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2008年4月21日 (月)

アルヴェン波

Photo_3 (静岡新聞4月19日朝刊より、少し長いですが引用いたします。)

 静岡大学前学長の天岸祥光同大名誉教授(六七)らプラズマ・核融合学会に所属する五人のグループがこのほど、宇宙に存在する基本的波動「アルヴェン波」の長年にわたる研究で、平成二十年度の文部科学大臣表彰(科学技術賞・研究部門)を受けた。研究成果は核融合やロケット技術などへの応用も期待されている。
 アルヴェン波は、空気がない宇宙空間でプラズマ粒子と磁場によって伝えられる波。一九七〇年ノーベル物理学賞受賞のスウェーデンのH・アルヴェン博士が理論的に存在を予言したが、伝搬特性などは長年謎だった。
 三十年以上前に研究に着手した天岸名誉教授らは、宇宙空間と同じ現象が再現できる実験装置を独自に開発し、アルヴェン波の存在を実証するとともに物理的特性を世界に先駆けて明らかにした。波を起こす一種のアンテナを考案するなど、アルヴェン波を地球上で人工的に作るノウハウを確立した。
 研究過程でアルヴェン博士も予測し得なかった多くの発見があり、アルヴェン波の加熱作用によりプラズマ流の速度を制御できることも実証した。開発したプラズマ発生装置を用いた、ロケットの推進や姿勢のコントロール技術への応用も検討されているという。
 宇宙プラズマ物理学が専門で、中心になって研究に取り組んできた天岸名誉教授は「ライフワークとして続けている研究。受賞を励みに今後も積極的にかかわっていきたい。最近では太陽の表面温度が六千度なのにそれより外側のフレア部分が百万度もあるのも、アルヴェン波による加熱であることが分かってきた。まだまだ未知の宇宙の波動です」と語った。

 アルヴェン波..... 初めて知りました。

 太陽の温度の謎については「15000万キロ先の灼熱」と題して記事にしましたが(http://ir-fan.cocolog-wbs.com/blog/2006/12/post_3420.html)、日本人研究者によって解明される日も近いようです。

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コメント

アルヴェン波・・・私も知りませんでした。
情報ありがとうございます。
最近の宇宙物理学も面白くなってきましたね。
ダークマターや真空エネルギーの存在。
平行宇宙もありえるという理論も聞いたことがあります。
先になくなったクラークの言葉に
「科学者が実現不可能といったことの大半は後で実現してしまう」
というのがありました。
私の夢は「反重力」エンジンができないかなーというものですが、
まんざら100年もしたら実現しているかもしれませんね。

投稿: スタンリーメタボリック | 2008年4月21日 (月) 22時10分

スタンリーメタボリックさん、コメントありがとうございます。
 「宇宙に存在する基本的波動」と新聞記事に書かれていても全然知りませんでした。
 並行宇宙といえば、子供が2回目を読み終えた「ライラの冒険/黄金の羅針盤(フィリップ・プルマン)」を借りて上巻を読んだところです。小生が子供の頃に、繰り返して読みたくなる本は無かったと言いますか、どんどん別の本を読みたかった気がします。繰り返して読みたくなるほど好きな本に出合えるのは素晴らしい事だと思います。
 インターネットは半世紀前にペンタゴンが確立していた技術であると聞いた事があります。今まで想像もつかなかった革新的な技術が、ある日突然に開示されて爆発的に世界中に広まることも十分考えられます。反重力エンジンの実現が今から楽しみですね。

投稿: 雷おやじ(宿直明け) | 2008年4月22日 (火) 21時50分

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