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2007年10月14日 (日)

ノーベル平和賞

Photo  映画「不都合な真実」でお馴染みの”アメリカ大統領になり損ねた男”ゴア元副大統領と、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の双方に、2007年度のノーベル平和賞受賞が決定しました。

 気候変動(地球温暖化)に関する知識を広め、必要な対応策への基礎を築くよう努めたことなどが受賞の理由です。今回の受賞で、地球温暖化が人為的な温室効果ガスの排出が原因であると、広く世界に認知される事でしょう。

 これに対するホワイトハウスの声明は「(ゴア氏の業績は気候変動)問題を周知させた」とあるだけで、ブッシュ大統領が他の問題にも取り組んでいる事を強調した、皮肉に満ちた内容だったとか。10月2日には、アメリカ上院エネルギー委員会の委員長が「ブッシュ大統領が2009年に任期満了となるまでは、地球温暖化対策法はできそうにない」と発言したそうです。

 民主党の次期大統領候補者エドワーズ元上院議員は「ジョージ・ブッシュを大統領に選ぶという『最も不都合な真実』によって、地球全体の平和と繁栄が脅かされたことに光を当てた」と、今回の受賞の意義を表現したそうですが、全く同感です。

 世界に地球温暖化の危機を訴える事に成功しましたが、これからの対策が重要です。民間団体オックスファムが、地球温暖化によって発展途上国が被害を受けることを防ぐには、年間約500億ドル(約5兆9千億円)が必要で、日本はこのうち13%にあたる約65億ドル(約7670億円)を負担する責任があると試算したそうです。CO2の排出量のほぼ半分が米国起源で、日本は10%強だとか。温暖化を一番加速させているアメリカが、温暖化対策に一番反対しているとは、何とも皮肉な話です。2009年を待たずに、ブッシュさんにはレッドカードで退場願いたいものです。

 さてさて、2065年のノーベル平和賞受賞者を予想しますと、「国際救助隊」が最有力候補でしょう。人物の特定は極めて困難ですが、ひたすらに人命救助に尽くす国際救助隊の創設者(ジェフ・トレーシー氏)やメンバーにその栄誉がもたらされるのではないかと、小生の妄想は膨らむのでした。

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コメント

アメリカも目先の利益に欲をださないで、子孫のことを考えてみたらと言いたくなりますね。
実際、農業などに地球温暖化の影響をだせば、国民に大きく影響がでていることは、政府もわかっているのに。
このままだとビンボウなアメリカになりますよ。

救助隊は候補になるでしょう。
いつかは、救助隊の精神を受け継ぐ本物の国際救助隊がでることを願いたいと思います。

投稿: ちゃむちゃむ | 2007年10月15日 (月) 21時45分

ちゃむちゃむさん、コメントありがとうございます。
 「嘘つき大統領のアブない最終目標(ポール・クルーグマン著 早川書房)」を読み終えたところです。タイトルはふざけた感じがしますが、プリンストン大学のクルーグマン教授がニューヨークタイムスに書いた真面目なコラム集です。
 この中でブッシュ政権の目標とは、富裕層ばかりが得をする大減税で財政赤字を悪化させ、それを口実に社会福祉を切り捨てるものと指摘しています。金持ちを太らせて貧乏人を飢えさせる政策ですが、最終的には民主主義を崩壊させるところまで考えているのかもしれません。
 先日もブッシュ大統領が「低所得家庭児童への公的医療保険の拡充法案」に拒否権を行使する見通しと報じられていました。何でそんな事をするのか不思議に思っていましたが、この本を読んで納得した次第です。
 
「救助隊の精神を受け継ぐ本物の国際救助隊」を願う、ちゃむちゃむさんに同感です。私利私欲に走らず、人命救助に全力を尽くす大富豪ジェフ・トレーシー氏の爪の垢を煎じて、アメリカの富裕層に飲ませたいものです。

投稿: 雷おやじ | 2007年10月15日 (月) 22時34分

 温室効果ガスの排出量を2050年までに半減させれば、世界の平均気温の温度上昇を2度程度に抑えられ、地球温暖化による重大な被害を回避できるとのIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第四次統合報告書の最終案が明らかになったそうです。
 この実現のためには今後10年以内に、温室効果ガス排出量を減少に転じる必要があるそうです。早急な対策が望まれますが、大きな対策は国レベルで考えてもらうとしても、個人として出来る省エネ生活を心がけたいと思います。

 ブッシュ大統領は遊説先で「京都議定書は経済を失速させる”悪い政策だ”」と述べたそうです。先進国に温室効果ガス削減を義務付ける国際協定に反対する姿勢を改めて示した形ですが、こんな状況では10年以内に温室効果ガスを減少に転じるのも難しいかもしれません。ゴア大統領待望論が復活するのも無理からぬ事です。

投稿: 雷おやじ | 2007年10月17日 (水) 21時21分

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