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2007年9月30日 (日)

JINXED PLANE

Photo  3月に高知空港で胴体着陸をおこしたボンバルディア機ですが、その後も世界各地でトラブルを引き起こしています。
 今月だけでもデンマーク西部とリトアニアの空港で、スカンジナビア航空機の主脚が折れて胴体着陸していますし、ミュンヘン空港ではドイツ・オーグスブルグ航空機の前輪が出ず、胴体着陸しています。
 また、昨日は天草エアラインのボンバルディア機が離陸途中に燃料漏れを起こして飛行を中止するトラブルがありました。
  第7話「原子力機ファイヤーフラッシュ号の危機」で、ファイヤーフラッシュの行方不明を報じる新聞です。”縁起の悪い飛行機、飛行禁止”、”ファイヤーフラッシュは災難をおこしがち?”と見出しにあります。第1話、第7話ともファイヤーフラッシュ自体には問題なく、テロや妨害工作が原因でしたが、ボンバルディア機にこれほどトラブルが頻発するとは異常な事態ではないでしょうか。設計に問題があるのか、製造の問題か、メンテナンスの不備なのか分かりませんが、早急に解決しないことには乗客は安心して空の旅を楽しめません。

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2007年9月27日 (木)

F1日本グランプリ開幕

Photo  明日28日から30日にかけて、静岡県駿東郡小山町の富士スピードウェイで、F1日本グランプリが開催されます。
 1976年に日本初のF1が富士スピードウェイで行なわれたものの、翌年の観客2名の死亡事故により中断されたそうです。
 20年間F1日本グランプリを開催してきた鈴鹿との招致合戦に競り勝って、今回が30年ぶりの開催となりました。周辺の宿泊施設の不足や、最寄り駅から距離があることなどの課題も多く、チケット&ライド方式(一般観戦客の来場を全てバスとし、チケット購入時に駅や場外駐車場を指定する)が効を奏するか気になるところです。マイカーで会場に来てしまう観客や路上駐車で、大渋滞となる可能性が十分あります。ルールを守って観戦していただきたいですね。
 人口約2万人の小山町に、世界中から延べ28万人もの観客が訪れる大イベントが、無事に成功する事を願っています。

 さて第19話「オートレーサー・アランの危機」で、パロラサンズのレースに優勝するアランのレースカーです。ブレインズの先進技術が用いられた特別なマシンと、アランの卓越した運転技術で優勝は当然と言えそうです。
 秘密を盗み出そうと画策するゴメスとギレスピーの二人が、アランとおばあちゃんを大変な目に遭わせますが、最後には国際救助隊の出動で車もろとも崖下に転落する事となります。
 秘密を盗みだすと言えば、マクラーレン・メルセデスがライバルのフェラーリの内部情報を不正に入手して盗用したとの報道があったばかりです。国際自動車連盟(FIFA)が課した罰金1億ドル(約115億円)には驚かされました。
 マクラーレンは高い代償を払う事になりましたが、卑劣なゴメスとギレスビーの両名は命をなくすという最も高い代償を払ったのでした。

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2007年9月24日 (月)

デハビランド・タイガーモス

Photo  モデラーズフリマIN静岡の会場をあとにして家に向かう途中、静岡市駿河区の「レインボー・テン」という模型ショップに車を走らせていました。このお店は、静岡市内でも一番と言って良いほどの売り場面積と品数の多さがあります。
(詳しくはこちらをご覧下さい。http://www.rainbowten.co.jp/japan/index.html
 サンダーバードものは、入ってすぐの特価品コーナーに「モコモコの噴射煙付きの1号」があったほかは、キャラクターもののコーナーに「小松崎画伯版ジェットモグラ」があるくらいでした。
 今回の小生のお目当ては飛行機模型のコーナーです。広い店内を探したところ、以前から欲しかった「デハビランド・タイガーモス」がありました。てっきりエアフィックスの製品と思っていたのですが、箱をよく見るとSMER(セマー)というチェコの模型メーカーでした。
 これがあれば劇場版「サンダーバード6号」の、翼にしがみついて銃で撃ち合ったり、道路上をスタント飛行するハチャメチャな迷場面を再現できます。それにしても、実際に翼にしがみついて飛行したらどれくらい耐えられるのでしょうか?
 それを実写で映画化したのが「カプリコン1(ピーター・ハイアムズ監督)」の軍用ヘリとの追跡シーンです。ジェームズ・ブローリン演じる宇宙船の船長さんが翼にしがみついてスタントする場面は迫力満点です。エリオット・グールド演じる記者が宇宙飛行士を探すために農薬散布用の飛行機をチャーターしますが、前の座席に座った記者に向かってテリー・サバラス演じるパイロットが「頭下げろ!!」と怒鳴るところが面白かったです。
 そういえば、この映画はサンダーバードを作ったITCの作品でした。偶然かもしれませんが、映画「サンダーバード6号」に通ずるものを感じます。 

(2007年10月5日 太字部分を修正しました。記者と船長を間違っていました。ちゃんと確認しないと駄目ですね。いま思えば、宇宙飛行士の白い服を着たスタントマンが翼にしがみついていましたから...。失礼しましたー!!)

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2007年9月23日 (日)

箱代ですから

Photo  モデラーズ・フリマin静岡に行ってきました。会場のツインメッセ静岡(北館、南館)は、静岡ホビーショーの会場としておなじみですが、今回のフリマは北館を貸切で行なわれていました。
 会場に入ると実車(レプリカ)のキューベルワーゲンやウニモグ、軍用ジープが展示してあります。模型作りを通り越して、実車の所有まで行ってしまうとは、凄いミリタリーファンですね。
 お目当てのサンダーバード物は、今井の「モグラ(モーター走行)」や「サンダーバード・ブルドーザー(ゼンマイ)」などほんの数点しかありません。当時物では定価50円の「ゴードン」が4000円でした。相場は8000円ほどですから、これでもかなり安いそうです。
 ブースの奥に「ラジオコントロール・サンダーバード2号」がありましたので、お値段を聞いたのですが、売り物ではなくデモンストレーションで動かすための物だそうです。(こちらの相場は15万円とか。)
 会場の奥にはタミヤの売り場が広々と設けられていました。1/100のF-104がありましたので、衝動買いしてしまいました。これでサンダーバードのエアー・シー・レスキューの編隊を作れたらと...。

 さて、この「《ゼンマイ動力》 サンダーバード・ブルドーザー」は、お値段50円でした。おそらく83-84年再販品と思われますが、半組み立て済みのうえ、肝心の反射板や車体上部の部品が無いジャンク品のためです。部品が揃っている未組み立ての物は800円でしたから、箱代として考えれば50円は安いお買い物でした。 

(2007年10月14日、太字箇所を修正しました。川嶋さんのサイトhttp://www.sunfield.ne.jp/~kawasima/tb/kit/imai/index.htmlで確認させて頂いたところ83-84年の製品と判明しました。)

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2007年9月21日 (金)

”かれいどスコープ”さん

Photo_3  久々の東京出張で激務(!?)をこなした後は、  ストレス解消にサンダーバード物を探訪の、ぶらり途中下車の旅に突入です。
 今回は「サンダーバード懐古基地」さんのお店紹介記事に載っていました”かれいどスコープ”さんにおじゃましました。東武東上線・大山駅北口を降りまして、徒歩数分のところにあります。(詳しくは「サンダーバード懐古基地」さんの記事をご覧下さい。http://thunderbirds.la.coocan.jp/
 お店のご主人に”懐古基地”さんの記事を読んで訪ねた事を告げると、色々お話してくださいました。1年前にその記事が載った頃は、サンダーバードのプラモデルがたくさんあって、多くのお客さんが来たそうです。現在はあまり多くはありませんが何点かサンダーバードものがありました。
 最初に目に付いたエックスカーのお値段を聞いたところ、5万円ぐらいとの答えにびっくりしました。ではその横のスカイシップ1は...。(それよりちょっと高いそうです。) 小生にはとても買えるお値段ではありません。当時物(初版物)の値段の高さには驚いてしまいます。ご主人がおっしゃるには、初版のサンダーバード2号は50万円出しても欲しいとの事で、更に驚いてしまいました。(店長「ほとんど箱代なんですけどねー。」、小生「そ、そうですね...。」)
 そのほかには、2号のパノラマセットとか、90年代再販の秘密基地、今井の5号とかペネロープ号などがショーケースにありました。その中で小生に手が出せる範囲の「サンダーバード秘密基地Ⅱ」「サンダーバード1号(コロ走行)」「パイロットセット」「MINI CD BOY TB-2&TB-4」の4点を購入しました。再販品なので(希少価値があまり無くて?)定価で良いとの事でしたが、少しおまけして下さいました。
(ありがとうございました!)

 秘密基地のプラモデルを作ったことがあるか聞かれて、まだ作っていないと答えると、ギヤの音がかなり騒々しいと教えてくださいました。こういう事は作ってみないとわからないですよね。集めることはしても、作る楽しみからちょっと遠ざかっていた自分を感じました。模型雑誌に載るようなプロ級の腕では無いことは自分が一番承知していますから、とにかく作って楽しむのが自分に合っているような気がします。

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2007年9月19日 (水)

エアライン・フライト・バッグ

Photo 先日、雑貨屋さんでパンナムのフライト・バッグを見かけました。お値段3000円ほどでしたので、復刻版と思います。
 その昔、まだ日本では海外旅行が夢の夢だったころ、フライト・バッグを持っていることはちょっとしたステータスシンボルだったようです。

 サンダーバードでは、第1話「SOS原子旅客機」で、ロンドン空港の待合室の場面で、エアー・テレニアン航空のフライト・バッグをミンミンが持っています。ファイヤーフラッシュの機内でも椅子の横に置かれています。
 このバッグをミンミンはお気に入りのようで、第20話「湖底の秘宝」でも使っています。どうしてそんなに好きなのかといいますと、ボーイフレンドのアランのイニシャルと同じ”A・T”だからでしょうか?

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2007年9月18日 (火)

こんな感じでした

Photo  一年ほど前の事ですが、こんな車が前を走っていました。同乗していた皆がチョロQみたいと言っていましたが、丸みを帯びた形に、緑色のボディとリアスポイラーからサンダーバード2号を連想してしまいました。
 これに黄色いラインを引いて、”THUNDERBIRD 2”の文字を入れれば、完璧な2号チョロQになりそうです。(MARCHファンの皆様、失礼しました!)

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2007年9月16日 (日)

F-104

Photo  サンダーバードに登場するゲストメカのうち、戦闘機によく用いられているのがロッキードF-104スターファイターのプラモデルであることは、「ファンタスティックコレクション サンダーバードアルバム2(朝日ソノラマ 伊藤秀明/池田憲章)」に紹介されています。
 1/48のF-104プラモデルが”AIR SEA RESCUE”機や、Z団の円環尾翼の戦闘機(第4話)、某国新型テスト戦闘機(第11話)、RTL2輸送機を襲う某国戦闘機(第28話)などに使用されています。
 さらに第29話「恐怖の空中ファッションショー」では、新型旅客機スカイトラストのテスト飛行を報じる雑誌に、ハッケンバッカー博士(ブレインズ)の写真と共に2機のF-104が写っています。
 F-104はミサイルのような細い胴体に小さな翼をつけた形状から、”The Ultimate Manned Fighter”(究極の有人戦闘機)と呼ばれていたそうです。徹底的に無駄を排して絞り込んだ機体のため、兵装の搭載量が少ない事からアメリカ空軍向けは少数に留まってしまいましたが、NATO諸国や日本では全天候型多目的戦闘機として長く活用されました。
(参考:「自衛隊の名機シリーズ 航空自衛隊F-86/F-104(イカロス出版)」、「JASDF Collection F-104J解説書」)
 F-104のプラモデルはハセガワから1/32、1/48、1/72が出ているそうですが、不精な小生としては1/144の食玩か、チョコエッグのF-104を改造して、これらのゲスト戦闘機が作れないかと夢想しています。

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2007年9月14日 (金)

祝!打ち上げ成功

Photo  日本の月周回衛星「かぐや」を載せたH2Aロケット13号が種子島宇宙センターから打ち上げられ、予定の軌道に入ることに成功しました。
 数回の軌道調整と2個の子衛星の分離を経て、約40日後に高度100kmの観測軌道にうまく入れるか、まだまだ安心できませんが、約1年間の観測が無事に終えられるよう願っています。

 「ロケットの打ち上げはいつ見ても素晴らしい。」は、第3話「ロケット”太陽号”の危機」のジェフ・トレーシーの台詞ですが、今回のイラストは第32話「宇宙放送局の危機」のセンチネル基地から打ち上げられるテルサット4号にしてみました。

 総理大臣が辞任しておかしな事になっていますが、頑張れニッポン!!

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2007年9月12日 (水)

すべての爆弾の父?

Atmiccloud120  ロシア軍が核兵器に次いで世界で最も破壊力のある新型通常爆弾「すべての爆弾の父」を開発し、投下実験に成功したそうです。
 これまで世界最大の破壊力の通常爆弾は、アメリカが開発した「MOAB:モアブ 全ての爆弾の母」でしたが、ロシア軍はその4倍の破壊力があるとしているそうです。
 ロシアのテレビでは爆撃機から投下された爆弾が爆発し、巨大なきのこ雲が沸き上がり、強烈な爆風と高熱によって建物がなぎ倒され、一帯が焦土と化した実験の様子を放映したとか。(参考:静岡新聞)
 小生がイメージしていた”核兵器に次ぐ破壊力の爆弾”とは、映画「アウトブレイク(ウォルフガング・ペーターゼン監督 1995年)」に登場する燃料気化爆弾でした。ニュースで時々聞く”デイジーカッター”は、この燃料気化爆弾の事と思い込んでいましたが、今回調べてみたところ全然別のものでした。

 さて、きのこ雲と言えば第6話「原子炉の危機」の原子炉施設の爆発事故です。オーストラリアの灌漑用原子力ステーションに潜入したフッドと警備員の銃撃戦により、施設が破壊されて爆発に至ります。原子力発電に用いられる燃料の濃縮率は原爆とは全然違いますので、この場面のような核爆発を起こすことはありえないのですが、大規模な事故が起きればチェルノブイリのような放射能汚染を引き起こす事は十分考えられます。その点からも「原子炉の危機」のきのこ雲は、言い知れぬ恐怖を感じさせます。

 それはさておき、爆弾の父とか母とか、ふざけた名前の物を開発して人や物を跡形も無く吹き飛ばそうという考えが理解できません。核兵器は簡単に使えないから、通常兵器の威力を高くしようというわけですが、いつまで人間はこんな事を続けなければならないのでしょうか。

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2007年9月11日 (火)

本当の原因

Photo  8月にアメリカのミネソタ州ミネアポリスでおきた橋の崩落事故の原因が何か、1冊のマンガ本にその答えがありました。
 「戦争中毒 アメリカが軍国主義を脱け出せない本当の理由(ジョエル・アンドレアス著 きくちゆみ監訳 合同出版)」という反戦マンガです。
 連邦政府の税収のうち、47%が軍事費として使われており、社会福祉や教育予算は切り詰められているそうです。税収のうち、1世帯あたり年間4000ドル近い金額が世界最強の軍を作り上げる費用として使われているそうです。
 そもそもアメリカはなぜ最強の軍事国家になったのか、その血塗られた歴史や誰が影で儲けているのか、アメリカ軍に蹂躙された国々のこと、その代償を払っているアメリカ国民のことなど、厚さ1cmにも満たないマンガ本ですがなかなか読み応えがあります。
 第5章”軍国主義の高い代償”には「橋や上下水道はボロボロ。政府はそれらの維持に必要なお金を十分に出さないから...。」と書かれています。超大国の内側に潜むインフラの劣化という脆さも、政府自らが招いた事と言えますが、一般市民には迷惑な話です。

 さて、サンダーバードにはアメリカ軍が何度か登場します。「別冊宝島 僕たちの好きなサンダーバード 全エピソード完全ガイド(宝島社)」の、”2065年の世界の軍事情勢”というコラムに、サンダーバード世界におけるアメリカ軍について書かれています。
 ”巨大な軍事力で世界に幅ハバを効かせているのがアメリカ軍である”、”国連=アメリカ軍の図式をも連想させる”、”アメリカはテロリストの影を追って世界のどこへでも出動する。これは現在のアメリカに驚くほど酷似している。”、”けっして平和が約束された世界ではないのは確かだ”等々、どうやらサンダーバードの世界でもアメリカの戦争中毒ぶりは変わらないようです。

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2007年9月 9日 (日)

工場萌え

Photo  図書館で「工場萌え(石井 哲/写真 大山 顕/文 東京書籍)」を借りました。以前、工場に萌える人と、ダムに萌える人の対決を深夜番組で見たことがありましたので、世の中には変わったものが好きな人がいるものだと思っていました。写真集を見ていると、配管のゴチャゴチャ感や巨大な構築物に、少しばかり”萌え”ている自分を感じます。
 本の帯に”工場萌え”チェック項目が書かれています。「工場を見るとわくわくする」「コンビナートを見るとときめく」「なぜか工業地帯の風景に癒される」「ブレードランナーが好き。」ぐらいまではなんとか解るのですが、「パイプが好き。かっこいい配管を見るときゅんとする。」「錆びた鉄の感じを愛している。」となると....。マニアの感覚は凄いですねー。(まあ、サンダーバードの事を考えない日は無い、誰かさんも似たようなものですが。)

 さて、サンダーバードにも工場が何度か登場します。オープニングの大爆発も工場ですし、災害の現場としてしっかり”工場燃え”しています。

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2007年9月 8日 (土)

トランスフォーマーとアメリカ軍

Photo  映画「トランスフォーマー(マイケル・ベイ監督)」のアメリカ軍について感じたことです。(以下、ややネタバレ注意です。)
 冒頭、中東の駐留基地を襲うトランスフォーマーと戦うアメリカ軍が描かれます。現地の少年と仲の良い陸軍大尉が、小隊を率いる準主役として活躍します。
 基地は全滅しますが、生き延びた小隊が少年の村に辿り着き、少年の父親から携帯電話を借りてペンタゴンと連絡を取ります。応援を要請してA-10攻撃機やガンシップで、サソリ型のトランスフォーマーを撃退します。
 その後、お話はアメリカ本土に移り、人間の味方のトランスフォーマーと協力して敵をやっつけて勝利します。この映画のアメリカ軍は、正義の味方、ハイテク兵器などの強力な軍備と勇気ある兵士、中東の人たちにも受け入れられているといった良いイメージに溢れています。

 「現代の戦争被害 ソマリアからイラクへ(小池政行著 岩波新書)」に、そんな印象とは全く異なったアメリカ軍の現実が描かれています。国連平和維持軍としてソマリアの内戦に赴き、アイディード将軍を拘束する任務に失敗するのは、映画「ブラックホークダウン」でもお馴染みです。米国兵士の死体が冒涜される映像が世界に流れ、アメリカの世論は政府を激しく非難しました。
 これにより「ゼロオプション」と呼ばれる自軍兵士の犠牲ゼロを目指す戦闘方法が取られることになります。その方法はハイテク兵器を活用し、ステルス爆撃機で精密誘導爆弾を敵の拠点に向けて発射する事です。また、国連軍として米軍が活動することを止め、国際社会を無視する単独の軍事行動を取ることも、ソマリア以降のアメリカの方針になっています。
 小池氏は、ゼロオプションとアメリカ単独の軍事行動が、民間人犠牲者を増加させていると指摘しています。ハイテク兵器、ピンポイント爆撃、精密誘導と聞かされると、本当に軍事施設だけを破壊しているように聞こえますが、実際にはピンポイントと呼べるほどの正確さではなく、かなりの誤爆があることはニュースでもよく採り上げられています。
 また、破壊力や非人道性が高いため「特定通常兵器」と呼ばれるクラスター爆弾や、劣化ウランで砲弾の強度を高めた劣化ウラン弾などが使用されています。1発のクラスター爆弾には202個の子爆弾が入っていますが、その子爆弾の10~20%が不発弾であり、地上で対人地雷のような働きをします。劣化ウラン弾は爆発すれば放射能を撒き散らす恐ろしい兵器です。核兵器を作る際に発生する核のゴミを爆弾の材料に使って、相手の国に放射能を平気で撒き散らすのが、今のアメリカ軍のやり方です。
 またイラク人捕虜をアメリカ兵が虐待したことは記憶に新しいですし、アメリカ兵の死者に比べて、イラクの民間人の死亡者数が極端に多い事からも、イラク人の尊厳や命の重さを軽視していることが判ります。
 そんな事を考えると、トランスフォーマーのアメリカ軍の良いイメージも、しぼんでしまいます。CV-22オスプレイや戦闘機がカッコいいと呑気に言っている平和ボケした日本のメカ好きおやじですが、現実にその兵器から爆弾を落とされる国の人から見たら「何がカッコいいんだ!」と怒られそうです。

 さて第21話「にせ者にご注意」に登場するアメリカ海軍の空母から発進する戦闘機です。カタパルトからミサイルのように発射するので滑走路は要りません。
 このアメリカ海軍機ですが、機体にはUN(国連軍)の文字がありますし、アメリカ軍のマークの丸の中の図柄が変わっています。2065年(2026年?)のサンダーバードの世界では、アメリカは単独主義から国際協調の路線に変更したのか、それともアメリカ一国で国連軍を形成しているのでしょうか。

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2007年9月 3日 (月)

トランスフォーマー

Photo  映画「トランスフォーマー(マイケル・ベイ監督 2007年)」を観ました。
 オープニングのCV-22オスプレイの編隊飛行で、メカ好きおじさんのボルテージがいきなり高まりました。他にもF-117やC-130、A-10サンダーボルト、F-22戦闘機などの軍用機や、MH-53ペイヴローなどのヘリも登場します。米軍が戦闘機などの他にも、空軍基地やペンタゴン内での撮影、人的な面でも全面的に協力したとパンフレットにあります。
 その米軍の最高指揮官である合衆国大統領が、エアフォースワン(大統領専用機)の場面でちょっとだけ登場します。靴を脱いで寛いでいる赤い靴下の大統領が「おやつを持ってきて。」と女性の乗務員に言います。顔は映りませんが、いかにも今の大統領を連想させるキャラクターです。おやつを準備する場面で、落としてしまったお菓子(現大統領が喉に詰まらせたような固いプレッツェルではなく、柔らかそうなチョコパイのようなものです。)を女性乗務員が味見しますが、かなり不味そうな表情をします。軍の協力を得ながらも大統領の事をちょっぴりお笑いネタにしてしまうのがアメリカ流なのかもしれません。

 さて、劇場版サンダーバード(THUNDERBIRDS ARE GO)に登場する2重ローターのレスキューヘリです。以前にも記事にしましたが(http://ir-fan.cocolog-wbs.com/blog/2007/04/post_4c3c.html#comments)、V-22オスプレイに何だか似ている気がします。

 肝心のトランスフォームするロボットやストーリーに関しては、おじさんちょっと付いていけませんでした...。

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2007年9月 2日 (日)

平和だねー

Photo  青い空をゆっくりと漂う雲を眺めるとき、ついつい「平和だねー。」とルパン三世の台詞が出てしまいます。
 「ルパン三世 カリオストロの城」で、偽札の謎を解くためカリオストロ公国に向かう途中、愛車のフィアット500のタイヤがパンクして交換する場面です。
 のんびりとした雰囲気から一転して、クラリス姫が乗るシトロエンを追う謎のリムジンとのカーチェイスに移ります。
 この場面を見るたびに、第19話「オートレーサー・アランの危機」のレースシーンを連想するのは私だけでしょうか? また、このゴメツとアランの抜きつ抜かれつの場面で、逆に「カリシロ」を連想したりもするのです。片側がガードレールで、向こうには湖のようなものが見えますし、敵役が車を押し付けて妨害するところも似ています。(まあ、よくある場面なのかもしれませんけれど。)

 そんな事を考えつつ、9月のアイコンはこの場面となりました。カーナンバー2番のアランと、ライバルのカーナンバー7番ビクター・ゴメツがぶつかると2+7=9になるというオチでした...。

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