« 磁方位75度 | トップページ | アートとホビーの休日 »

2008年5月13日 (火)

ニューヨークまで24時間

Photo  第10話「ニューヨークの恐怖」で、TB4号をニューヨークまで運搬するアメリカ海軍のセンチネル号です。
 センチネル号は、「200ノット」と乗員の台詞にあるように、驚異的な速度の新鋭艦です。200ノットは時速370kmですから、F1マシンの最高速度に匹敵します。
 南太平洋のトレーシー島付近で、TB4号を吊り上げ、24時間かけてニューヨークへ向かう事になりますが、どのような航路を辿ったのでしょうか。
 「船の豆知識」http://www.nexyzbb.ne.jp/~j_sunami76/index.htmlさんのサイトの中に、「グーグルマップで各港間の距離を測ってみませんか」http://www.nexyzbb.ne.jp/~j_sunami76/fr_gmap.htmlというページがあります。これを使って大まかな距離を測ってみたところ、パナマ運河経由で約1万km、南アメリカ大陸最南端ホーン岬周りで約1万5千kmとなりました。
 24時間で1万km(1万5千km)を航行するとなれば、時速416km(625km)以上となってしまいます。この点から、乗員の「200ノット」という台詞は最高速度を示すものでは無かった事がわかります。
 距離の短縮を考えればパナマ運河経由となりますが、全長80kmのパナマ運河は3つの人造湖と3つの水門(閘門)を通過するのに、待ち時間を含めて24時間かかるそうです。これではネッドとカメラマンを救う事は到底出来ません。
 現在、2014年の竣工を目指してパナマ運河の拡張工事が行なわれています。拡張後は、現在通過可能な船舶のサイズよりも大きい、ほぼ全てのコンテナ船に対応できるそうです。
 センチネル号の最高速度が時速625km以上で(ホーン岬経由で)ニューヨークに向かったと考えるよりも、2065年までの間に別ルートの運河が設けられて通過時間が大きく短縮されたと考える方が、より実現性がありそうです。

 一番の謎は、なぜ時間のかかる船舶ではなく、アメリカ軍のジェット輸送機でTB4号を運搬しなかったのか? ですが....。

|

« 磁方位75度 | トップページ | アートとホビーの休日 »

コメント

時速400キロから600キロというのは驚きですね。
船だと造波抵抗が大きいので、その速度は無理だとおもいますが、
昔、ロシアにあった少し宙に浮いて進む、ホバークラフトと飛行艇の中間みたいな乗り物を採用すれば可能かもしれません。

投稿: スタンリーメタボリック | 2008年5月14日 (水) 11時19分

アメリカ軍のジェット輸送機でTB4号を運搬しなかったのか?
答えは簡単です。
ジェット輸送機がTB2号よりかっこよかったら、番組として困るからでしょう。
2号のようにはいかないが、船で頑張ってるんだ。
来週からは2号。やっぱり2号だね。
と言う位置付けがあったのではないでしょうか?

投稿: ひげおやぢ | 2008年5月14日 (水) 21時56分

スタンリーメタボリックさん、コメントありがとうございます。
 「造波抵抗」をWikipediaで検索してみて、判ったような判らないような雷おやじです。
 全長9.14mのサンダーバード4号を吊り上げる場面から、センチネル号の全長を約137mと推定し、フルード数の式に当てはめてみました。200ノット(時速370km)で約2.8となります。
 フルード数が0.5を超えると、造波抵抗係数は減少すると説明があるので、もしかしたらスピードが速すぎて造波抵抗の影響を受けなくなるのかもしれません。

投稿: 雷おやじ | 2008年5月14日 (水) 23時05分

ひげおやぢ さん、コメントありがとうございます。
 VTOL機で回収したあと、空軍基地でジェット輸送機に積み替えるのが一番現実的と思うのですが、仰る通り「2号のようにはいかないが、船で頑張ってるんだ。来週からは2号。やっぱり2号だね。」という気持ちが一番ですね。
 積み替えた輸送機が第28話「魅惑のメロディー」のRTL-2型ですと、撃墜の危険性があって困りますし。
 

投稿: 雷おやじ | 2008年5月14日 (水) 23時21分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/170903/41197426

この記事へのトラックバック一覧です: ニューヨークまで24時間:

« 磁方位75度 | トップページ | アートとホビーの休日 »