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2007年4月23日 (月)

被雷事故

Photo_271  第23話「恐怖のモノレール」に登場する太平洋モノレールの監視ヘリジェット304号です。雷撃を受けてモノレールの支柱に激突してしまいます。
 「カミナリはここに落ちる(岡野大祐著 オーム社出版局)」に、飛行機の被雷事故に関するページがあります。
 《アメリカ空軍では、気象に関わる事故の統計がありますが、そのうち半数以上は落雷によるものだそうです。ただし、被雷が直接飛行機の墜落につながることは、非常にまれなようです。》とあります。この304号機を操縦中に雷撃を受け”非常にまれ”なはずの墜落をしてしまったジョー操縦士は実に不運だったと言えそうです。
 同書には、飛行機は氷粒などと衝突して帯電するため、《主翼や尾翼の後ろに長さ0.15センチメートル程度の短針が多数取り付けてあり、飛行機の避雷針に相当する》とあります。この短針は機体に貯まった電気をコロナ放電させる目的と、《雷電流が飛び込んできたときに、機体のとがった部分の直接的な損傷を防止する》目的があるそうです。
 金属のとがった部分に大電流が流れるときに発生する熱で《機体の飛行を維持する部分が欠損すると大事故につながるので、取り替え可能な短針を主翼や尾翼に取り付けて、雷電流による損傷を受けるようにしています。》とあります。
 さて、グラフトンをはじめとするいかがわしい連中が経営する太平洋モノレールですが、稚拙な自動化でコストダウンを図っていることからも、監視ヘリジェットのメンテナンスが疎かだった可能性があります。取り替えが必要な短針も十分に交換されておらず、雷撃を直接尾翼に受けて墜落したのかもしれません。

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