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2007年5月27日 (日)

バイオ燃料

Photo_287  バイオエタノール燃料は、成長時に二酸化炭素を吸収する植物が原料なので、燃焼しても(計算上は?)二酸化炭素が増える事がないそうで、地球温暖化の抑制と化石燃料の枯渇への対策として注目を浴びています。
 ところが、原料のトウモロコシ需要が急増しているため、トウモロコシを使った飼料や食料品の値上がりがおきています。飼料の値上がりは食肉の値上がりにもつながります。また、大規模な灌漑のおかげで地下水が枯渇するなど、良い話ばかりでは無さそうです。

 5月26日の静岡新聞朝刊に、「バカの壁」でおなじみの養老孟司氏のコラムがありました。地球温暖化自体には間違いが無い事や、地球温暖化問題がアメリカの政治問題になっている事、イラク戦争がアメリカの石油確保のための戦争である事などが書かれています。二酸化炭素の排出量はアメリカが四分の一で、中国、EU、ロシアと続きますが、日本は意外にも5%に満たないそうです。
 養老氏は、地球温暖化の根本はアメリカの石油依存、高エネルギー消費文明にあり、石油の枯渇と二酸化炭素による温暖化という二つの問題解決に未来がかかっていると説きます。また、代替エネルギーを考える以前に、高エネルギー消費文明を許すべきでないと思っているそうです。

 さて、第10話「ニューヨークの恐怖」の冒頭の油田火災の場面です。サンダーバードの世界では、2065年(2026年?)になっても化石燃料の枯渇は起きていないようです。
 「トンデモ科学の見破り方(ロバート・アーリック著 草思社)」に「石油、石炭、天然ガスは生物起源ではない」という章があります。これらの資源は、埋もれた植物が分解して出来た生物起源のものと考えられているため化石燃料と呼ばれていますが、コーネル大学を退官したトマス・ゴールド氏は、地球の元々の構成物質であるとの説を唱えています。
 もしこれが正しければ、現在考えられているよりも遥かに大量の資源が存在している事になるそうです。著者のアーリック氏の判定は「トンデモ度ゼロ(そうであってもおかしくない)」でした。

 石油などの燃料資源の枯渇が無いとしても、高エネルギー消費に走る人間の意識を改めないと、未来はこないかもしれませんね。 


 
 

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コメント

 映画館でもらった「月刊シネコンウォーカー6月号(角川メディアハウス)」の70頁に、バイオガソリンの事が載っていました。トウモロコシやジャガイモでバイオエタノールを作り、ガソリンに混ぜたものです。食品の値上がりにつながりそうですが、国産のバイオエタノールは余剰米などから作られるので、国産の食品の値上げには影響しないとか。ガソリンの値段がまた上がってきましたが、バイオガソリンは通常のガソリンよりも20円ほど高いようです。
 代替燃料も必要かもしれませんが、食品の値上がりの影響を受ける人々は世界中にいると思います。エネルギー消費を抑える事や、省エネ技術を広めることの方が大切な気がします。

投稿: 雷おやじ | 2007年6月 2日 (土) 17時51分

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