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2008年5月12日 (月)

磁方位75度

Photo  第10話「ニューヨークの恐怖」で、サンダーバード2号がアメリカ海軍の新鋭艦センチネル号に攻撃される場面があります。
 その際、TB2号の進路を「磁方位96度」(字幕版)とセンチネル号のレーダー員が報告しています。ヴァージルが基地を知られないよう進路を変更すると「磁方位75度」となり、艦長は「ニューヨークの方向だ」と判断し攻撃を指示します。
 磁方位は北を0度、南を180度として右回りに360度で表しますので、磁方位75度でニューヨークを通過する進路は、上の概略図のようになります。
 左下の図はセンチネル号のレーダースコープです。スコープの上方向がセンチネル号の進行方向と考えられますので、TB2号を示す輝点はセンチネル号の右舷後方に位置しています。これを地図上で示すと、センチネル号はアメリカ西海岸に向かって航行していることがわかります。
 ヴァージルは基地から離れようと北に進路をとりましたが、結果的にTB2号をセンチネル号に接近させてしまいました。警告も無く、いきなり攻撃されるとは思っていなかったようです。また、センチネル号は進行方向にミサイルを発射していますし、TB2号の前方からミサイルが飛来する事から、センチネル号は進路を南に変更してミサイルを発射した可能性があります。
 そもそもTB2号はなぜハワイ付近の北太平洋を飛行していたのでしょうか? 当初の進路はメキシコ上空を通過するコースになっています。おそらく基地に直接帰るのではなく、大西洋を南下し、南極周りで南太平洋のトレーシー島に戻る予定だったと思われます。
 そこで気になるのが、レスキューを行なった油田の場所です。油井の周囲が砂漠のようなので、中東や北アフリカの油田と考えられます。ならば進路を逆にとって、直接大西洋に向かえば良いのですが、基地に直接帰らないルールがあるのでしょう。これは第4話「ピラミッドの怪」で、東京の火災レスキューの帰りにアフリカの砂漠で謎のZ団に撃墜されるTB1号からも、わざわざ遠回りしている事が窺えます。

(5月13日追記)
 TB2号とセンチネル号の遭遇場所をハワイ沖としたのは、艦長の「ニューヨークの方向だ」の台詞から、アメリカに近い太平洋上と判断したためです。磁方位75度の線を南西に伸ばすとオーストラリアまで行きますが、その位置からではニューヨークという台詞は出ないと思います。

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コメント

リッター162円ですと遠回りで帰るのも考えものです。
マイカーですが…

投稿: ひげおやぢ | 2008年5月12日 (月) 22時58分

ひげおやぢ さんコメントありがとうございます。
 ”月がとっても青いから”遠回りして帰っているのかもしれませんね。原子力エンジンのおかげで航続距離が長いですし、大富豪のトレーシー氏ですから燃料費など全然気にしないのでしょう。

投稿: 雷おやじ | 2008年5月13日 (火) 07時51分

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