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2008年3月30日 (日)

センチネル号

Photo  第10話「ニューヨークの恐怖」に登場するアメリカ海軍の最新原子力戦艦センチネル号です。油田火災のレスキューを終えて帰還途上のサンダーバード2号を、ミサイルで攻撃して墜落寸前のダメージを与えてしまいます。
 「サンダーバード・メカニックファイル(伊藤秀明・柿沼秀樹/双葉社)」の”徹底座談会”に、このミサイル攻撃に関する記述があります。(130頁) 少し長くなりますが、柿沼氏の言葉を引用させていただきます。
 『米空母がTB2号を誤射してしまうまでの経緯は、とんでもなくリアルですね。応答がないので、まずTB2号を仮想敵と認識して警戒レベルを上げる、次にTB2号が転進したのをニューヨークに航路を変えた! と誤認してしまい撃墜する! という。冷戦時代にいかにもありそうな誤射で。自分たちの既知以外の存在に突然警戒感を高める! というあのシチュエーションは子供番組の枠を越えていた。飛んで来るTB2号を空母のクルーが「航空機にしては速すぎる! ミサイルにしては遅いぞ!」と分析して未知のクラフトだ! と断じるやいなや艦長が「攻撃を許可する!」というくだりにはギョッ! とするリアリティがある。ヒーロー(主人公)が誤射されて撃墜されてしまうストーリーとかは日本のアニメ、特撮ではないでしょ。米海軍はご丁寧に三回も波状攻撃を仕掛けて来る!(笑)。』

 ジェフがワシントンに連絡し、ようやくミサイル攻撃が中止されます。その後、TB2号の緊迫の着陸場面になるためか、センチネル号からTB2号を気遣う様子や追跡する場面はありません。アメリカ軍やセンチネル号の立場としては、誤射ではなくアメリカ軍の軍規や交戦規定に則った攻撃であり、責任は無いと突っぱねる可能性が高いと思われます。
 あれだけの損害を受けても、ジェフは損害賠償を請求しないのでしょうか。国際救助隊のメンバーは秘密ですから公の場には出れないですし、難しいところです。それとも代理人を立てて裁判に?

 そんな因縁浅からぬセンチネル号に、ニューヨーク・エンパイアステートビルの救助でTB4号の運搬を依頼する国際救助隊です。本来ならばあまり良い関係ではありませんが、人命救助が最優先の国際救助隊はそんな事を気にしていません。

 それよりも心配なのがアメリカ海軍がTB4号の先進技術をスパイする事ではないでしょうか? ゴードン1人だけですし、4号から離れて到着をイライラと待っています。その間に米軍の技術者がこっそりと忍び込んで.....。何しろ1号も2号もセキュリティの甘さは変わりなく簡単に忍び込まれてしまいますから、4号も同じ可能性があります。

 さて、サンダーバード・ゲストメカのプラモデルを妄想する雷おやじですが、1/700ウォーターラインシリーズ第1弾として、このセンチネル号はいかがでしょうか。コナミのTB2号がだいたいこのスケールですから共演も可能です。ここはひとつ、静岡模型協同組合のメーカーさんにがんばって頂きたいですね!

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コメント

おはようございます。
センチネルのデザインが面白いですね。
ミサイル艦のようですが、最終防御として、機関砲が配備されているはずですが、ブリッジの後部が無防備のように感じます。

このエピソードでは2号の消火作業が印象にあります。
消化装置は石墨の粉みたいなものをパイプにいれて、恐らくスタッフが口で吹き込んだのではないでしょうか。

投稿: スタンリーメタボリック | 2008年3月31日 (月) 10時07分

プラモデルは商売になるかどうかはさておき、
TBのストーリー設定は、子供番組か?と(子供が理解してないかも?)と言うところまできちんと作ってあるところです。
と言いながら、矛盾だらけの設定も…(子供番組ですから)
この丁寧に作品を作った結果、長く愛される作品になったのではないでしょうか?
このような人間関係は、大人も子供も関係無いのかも。

ボクも壊れた2号の場面がとても印象的でした。
子供心に、次のお話の撮影はどうするの。と心配したものです。

投稿: ひげおやぢ | 2008年3月31日 (月) 11時20分

御無沙汰いたしております。m(_ _)m

センチネル・・・そんなタイトルの映画がございましたっけ。(ホラー系だったような) バージルにとっては、正に、鬼門な名前ということになるんでしょうけども。

今さらな話し(笑)でございますが、エキサイトに引っ越しいたしましたので、鬼門といわずにお出でいただければ幸いです。(^^;)
http://sansanland.exblog.jp/
一方的な報告で、失礼しました。 

投稿: 三型 | 2008年4月 1日 (火) 22時03分

スタンリーメタボリックさん、コメントありがとうございます。
 センチネル号に関しては、「サンダーバードメカニックファイル」の139頁にも記述がありまして、池田憲章氏が『海上を走るシーンがいかにもスクリューじゃあないだろうと感じさせる高速で、しかも艦橋とかを全部後部にまとめて置いて前方はミサイル等の兵装発射装置になっている。高速戦艦というか今のスティルス艦を思わせる未来っぽさが好きでした。』と述べています。
 2号の消火場面は子供心にも「大好きな2号がこんな事になって大変だ!」と思ったような気がします。チョークの粉?石灰?小麦粉?何を使ったのでしょうか。

投稿: 雷おやじ(宿直明け) | 2008年4月 2日 (水) 21時53分

ひげおやぢさん、コメントありがとうございます。
 設定の矛盾を感じる点はあるかもしれませんが、それでも魅力を失わないのは、国際救助隊の理念とそれを支えるキャラクター、先進的なメカ、フッドを初めとする悪役たち、そして丁寧な製作によるのではないでしょうか。(ほかにも色々と。)
 救助活動に欠かせないTB2号を出動不能状態にするという大胆な設定を、脚本家が楽しんでいるというか、挑戦したお話なのかもしれませんね。
 次の週にはあっさり2号が復活して、めでたしめでたしでした。

投稿: 雷おやじ(宿直明け) | 2008年4月 2日 (水) 22時06分

三型さん、お久しぶりです。
 無事にサイトのお引越し完了ですね。Linkに追加しておきました。
 SENTINELは歩哨、番人の意味なんですね。アメリカ海軍の最新鋭の海の番人といったところでしょうか。せっかくの新型艦ですが「アメリカ海軍、国際救助隊の航空機を誤射」などとスクープされることは無いのでしょうか?
 映画「センチネル(1977年 マイケル・ウィナー監督)」は多分見たことないと思います。「センチネル~缶詰の映画」さん(http://www.h7.dion.ne.jp/~eiga-kan/The_Sentinel.htm)を読みました。かなりの役者が揃っていますが、内容は今一歩のようですね。

投稿: 雷おやじ(宿直明け) | 2008年4月 2日 (水) 22時38分

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