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2007年5月31日 (木)

海賊衛星?

Photo_289  2003年と今年2月に打ち上げられた日本の4基の情報収集衛星が、「宇宙物体登録条約」に基づいた国連への登録をおこなっていないことがわかったそうです。
 この国際条約は、平和利用を前提に各国が打ち上げた人工衛星などを識別するのが目的ですが、欧米の軍事衛星も未登録のものが多いそうですし、違反しても罰則は無いそうです。
 サンダーバードの世界では、第32話「宇宙放送局の危機」に国際宇宙コントロールという機関が登場します。衛星の軌道を管理していますが、未登録の海賊放送局KLAを把握していなかったために事故がおきてしまいます。
 現在は衛星だけでなく、10cm程度のスペースデブリも把握できていますので、たとえ無登録の衛星があっても大丈夫と思われますが、同条約が発効する1976年より10年も前に、衛星の国際管理という設定をしていたサンダーバード製作陣の先見性を感じます。
 さてこのビルですが、ちょっと見ただけではどのお話に出てきたものかわかりません。ざっと確認しただけでも、第6話「原子炉の危機」、第21話「にせ者にご注意」、第24話「危険な遊び」、そして第32話「宇宙放送局の危機」と何度も登場しています。もしかしたら、複数の組織の合同庁舎なのかもしれません。

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2007年5月29日 (火)

名コンビ?

Photo_288  第30話「太陽反射鏡の恐怖」に登場する、モンテビアンコのホテル支配人ファッシーニ氏と使用人のブルーノです。
 このお話の舞台はイタリアですが、「別冊宝島 僕たちの好きなサンダーバード(宝島社)」の「サンダーバード事件簿 国際救助隊、活躍の軌跡」を読むまで、メキシコあたりだとずーっと思い込んでいました。
 また、ブルーノ氏の顔が第16話「オーシャンパイオニア号の危機」に登場する、オールペッツ社のアーサー卿のパペットと同じものと思っていましたが、よく見ると全く違っていました。(アーサー卿は頬がこけたご老体でした。)
 ファッシーニ支配人の服に何となく見覚えがあると思ったら、第5話「世界一のビルの大火災」の暴走車の助手席に座っていた男性と同じものでした。流行のデザインなんでしょうか?
 さて、この二人を見ていると何故か”爆笑問題”を連想してしまいます。おバカ丸出しで人を笑わせたかと思えば政治家相手に熱く語る太田さんと、柔らかくまとめる役の田中さんの名コンビです。
 某製薬会社のAGA(男性型脱毛症)の広告にも登場していますが、「爆笑問題・田中さんは広告上のキャラクターであり、いまのところ、うす毛ではありません。」という意味深なコピーに笑ってしまいました。髪の毛に不安がある人は、ファッシーニ氏のように額が拡大する前に治療したほうがよさそうですね。

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2007年5月27日 (日)

バイオ燃料

Photo_287  バイオエタノール燃料は、成長時に二酸化炭素を吸収する植物が原料なので、燃焼しても(計算上は?)二酸化炭素が増える事がないそうで、地球温暖化の抑制と化石燃料の枯渇への対策として注目を浴びています。
 ところが、原料のトウモロコシ需要が急増しているため、トウモロコシを使った飼料や食料品の値上がりがおきています。飼料の値上がりは食肉の値上がりにもつながります。また、大規模な灌漑のおかげで地下水が枯渇するなど、良い話ばかりでは無さそうです。

 5月26日の静岡新聞朝刊に、「バカの壁」でおなじみの養老孟司氏のコラムがありました。地球温暖化自体には間違いが無い事や、地球温暖化問題がアメリカの政治問題になっている事、イラク戦争がアメリカの石油確保のための戦争である事などが書かれています。二酸化炭素の排出量はアメリカが四分の一で、中国、EU、ロシアと続きますが、日本は意外にも5%に満たないそうです。
 養老氏は、地球温暖化の根本はアメリカの石油依存、高エネルギー消費文明にあり、石油の枯渇と二酸化炭素による温暖化という二つの問題解決に未来がかかっていると説きます。また、代替エネルギーを考える以前に、高エネルギー消費文明を許すべきでないと思っているそうです。

 さて、第10話「ニューヨークの恐怖」の冒頭の油田火災の場面です。サンダーバードの世界では、2065年(2026年?)になっても化石燃料の枯渇は起きていないようです。
 「トンデモ科学の見破り方(ロバート・アーリック著 草思社)」に「石油、石炭、天然ガスは生物起源ではない」という章があります。これらの資源は、埋もれた植物が分解して出来た生物起源のものと考えられているため化石燃料と呼ばれていますが、コーネル大学を退官したトマス・ゴールド氏は、地球の元々の構成物質であるとの説を唱えています。
 もしこれが正しければ、現在考えられているよりも遥かに大量の資源が存在している事になるそうです。著者のアーリック氏の判定は「トンデモ度ゼロ(そうであってもおかしくない)」でした。

 石油などの燃料資源の枯渇が無いとしても、高エネルギー消費に走る人間の意識を改めないと、未来はこないかもしれませんね。 


 
 

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2007年5月26日 (土)

お宝発見?

Photo_286  先日、リサイクルショップに行きました。お目当てのホビーコーナーのほか、家電品や楽器、古着や食器など色々な物が置かれています。少し奥まった所にジャンク品と書かれたコーナーがありました。パーツ取りのための壊れかけたパソコンやオーディオのほかに、レーザーディスクが大量に並んでいました。
 今どきレーザーディスクを買う人がいるのかと思いますし、ジャンク品と書かれていては手を出す人も少ないでしょう。
 そんな事を考えながら次の売り場へ行こうとしたとき、この劇場版サンダーバードのレーザーディスクBOXが目にとまりました。既にDVDを持っているので、改めて買うつもりは無かったのですが、黄色い帯に書かれている「劇場公開時復刻パンフレット(サンダーバード&サンダーバード6号)」、「公開時のキャビネ・スチール写真(8×2セット)」、「解説書」などの特典が気になります。発売当時15000円(+税)もしたものが2000円ですから、レーザーディスクを見ることが出来なくても、パンフレット代としては許容範囲と思いました。
 レジで中身を確認させてもらったところ、欠品も無く良好な保存状態でしたので購入しました。ちなみにレーザーディスクの”ジャンク品”とは、中身を確認していない事なのだそうで、傷や音飛びが有るか無いかわからないそうです。
 ディスクのジャケットは、劇中の写真や小松崎さんのイラストを使った豪華なもので、DVDには無い良さがあります。解説書では、吹き替えの際にオリジナルの台詞の長さに合わせる努力を全くしなかった大泉 滉さん(ブレインズ)のエピソードが笑えました。
 今回、復刻版ですが劇場版のパンフレットを手にする事が出来てよかったと思います。メカや物語の解説文は今の目で読むとおかしな部分も多いですし、トレーシーヴィラの写真が反転しているなどの点も気にはなりますが、資料的な価値は十分あると思います。スチール写真も1枚の欠損も無く全て揃っていました。白黒写真ですが、コレクター心をくすぐるアイテムです。
 ちなみに、お店の人にレーザーディスクを再生できる機械が無いか聞いたところ、2万円もするとの事で、そちらは遠慮しておきました。

 劇場版のパンフレットを欲しいと思う方は、復刻版でも構わなければ中古のレーザーディスクBOXを探してみる事をお勧めします。

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2007年5月24日 (木)

最近、気になること

Chikyuu_6  「地球温暖化防止に関する主要国首脳会議」で、アメリカの強い抵抗のため、温室効果ガス削減の数値目標を宣言に盛り込む事が出来ないようです。
 アメリカは自国の経済への悪影響を懸念して、強硬な姿勢を変えようとしません。
 数値目標だけでなく「気候変動が加速している」などの表現を削除するように求めているそうです。
 アメリカのコロラド大学の研究チームが、「気候変動に関する政府間パネル」の予測を越す速さで北極の海氷が急速に減少していると発表したそうです。海氷の消滅が今世紀前半にも起こる可能性があるそうです。
 また、NASAの衛星観測では南極の積雪も広範囲で融解しているそうで、「地球温暖化が広範囲に影響している事を示す初の兆候。」だとか。北極も南極も人間に警鐘を鳴らしているのに、どうやらブッシュさんには聞こえないようです。
 サミット宣言の草案には、「気温上昇を2度以内に抑える努力をする。2度以上になれば対応は困難」との記述があるそうです。”困難”な状況になったとき、地球はどうなっているのでしょうか。
 7月7日には、ゴア元副大統領ほかの呼びかけで、世界150以上の有名ロックバンドや歌手による地球温暖化防止の大規模コンサート「ライブ・アース」が開催されます。日本では京都と幕張メッセが会場になるそうです。
 手遅れになる前に、気温上昇が2度以内に収まるよう世界が協力できないものでしょうか....? 

(参考 静岡新聞5月16日夕刊、5月22日朝刊)

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2007年5月20日 (日)

第46回 静岡ホビーショー

Photo_285  本日、静岡ホビーショーに行ってきました。晴天に恵まれ、例年同様に大盛況でした。
 始めにモデラーズフリマへ直行してみましたが、サンダーバード物はバンダイのジェットモグラ(電動のものとゼンマイのもの、各2000円くらい。)、タカラの1/144電動TB2(1万円を切っていました。)程度しか見かけませんでした。
 屋外展示の実物の自衛隊車両の後ろには、海上自衛隊の展示室がありました。南極観測船で持ち帰った石や氷を触らせてもらう事もできました。
 モデラーズクラブ合同作品展会場でサンダーバード物を探したところ、汚しの無いきれいなMOLEと、イマイ(アオシマ?)の秘密基地、変わったところではウルトラマンに出てくるビートル機をスティングレー(海底大戦争)やTB2に似せて塗装してあるものがあった程度です。皆さんの力作を眺めていると、いつか自分も!と思えてきます。
 アオシマのブースでは、噂のTB2プロップレプリカが展示されていました。大きくて迫力があるのですが、小生はタカラの伸縮脚TB2で十分満足な気がします。壁のパネルにはTB1とTB3も発売予定とありました。(発射区画も付属?)
 今回、買ってみたいと思ったのがコトブキヤのメカニカル・チェーンベース(3種)です。SF風のメカを置くベースと、壁のパネルや武器の運搬車などの小物がセットになっています。連結も可能で、トレーシー島の秘密基地を作るのにも役立ちそうです。6月の発売が楽しみです。
 昨年はTBものをあれこれ買うことが出来たのですが、今年は寂しい限りです。その代わりに買ったのがエアフィックスの1/72バートル(400円!)と、タミヤの1/100バートル(200円!!)でした。これを使って第2話「ジェット”モグラ号”の活躍」に登場する監視ヘリコプターが作れないかと考えています。

(追記)
 「アオシマのホビーショーのブログ」http://hobbyshow.exblog.jp/に、TB2レプリカモデルとモデラーズクラブのトレーシー島秘密基地の写真があります。

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2007年5月14日 (月)

ホビーウィーク2007

Photo_283  第46回静岡ホビーショーの開催が近づいてまいりました。5月17日~18日が業者招待日、19日~20日が一般公開日となっています。
 今年はサンダーバード関連はあまり期待できそうにありませんが、アオシマのHPを見るとレプリカのTB2が展示されるようです。コンテナが外せないとか値段が高すぎるとか、あまり前評判が良くないのですが、見せてもらえるだけで十分です。コナミやYUJINは展示予定無いのでしょうか。
 モデラーズクラブ合同展や自衛隊車両の展示(今回は海自も参加するとか)、フリーマーケットやタミヤの本社見学も楽しみですが、今年は「ホビーのまち静岡『ホビーウィーク2007』」が展開されるそうです。
 会場からは少し離れていますが、静岡市中心部の青葉公園でもイベントが開催されますし、静岡県立美術館ではボックスアート展「プラモデルパッケージ原画と戦後の日本文化」を20日まで開催中です。おまけに鉄道模型ファンには「グランシップ・トレインフェスタ2007」と、まさにホビーだらけの静岡市であります。
 ホビーを堪能して、美味しい新茶を味わって、さらに静岡県の誇る県立美術館のロダン館(ロダン作品群の常設展示館です。)を、ぜひご覧下さいませ。

詳しくはこちら
第46回静岡ホビーショー     http://www.hobby-shizuoka.com/
シズオカ・ホビー・ウィーク2007 http://www.shizuokahobbyweek.com/index.html
 

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2007年5月12日 (土)

世界一のビルの大火災(その8)

Photo_282 第5話「世界一のビルの大火災」を考える8回目です。
 トンプソンビルは、なぜ全焼し崩壊させられたのでしょうか。陰謀には何らかの目的があり、メリットがあるからこそ行われるはずです。
 「タイタニックは沈められた(ロビン・ガーディナー&ダン・ヴァンダー・ヴァット著 集英社)」に、北大西洋航路を処女航海中の巨大豪華客船タイタニック号が氷山に激突して沈没したのは、《船長が船主の手先にそそのかされ、やみくもにスピードを上げ、そこにあることがわかっていた浮氷原に突っ込んだ》という「故意による過失」によるものと書かれています。
 タイタニック号の姉妹船オリンピック号は、英国海軍の巡洋艦ホークとの衝突事故により船尾に大きな穴があく損傷を受けていました。この事故がオリンピック号側の過失とされたため保険が適用されず、建造費の六分の一にも当たる修理費を負担することとなりました。さらに処女航海の9ヵ月後には、スクリューブレードが脱落するという事故がおき、機関や船体に重大な損傷を受けていました。
 赤字の元のオリンピック号と建造中のタイタニック号は、同時期に造船所のドックに並んでいました。外観はほとんど変わらず、僅かなプレートや備品の差し替えですりかえることが可能だったようです。そしてタイタニック号を名乗る旧オリンピック号を氷山に激突させて沈める事で、タイタニック号の保険を使って100万ポンドを回収したとの説です。
 乗員乗客あわせて2200名のうち、700名ほどしか助からなかった大惨事ですが、もしこの本が事実とすれば、首謀者にとっては人命よりもお金の方に価値があったのでしょう。

 9.11のワールドトレードセンターの崩壊に関しても「暴かれた9.11疑惑の真相(ベンジャミン・フルフォード著 扶桑社)」に、同様の利益を得た人物がいることが書かれています。テロの6週間前にWTCビル群のリース権を得たシルバースタイン氏は、多額のテロ保険金を手にする事になりました。また、WTCツインタワーはランニングコストがかかりすぎる”お荷物”で、アスベストの使用も問題でしたが、テロのおかげで効率よく解体できたとも書かれています。
 これ以外にも、テロを予測したかのような株取引(航空会社の株が売られ、軍事・セキュリティ関連株が買われた)があったそうですから、ビルのオーナーだけでなく他にも利益を得ていた人たちがいる事は間違いありません。

 これらを踏まえてトンプソンビルの陰謀を妄想すると、例えばビルの設計に重大な問題があることが判明し、公になれば収益が見込めないと考えて、保険が効くうちに崩壊させたとも考えられます。
  

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2007年5月 8日 (火)

世界一のビルの大火災(その7)

Photo_281  第5話「世界一のビルの大火災」を考える7回目です。
 トレーシーラウンジでトンプソンビルの救助を振り返る場面があります。日本語版では「事故を起こした人たちは大丈夫だったのかしら?」となっていますが、英語版の字幕ではスコットが運転手の性別を聞き、ミンミンが”女性ドライバーだった”と新聞記事に書かれていることを告げます。英語版はいかにも女性ドライバーの運転が(一般的に)下手だと言っているように聞こえますので、日本語版はやんわりと修正したのではないでしょうか。
 ラストでようやく慎重な運転をするようになった女性ドライバーですが、それにしてもこのカップルが逮捕もされないのはどういう事でしょうか? 火災による直接的な被害だけでも5000億円以上はあると思います。これだけの被害額に対して得られたものが安全運転だけとは、DVDの解説で池田憲章氏が「ブラックユーモア」と述べている通りです。

 さて、火災では鉄骨のビルは崩壊しないというジョン・コールマン博士の説に基づいて、トンプソンビル崩壊の陰謀について考えてみたいと思います。
1.自動車事故の偽装
 トンプソンビルに向かう路上で、蛇行運転を繰り返す女性ドライバーがパトカーに捕まります。これで運転の下手な女性がトンプソンビルに向かっている事が公式に記録に残ります。その後、地下駐車場にこの女性が運転する車が突っ込み火災が発生するのも、監視カメラに記録されたことでしょう。これは新聞で性別が報道されることからも明らかです。これにより火災の原因が”自動車事故”であることが明確になります。
2.謎の爆発
 しかし次におこる地下駐車場の大爆発が腑に落ちません。まるで可燃性ガスが溜まっていたかのような爆発です。おそらく何らかのガスか爆発物が仕掛けられていたのではないでしょうか。
3.消防設備の故障
 火災感知器は作動しますが消火設備が全く動作しませんし、主換気口の閉鎖も不能という事態に陥ります。超超高層ビルのオープン初日ですから、消防設備の確認試験や消防署の検査が終了している事と思います。機械には初期トラブルがあるとは言え、これほどまでに不具合が多発するのは異常事態と思います。ビルの全焼を狙った何者かが、消防設備に何らかの破壊工作をしたとも考えられます。
4.消防車への指示
 管理センターの対応もいささか疑問が残ります。ビルの管理者が消防車を指揮する権限を有するのかよく判りませんが、おそらく何らかの取り決めがされているのでしょう。避難者のパニック防止対策として消防車を12地区へ誘導して待機させますが、これにより消火活動が遅れてしまい、結果的に消火困難になってしまいます。
5.火災中の爆発
 上部階に燃え移ったあと、爆発の炎が窓を破って吹き出す場面があります。火災の熱によりガラスが破れて新鮮な空気が入り、フラッシュオーバー(バックドラフト)を起こしたのかもしれませんが、鉄骨を破壊するための爆発物が仕掛けられていた可能性もあります。
6.閉じ込めの謎
 カーター家の3人が閉じ込められたのは偶然なのでしょうか? 3人がモノレール乗り場を探しているときに、誰かが意図的に誤った通路を教えたのかもしれません。大惨事で人命が脅かされ通常の手段では救助不可能な場合は、国際救助隊に出動を要請する事でしょう。救助に成功すれば一般の関心はそちらに向けられるでしょうし、救助に失敗したり国際救助隊のメンバーにもしもの事があれば、ビルの崩壊以上の関心を集めるに違いありません。

以上の点からトンプソンビルの火災と崩壊は、何者かが仕組んだものと妄想する雷おやじです。冒頭のカップルも一般人ではなく、訓練を受けた破壊工作員なのかもしれません。そのため別人になりすまして、捕まることも無く自動車で走り去っていくのでした。
 
 

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2007年5月 6日 (日)

世界一のビルの大火災(その6)

Photo_280  第5話「世界一のビルの大火災」を考える6回目です。
 主排気口の閉鎖が出来ず上階に火がまわり、あっという間に屋上まで延焼してしまいます。一人の人命を失う事も無く無事に避難が出来た事は奇跡と言えます。
 暴走車が炎上してから10秒ほどで駐車場の爆発が起きていますが、ラストで問題のカップルが無事に登場していることからも、二人が安全な場所に逃げる時間は十分にあったのでしょう。この時点で、二人が通報するとか消火器で消火するなどの措置をしていれば、このような大惨事にはならなかったと思います。
 消防車があと7分で到着するとか、国際救助隊に連絡してからもう15分になるといった台詞からも、実時間と物語上の進行時間にはだいぶ開きがあるようです。火災発生からビルの崩壊までどれほどの時間が経過しているのか明らかではありません。おそらくは、2~3時間ほどあったのではないでしょうか。
 普通の鉄骨は350℃程度で強度が低下するそうです。このため耐火被覆をしたり、600℃まで強度が低下しない耐火鋼材を使用します。日本では建物の部分により1時間耐火、2時間耐火、3時間耐火などが定められていますが、トンプソンビルは耐火時間を越えて燃え続けたために崩壊したのでしょうか。
 「9.11 陰謀は魔法のように世界を変えた(ジョン・コールマン博士 成甲書房)」に、ワールドトレードセンターが粉々に崩れ落ちた事に関して、爆発物を使用した解体であったと述べています。《過去75年間にアメリカで起きたすべての火災を調べてみた。だが、鋼鉄支柱のビルが倒壊した記録は1件もなかった。メリディアンプラザは38階建ての鋼鉄支柱のビルで、1991年火災に見舞われた。八つのフロアが19時間にわたって炎に包まれた。その間ずっと強い熱にさらされていたにもかかわらず、そのビルは倒壊しなかったのである。》とあり、ビルが火災にあって倒壊(崩壊)したのはワールドトレードセンターだけのようです。

 コールマン博士の陰謀説が正しいとすると、トンプソンビルの崩壊も陰謀が絡んでいる可能性が...。

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2007年5月 5日 (土)

世界一のビルの大火災(その5)

Photo_279  第5話「世界一のビルの大火災」を考える5回目です。
 トンプソンビルの防災管理センターの二人は火災発生からさまざまな手段を講じて延焼を防ごうとしますが、消防設備の故障が相次ぎ、全焼からビルの崩壊に至ります。
 高さ900m近い超超高層ビルには、いったいどれほどの人がいるのでしょうか。9.11テロで崩壊したワールドトレードセンターは5万人が働き、一日当たり20万人が出入りしていました。エンパイアステートビルは1日に2万5千人が出入りするそうです。
 トンプソンビルは12のホテルがありますが、世界中の商品を居ながらに買い求める事が出来るそうなので、モノレールで繋がれた商店街とは別にタワー内にも多くのお店があるのでしょう。最上階付近には展望室や展望レストランがあると思いますし、オフィスも誘致されている事でしょう。
 カーター氏が駐車場のゲートを通過する際、カウンターが8802となっています。おそらく駐車台数と思われますが、1万台収容の駐車場のほとんどが車でいっぱいになっています。平均2名乗車としても1万8千人はお客様がいそうです。それ以外にビルのスタッフが千人以上いるでしょう。
 地下道に閉じ込められてしまったカーター家を除く約2万人を一人残らず退避させることが出来たのは、管理センターの係員の尽力に負うところが大きいと思いますが、それ以外の要因を考えてみました。
 駐車場がビルの地下にあることは、主換気ダクトの閉鎖が出来ずに上階へ延焼した事からも明らかですが、商店街はモノレールで繋がっているのでビルからは離れた位置にあります。お客さんのほとんどは、この商店街へ行っていたのではないでしょうか。午前中の早い時間帯でホテルのチェックインまではまだ時間があって、宿泊客が部屋にいなかった事も考えられます。オープニングセレモニーや報道関係へのお披露目は前日までに済ませていたのかもしれません。
 350階展望室はかなり人気があって混雑していると思いますが、現在ギネスブックに載っている世界最速のエレベーターが分速1000m以上ですから、上階への延焼が小規模なうちにエレベータを使った避難が出来るかもしれません。
 以上の点から、実際にタワービルにいた人数は千人程度だった可能性があります。お客様のパニックに配慮した対応が効を奏したと言えますが、消防車をかなり遅くまで待機させていた事が延焼を助長し、結果的にビルの全焼に繋がってしまったのかもしれません。

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2007年5月 4日 (金)

世界一のビルの大火災(その4)

Photo_277  第5話「世界一のビルの大火災」を考える4回目です。
 暴走車の事故から火災が発生し、ごく短時間で駐車場全域で爆発が起きています。まるで駐車場の天井部分に可燃性ガスが溜まっていたかのようです。
 駐車場の可燃物といえば車の燃料があります。2065年に現在と同様のガソリン車が使われているか判りませんが、新しい方式のエンジンと従来のガソリンエンジンが混在しているかもしれません。ガソリン車以外にも、燃料電池車は水素を封じ込めたタンク(爆発の危険は無いようです)を積んでいますし、タクシーのようにLPGボンベを積んだ車もありそうです。
 また、1980年の静岡市地下街爆発事故で飲食店からのガス漏れやメタンガスの発生が原因と考えられたこともありますので、何らかのガスが滞留していた可能性があります。
 日本の消防法では地下階にガス漏れ火災警報設備の設置が定められていますが、トンプソンビルはどうだったのでしょうか。消火設備や防火ダンパーの作動不良のためビル全体に火が回り崩壊してしまうほど消防設備に不備がみられますので、仮にガス漏れ火災警報設備が設置されていたとしても正常に動作するとは思えません。
Photo_278  自動消火装置が作動せず初期消火に失敗したたため、地下通路の扉を閉める事で火災を地下に閉じ込めようとします。扉の閉鎖が完了し、自然鎮火を待つ作戦でしたが、主通風孔の防火扉が閉まらず上の階に燃え移ってしまいます。
 巨大な地下駐車場ですから、自動車の燃料はかなりの量でしょうし、燃焼するための酸素も十分あると思います。日本の建築基準法では「最上階から数えた階数が15以上の階」は耐火時間3時間となっています。はたしてトンプソンビルの地下駐車場は、3時間以内に自然鎮火できるのでしょうか?

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2007年5月 2日 (水)

世界一のビルの大火災(その3)

Photo_276  第5話「世界一のビルの大火災」を考える3回目です。
 女性ドライバーの暴走運転により発生したトンプソンビル地下駐車場の自動車事故が、あっという間に大爆発につながります。これにより火災感知器が動作しますが、自動消火装置(スプリンクラーシステム)は作動しません。
 スプリンクラーといっても散水するタイプではなく、駐車場のため油火災等に適した泡消火設備と思われます。ポンプから圧送された水と泡消火剤を混合し、さらに発泡機器で泡を作って消火剤にしています。
 この消火設備が自動でも手動でも作動しなかった原因は何でしょう。配管系統にいくつかの弁が設置されていますが、これらの弁が何らかの原因により閉じられたままですと放出されません。管理主任が緊急措置をとるよう指示します(字幕では非常システムを作動させるように指示)が、まったく反応しません。
 次に、火災を駐車場の第一ブロックで封じ込めようと通路の扉を閉鎖します。世界一のビルのオープン初日とあれば大変な人の賑わいのはずですが、迷路のような地下道に迷い込んだカーター家だけが逃げ遅れたようです。もしかしたら管理センターも、一般客が入り込むとは想定していないようなとんでもない区画へ迷い込んだのかもしれません。
 防火扉を閉鎖する際の確認を監視カメラだけでおこなっていますが、館内放送をしていません。超超高層ビルですから館内には数万人がいると思われます。管理センターも人々がパニックを起こさないような配慮をしているようですが、扉を閉めるブロックだけでも放送できれば閉じ込めは防げるのではないでしょうか。また、かくれんぼのおかげでカーター家を見落としてしまいますが、部外者が部屋に出入りできないよう施錠するなどの配慮が欠けていますし、ビルのスタッフが部屋で作業しているかもしれないのに通路の確認だけで済ませています。
 日本の消防法では、火災感知器等に連動して音響や音声で火災を知らせる事が義務付けられています。地階の場合は出火した階とその直上階、およびその他の地階に鳴動させるとなっていますので、カーター家がいる場所にも火災発生を知らせるべきと思います。
 防火扉は閉じられても出入りできるような構造になっているそうですが、トンプソンビルの防火扉はまるで人を閉じ込めるための扉のように見えます。区画された部分から防災センターに連絡する手段もありません。このような設備でありながら、閉じ込められたのがカーター家の三人だけだったとは奇跡としか言いようがありません。

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