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2008年2月12日 (火)

宇宙放送局の危機(3)

Photo  身勝手でいい加減なDJリック・オーシェと生真面目なローマンの二人ですが、この人選はどのように決まったのでしょうか。
 一流のDJならば、わざわざ宇宙へ行かなくても仕事はありそうですし、海賊放送ではなく、正式な放送局に雇われるはずです。危険も伴う事ですから、そこそこの知名度のリックが選ばれたと想像できます。
 ローマンは番組の技術者というだけでなく、衛星の事にも精通していますし、宇宙遊泳の技術も巧みです。どこかの国の元宇宙飛行士なのか、海賊衛星を製造・打ち上げした会社の技術員なのかもしれません。
 それにしても「俺は階段を登るのも怖いんだ」とアランに話すオーシェが、よく宇宙飛行をしたものです。ロシアでは大金持ち相手に宇宙旅行ビジネスが行なわれていますが、数日間の宇宙旅行のためでも、訓練を重ねてから乗り込ませます。未来の宇宙旅行でも、このような訓練が行なわれているかは判りませんが、オーシェも訓練無しで乗り込んだとは考えられません。
 海賊衛星を製造し打ち上げるという莫大なコストに加え、乗組員の訓練費用や打ち上げ後の管理などを考えると、単に海賊放送のためとはとても考えられません。無人衛星で十分放送可能なはずですが、宇宙からわざわざ放送することに何か意味があるとは思えません。コストも無人衛星の何倍もかかる事でしょうから、投資に見合った効果が期待できるのか疑問です。
 そこで妄想を働かせたところ、このKLAは単に宇宙放送をするのが目的ではなく、何かの隠れ蓑にしているのではないでしょうか? 海賊衛星のふりをしつつ、極秘に敵国を探査をしたり、敵対する国の衛星を破壊・妨害するなどの目的が考えられます。あるいは「宇宙条約」に違反して大量破壊兵器を搭載しており、地上からの命令に応じて発射するのかも....?
 もう少し現実的に考えると、無重力状態(二人がいる部屋は人工重力があるようですが)を利用して地球上では製造できない物質の合成などを請け負っているのかもしれません。それも、正式な認可を受けずに秘密裏に製造したい思惑のある企業などの物かもしれません。
 おそらくリックは何も知らずに、面白半分に宇宙放送の誘いに乗ったと思われます。ローマンは、リックの知らないところでその極秘任務を遂行していたのではないでしょうか。スポンサーの”ハニー・クランチ・クリスピー社(?)”も、その陰謀の隠れ蓑なのかもしれません。
 

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コメント

このエピソードは最終回ではなかったですか。
記憶違いかもしれませんが、これでもう終わりなのかと
さみしかった覚えがあります。

投稿: スタンリーメタボリック | 2008年2月13日 (水) 21時07分

スタンリーメタボリックさん、コメントありがとうございます。
 「宇宙放送局の危機」は、最終話として1966年12月4日にNHKで日本初回放映されたそうです。
 英国では31話目として1966年11月6日に初回放映されました。(英国での最終話は「すばらしいクリスマスプレゼント」です。)
 NHKでは、放映が終了した翌週の12月11日から同枠で16本が再放送されたそうですが、この「宇宙放送局の危機」は入っていませんでした。

投稿: 雷おやじ | 2008年2月14日 (木) 21時33分

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