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2007年4月 4日 (水)

ブル足? ショベル足?

Photo_219  第5話「世界一のビルの大火災」で、MOLEの進路を切り開くため炎の中を進むFIREFLY(ジェットブルドーザー)です。
 サンダーバード・レスキューメカの足回りの大きさを、タカラの1/144PODメカシリーズから逆算しますと、クローラー部の長さが約7m、高さが2m以上あります。7m×2mといえば相当な迫力ですが、これだけでもサンダーバードメカの巨大さが判ると思います。
 工事現場で見かける土木機械でも、ここまで大きなものはなかなかありません。「The重建機(別冊ベストカー/講談社)」には、採石場や鉱山などで使用される超大型重建機が紹介されています。世界最大級ブルドーザーKOMATSU D575A-2はクローラーの最高部が1.85m、長さが約7mあり、サンダーバード・メカに近い大きさです。D575A-2のブレードは幅5.88m×高さ2.74mもあり、44立方mもの土砂を推し進める事が出来るそうです。
 サンダーバードのMOLEの重さは「サンダーバードクロスセクション(グラハム・ブレスマン/メディアワークス)」によれば30トン(MOLE部12トン+クローラー台車部18トン)ですが、このブルドーザーは機械質量が何と130トンもあります。重さもビッグなら、お値段もびっくりの3億円です。
 
 さてクローラーには、ブル足とショベル足の2つの形式があるそうです。「重機図鑑/スーパーマシンのしくみ徹底解剖(山海堂)」によれば、《ブルドーザーは移動する事によって、前方の排土板で土砂を押しのけ、仕事をする。油圧ショベルのほうは、停止したまま、上部旋回体とフロントアタッチメントを使って仕事をする。クローラーは目的地に達するために使うのみ》とあります。
 ブル足は動きがスムーズで走行性能を重視した構造、ショベル足は耐久性に優れているそうです。ショベル足は三角形(おにぎり型)の突起がドライブタンブラーにはまりこんで回転しますが、サンダーバードのクローラー部にも同様の突起があります。レスキューメカの足回りは、ビッカーズ・ビガー・トラクターのラジコン模型を利用しているため、どのメカも共通の形状をしています。メカの用途からすれば、足回りは機動性が高いブル足が採用されそうですが、三角型の突起があるのでショベル足かもしれません。
 前記「重機図鑑」によれば、どちらの足回りを採用するかもう一つ基準があるそうです。《巨大なマシンでは断然ショベル足だ。ブル足の構造では、リンクとシューを接合しているボルトに力が集中し、重みに耐えきれずに切れてしまうのだ。》とあり、この点からもサンダーバード・レスキューメカの足回りはショベル足と言えそうです。

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コメント

重みの問題もあるが、土の質(ねんどみたいな)などもあって、故障の起きないものを採用しないといけないですね。
サンダーバードはどんなところでも、対応できるところが凄いと思います。
雷おやじさま、サンダーバードランド計画を楽しみにしていますよ。
春のイベントは何でしょうか!
野外でペネロープ嬢のガーデンパーティはどうでしょう。

投稿: ちゃむちゃむ | 2007年4月 5日 (木) 23時41分

ちゃむちゃむさん、コメントありがとうございます。
 本を読んでいてなるほどと思ったのが、ブルドーザーは前進よりも後退の方がスピードが出るそうです。土を押し進める時はそれほどスピードを必要としないのですが、押し終わったあとに次の土の所にバックするのが早いと効率よく作業が出来るそうです。
 レスキューメカは、一刻でも早く救助現場に到達するのと、危険が迫ったら速やかに脱出するための足回りが必要と思います。その点ではブル足の方が相応しいですね。
 サンダーバードランド計画(FIRST-ISLAND PROJECT)は、すっかり休眠してましたね。冬眠実験していた動物園の熊さんも目覚めたようなので、こちらも再開しましょうか!?

投稿: 雷おやじ | 2007年4月 6日 (金) 20時39分

なんと、30トンと、130トン、・・・4倍以上の重量差があったとは。・・・2号ら乗せる時、左右に分けて乗せると、バランス悪くて、傾きそうですねー。(^^;) そんなことちぃーとも考えずに、お気楽に作っておりました。(爆)  これからは、4倍以上に重そうに描かなくては・・・・(どうやって描こう・・・?)

投稿: 三型 | 2007年4月 7日 (土) 23時51分

三型さん、コメントありがとうございます。
 「サンダーバード・クロスセクション」によればMOLEは合計30トンですが、ジェットブルドーザーの重量は不明です。KOMATSUのD575A-2が130トンもあるのは驚きですが、ジェットブルドーザーは2号での運搬を考慮して軽量化されているのかもしれません。専門的なことは判りませんが、大量の土砂を押し進めるのには自重が必要なのかもしれませんね。

投稿: 雷おやじ | 2007年4月 8日 (日) 18時28分

うーん、なるほど。 足回りが、しっかり(重量がないと)しないと、瓦礫の山を片付けられませんから、当然、足腰は強度、重量、耐熱、耐火性が求められ、且つ凄い馬力が必要となりますねー。(^^)
でも、できるだけ軽量化しないと、機動性が損なわれそうなので、コクピットなどの上の部分で薄くて軽量な素材を使用しているのではないでしょうか。 そのため、バージルが耐熱(火)服を着てコクピットに座っていたのかと。(笑)

〔三型さま:コメントの移動が出来なかったので、勝手ながら代筆(コピー→貼り付け)させていただきました。ご了承下さい。〕

投稿: 三型(代筆:雷おやじ) | 2007年4月 8日 (日) 21時59分

三型さん、コメントありがとうございます。
 PODメカの中でも、高速エレベーターカー(3号)に次いで酷い目に遭うのがファイヤーフライ(ジェットブルドーザー)でしょう。強力なカヘリウム鋼製のはずですが、レスキュー後は熱でかなり傷んでます。
 バージルは耐熱服を着ていますが、第22話「公爵夫人の危機」ではDOMO(吸着ハンド車)を操縦するスコットが制服のままなので、暑さで大変そうでした。クーラー付いてないんでしょうかね?

投稿: 雷おやじ | 2007年4月 8日 (日) 22時18分

温暖化対策の一貫として、クーラーは付けない! 使わない!!(さすが国際救助隊)(^^;)

お手数おかけいたしました。m(_ _)m

投稿: 三型 | 2007年4月 8日 (日) 22時56分

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