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2008年4月28日 (月)

世界最年少

Photo  韓国の建国大学が18歳のアメリカ人女性を、新技術融合学科の教授に採用したそうです。世界最年少の大学教授としてギネスブックにも認定されました。
 大学教授となったアリア・サバーさんはナノ材料技術の研究者で、10歳で大学に入学し14歳で卒業後、現在はアメリカの大学で講師を務めています。

 何とも凄い経歴の持ち主ですが、国籍、性別、年齢を問わず、優秀な人材を招いて自国の発展に繋げようという、韓国の大学の柔軟さにも驚かされます。

 さて第1話「SOS原子旅客機」で、ロンドン発の東京便を待つミンミンです。番組のいくつかのエピソードを通じて恋多き女性のイメージがありますが、アメリカの大学を主席で卒業した才女でもあります。
 殆どの関連本が、「ジェフの援助でアメリカ一の工科系大学を主席で卒業」としていますが、「公式ガイド サンダーバード大百科(宝島社)」では、「アメリカとヨーロッパで彼女が受けた教育の費用は、彼女の父の忠実な勤めへの感謝のしるしとして、ジェフ・トレーシーが負担した。彼女は高等数学、高等応用科学理論、工学の学位を取得後、国際救助隊に参加。ブレインズを補佐して、サンダーバード全号のメンテナンスを担当している。」となっています。
 アメリカの大学を卒業したばかりの彼女が、なぜロンドンから東京に向かうのかいささか疑問に思っていましたが、英国に留学していたのか卒業旅行の途中なのかもしれません。
 彼女の父親のキラノはマレーシア人という設定ですが、ミンミン(ティンティン)のパペットの生みの親であるクリスティン・グランヴィルさんは、「サンダーバードと国際救助隊(モデルアート8月号臨時増刊)」の中で、ミンミンが日本人をモデルにしていると述べています。番組製作当時の意図としては、国籍を特定せずに東洋人女性として設定しているのですが、日本のファンとしては嬉しいエピソードです。
 小生が妄想するに、ミンミンは日本に住む母親に会いに行くのか、あるいは墓前に卒業の報告に向かう途中なのではないでしょうか? そうでなければわざわざ日本に立ち寄らず、南太平洋に向かうと思います。

 さて、彼女はお気に入りのエア・テラニアン航空のフライトバッグを持っていますが、小脇に抱えている物は何でしょうか。小生が思うに、ファイヤーフラッシュ号の機内でワインを飲みながら同乗の男性と会話する場面に答えがありそうです。テーブルの上に置かれている衛兵の人形がその正体ではないでしょうか。このロンドン土産は、ボーイフレンドのアランの部屋に飾られているのかもしれませんね。

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2008年4月21日 (月)

アルヴェン波

Photo_3 (静岡新聞4月19日朝刊より、少し長いですが引用いたします。)

 静岡大学前学長の天岸祥光同大名誉教授(六七)らプラズマ・核融合学会に所属する五人のグループがこのほど、宇宙に存在する基本的波動「アルヴェン波」の長年にわたる研究で、平成二十年度の文部科学大臣表彰(科学技術賞・研究部門)を受けた。研究成果は核融合やロケット技術などへの応用も期待されている。
 アルヴェン波は、空気がない宇宙空間でプラズマ粒子と磁場によって伝えられる波。一九七〇年ノーベル物理学賞受賞のスウェーデンのH・アルヴェン博士が理論的に存在を予言したが、伝搬特性などは長年謎だった。
 三十年以上前に研究に着手した天岸名誉教授らは、宇宙空間と同じ現象が再現できる実験装置を独自に開発し、アルヴェン波の存在を実証するとともに物理的特性を世界に先駆けて明らかにした。波を起こす一種のアンテナを考案するなど、アルヴェン波を地球上で人工的に作るノウハウを確立した。
 研究過程でアルヴェン博士も予測し得なかった多くの発見があり、アルヴェン波の加熱作用によりプラズマ流の速度を制御できることも実証した。開発したプラズマ発生装置を用いた、ロケットの推進や姿勢のコントロール技術への応用も検討されているという。
 宇宙プラズマ物理学が専門で、中心になって研究に取り組んできた天岸名誉教授は「ライフワークとして続けている研究。受賞を励みに今後も積極的にかかわっていきたい。最近では太陽の表面温度が六千度なのにそれより外側のフレア部分が百万度もあるのも、アルヴェン波による加熱であることが分かってきた。まだまだ未知の宇宙の波動です」と語った。

 アルヴェン波..... 初めて知りました。

 太陽の温度の謎については「15000万キロ先の灼熱」と題して記事にしましたが(http://ir-fan.cocolog-wbs.com/blog/2006/12/post_3420.html)、日本人研究者によって解明される日も近いようです。

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2008年4月20日 (日)

ブラックホール

Photo  最近、ブラックホールに関する新聞記事(静岡新聞)が続いたのでまとめてみました。

 アメリカ航空宇宙局(NASA)のゴダード宇宙飛行センターの研究チームが、天の川の祭壇座にある、質量が太陽の3.8倍で直径が約24キロと、これまでで最小のブラックホールを発見したそうです。
(これまで見つかっていた最小のブラックホールは6.3倍でした。)

 重力が大きく物質も光も通さない天体を「ブラックホール」と名づけたジョン・ホイーラー教授(アメリカの物理学者、プリンストン大学名誉教授)が、4月13日に肺炎のため亡くなりました。

 ジュネーブ郊外にある欧州合同原子核研究所(CERN)が、世界最大の実験用加速器などの主要施設を4月6日に一般公開しました。公開された「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」は、山手線の全周に近い円周27キロ、地下100メートルにある巨大なトンネルです。実験が始まると放射線のため10年は中に入れないそうです。
 この加速器は陽子同士を衝突させて質量の元になる未発見の粒子を確認するなどの実験を行なうものです。ところが、実験で生成されるブラックホールに地球が飲み込まれる恐れがあると主張し、計画の中止を求める訴訟が起こされたそうです。実験で生成される数多くの極小ブラックホールが融合して大きくなり、地球が壊滅する可能性を指摘しています。これに対してCERNは、極小のブラックホールを作る計画はあるものの短時間で消滅し、深刻な影響が出る可能性は無いとしています。

 「バタフライ効果(ブラジルでチョウが羽ばたくとテキサスで竜巻が発生するか?)」で広く知られている、初期条件の僅かな差が後に大きな違いをもたらすとする「カオス理論」を提唱したアメリカの気象学者エドワード・ロレンツ氏が、4月16日に亡くなったそうです。地球の裏側の住人としても「スイスで極小ブラックホール実験をすると地球が破滅するか?」事前によく検討して欲しいものです。

Photo_2  さて、国際救助隊の頭脳・ブレインズです。サンダーバードの活動は、彼がいなければ成り立ちません。その守備範囲は広範で、しかも50年先を行く天才です。
 ハッケンバッカー博士として外部でも活躍していますが、国際救助隊を通じての貢献以上に、世界にその頭脳の成果をもたらしていることでしょう。
”ハッケンバッカー理論”、”ハッケンバッカーの法則”など、未来の教科書に載っているかもしれません。

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2008年4月19日 (土)

自由の女神

Photo  「クローバーフィールド(マット・リーヴス監督 2008年)」を観ました。
 ニューヨークの街路に自由の女神の首が飛んでくるというショッキングな予告編に、かなり期待度がUPしていました。内容については触れるつもりはありませんが、自分としてはかなり満足できました。全く予備知識無しで観るつもりでしたが、公開直後にサブタイトルの”HAKAISHA”が何であるかを偶然知ってしまったのは残念でしたが...。
 特撮がとてもよく出来ているので、素人の私の目にはどうやって撮影したのかと驚く場面が多くありました。ニューヨークが破壊される映画は、ハリウッド版ゴジラ「GODZILLA(ローランド・エメリッヒ監督 1998年)」や「アルマゲドン(マイケル・ベイ監督 1998年)」などがありますが、この映画の破壊場面は数段上を行っています。巻き起こる粉塵にまみれて逃げ惑う市民の姿は9.11を彷彿とさせます。

Photo  さて、映画「サンダーバード6号」にもニューヨークの場面があります。自由の女神の前をゆっくりとスカイシップ1が飛行します。
 そのあとのビル群の空撮は実写を活用しています。ミニチュアで作るよりもコスト削減になるのか、視覚的にもおもちゃのように見えずに済む効果があるのか、上手く活用しています。

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2008年4月12日 (土)

命を賭けた仕事

Photo_2   4月11日、静岡県牧之原市の東名高速道路吉田インター付近で、下り線を走行していた大型トラックの左後輪が外れ、中央分離帯を越えて、上り車線の観光バスの運転席付近を直撃しました。
 この事故で、バスの運転手さんがタイヤで頭を強く打ち死亡したほか、乗客7名が軽傷を負いました。タイヤのボルト8本が破断していましたが、数本の破断面が錆び付いていることからも整備不良の可能性が指摘されています。
 特筆すべきは、亡くなったバスの運転手さんが「タイヤの直撃を受けながらもハンドルを離さず、力を振り絞ってブレーキを踏んでいた」事です。観光バス一筋25年勤続のベテランドライバーで、他の運転手を指導する資格を持っていたそうです。また、事故のあった日が57歳の誕生日だった事も悲しみを増す出来事でした。死の淵にありながらも、乗客や他の車両の安全確保を第一に運転手の責務を果たすとは、もの凄い責任感のある方だったのでしょう。
 ボルトが折れて、直径1mもあるタイヤが反対車線から飛び込んでくるなど、普通では考えられない事故が起きてしまうのが今の世の中です。そのような出来事に直面した際、どんな行動を取るのかによって、その人の真価が示されるのではないでしょうか。

 「名阪近鉄バス」、関谷定男さんのご冥福をお祈りします。

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2008年4月 4日 (金)

健全な肉体には...

Photo   第13話「火星人の来襲」の終盤、サンダーバード1号や2号、エクスカベーターといった国際救助隊レスキューメカの盗撮を察知されたフッドは、6輪車で逃走するものの道路を破壊され、修理中と思われるセスナ機を盗んで逃げようとします。
 飛行中にオイル漏れをおこしたセスナ機は、スコット操縦のサンダーバード1号に追跡され、今回の事件の依頼者であるX将軍の屋敷に激突してしまいます。
 3月30日、英国南東部のファーンバラで個人所有の小型機が墜落して住宅に突っ込み、乗っていた5人が全員死亡したそうです。この住宅の住民は休暇中で不在だった模様ですが、付近の住民が軽傷を負いました。
 痛ましい事故ですが、生身の人間ならば奇跡でも起きない限り、軽飛行機の墜落激突事故で助かることはほとんど無いでしょう。ところがサンダーバードのキャラクターの中で最も異質な存在のフッドは、この激突事故でも無事でした。セスナの爆発炎上が無かった事もあり、多少の擦り傷程度で済んでいます。
 マレーシア出身で密林の遺跡にアジトを持っていることや、トレーシー家の使用人キラノとは異母兄弟という設定になっていますが、全く謎に包まれた人物です。血がつながっているせいなのか、遠く離れた南の島にいるキラノを超能力で操ったり、目を光らせながら相手に催眠術をかけて昏倒させるなど、科学やメカニズム満載のサンダーバードの世界からすれば対極の存在と言えるでしょう。
 フッドの超人ぶりは、単に超能力や催眠術ばかりではありません。第1話「SOS原子旅客機」のラストで、FAB1の機銃でパトカーを破壊されてもちゃんと生き残っていますし、その後のエピソードで死んでもおかしくない場面でもかすり傷程度で済んでいます。劇場版サンダーバードでゼロエックス号の昇降装置に足を挟まれる場面では、さすがに血を滲ませて苦悶の表情をしていますが、それでも生死に別状はありません。
 「健全なる肉体には健全なる精神が宿る」という言葉があります。これはローマの詩人ユベナリウスが、当時の人々に健全な精神が宿っていない事を嘆いて「健全な肉体には健全な精神が宿るといいな」という意味で遺したものが、逆の意味に誤訳されてしまったそうです。
 フッドは異常なまでに頑丈な肉体を持っていますが、健全なる精神が宿っていないことは間違いありません。そこで、21世紀の妄想家・雷おやじは「頑丈すぎる肉体には邪悪な精神が宿る(フッド)」と、迷言を記すのでした。 

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