4日 (水)

ブル足? ショベル足?

Photo_219  第5話「世界一のビルの大火災」で、MOLEの進路を切り開くため炎の中を進むFIREFLY(ジェットブルドーザー)です。
 サンダーバード・レスキューメカの足回りの大きさを、タカラの1/144PODメカシリーズから逆算しますと、クローラー部の長さが約7m、高さが2m以上あります。7m×2mといえば相当な迫力ですが、これだけでもサンダーバードメカの巨大さが判ると思います。
 工事現場で見かける土木機械でも、ここまで大きなものはなかなかありません。「The重建機(別冊ベストカー/講談社)」には、採石場や鉱山などで使用される超大型重建機が紹介されています。世界最大級ブルドーザーKOMATSU D575A-2はクローラーの最高部が1.85m、長さが約7mあり、サンダーバード・メカに近い大きさです。D575A-2のブレードは幅5.88m×高さ2.74mもあり、44立方mもの土砂を推し進める事が出来るそうです。
 サンダーバードのMOLEの重さは「サンダーバードクロスセクション(グラハム・ブレスマン/メディアワークス)」によれば30トン(MOLE部12トン+クローラー台車部18トン)ですが、このブルドーザーは機械質量が何と130トンもあります。重さもビッグなら、お値段もびっくりの3億円です。
 
 さてクローラーには、ブル足とショベル足の2つの形式があるそうです。「重機図鑑/スーパーマシンのしくみ徹底解剖(山海堂)」によれば、《ブルドーザーは移動する事によって、前方の排土板で土砂を押しのけ、仕事をする。油圧ショベルのほうは、停止したまま、上部旋回体とフロントアタッチメントを使って仕事をする。クローラーは目的地に達するために使うのみ》とあります。
 ブル足は動きがスムーズで走行性能を重視した構造、ショベル足は耐久性に優れているそうです。ショベル足は三角形(おにぎり型)の突起がドライブタンブラーにはまりこんで回転しますが、サンダーバードのクローラー部にも同様の突起があります。レスキューメカの足回りは、ビッカーズ・ビガー・トラクターのラジコン模型を利用しているため、どのメカも共通の形状をしています。メカの用途からすれば、足回りは機動性が高いブル足が採用されそうですが、三角型の突起があるのでショベル足かもしれません。
 前記「重機図鑑」によれば、どちらの足回りを採用するかもう一つ基準があるそうです。《巨大なマシンでは断然ショベル足だ。ブル足の構造では、リンクとシューを接合しているボルトに力が集中し、重みに耐えきれずに切れてしまうのだ。》とあり、この点からもサンダーバード・レスキューメカの足回りはショベル足と言えそうです。

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