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2008年5月17日 (土)

アートとホビーの休日

Photo  今日は、電車でのんびりと「ぶらり途中下車の旅」を楽しみました。JR東海道線の清水駅で下車し、徒歩で静岡鉄道の新清水駅に向かいます。そこから県立美術館駅まで乗って、長い坂を歩いて10分ほど登ると、静岡県立美術館があります。
 5月25日まで「シャガール展 色彩の詩人」が行なわれています。国立トレチャコフ美術館所蔵の「ユダヤ劇場壁画シリーズ」が、今回の目玉作品のようです。

 小生は、最初の妻ベラさんが花を持ってきてくれた時の喜びを描いた「街の上で」が好きです。ベラさんを抱えて空に浮いているシャガール本人は、天にも昇る気持ちだったのでしょう。面白いのは絵の下の方に、壁の影に隠れてお尻を出してトイレ代わりにしている男の人が描かれている事です。天にも昇る喜びの絵の中に、なぜこのような絵が描かれているのか不思議です。服の色から見ると、どうやらシャガール本人のようにも見えるのですが?
 美術館の販売コーナーで複製画の予約を担当している方が、このお尻を出している男について、当時は壁の片隅を普通にトイレ代わりにしていたと説明していました。

 静岡県立美術館には「ロダン館」があり、地獄の門や考える人、カレーの市民などが常設展示されています。久しぶりに訪れてみましたが、これだけのものをフランスに行かなくても見ることが出来るのは喜びですね。

 再び県立美術館駅から、今度は春日駅で下車して南に少し歩くと、ホビーショーの会場「ツインメッセ静岡」があります。途中、航空自衛隊のT4ジェット練習機の祝賀飛行を目にする事ができました。国産プラモデルが誕生してから今年で50周年なのだそうです。例年以上に自衛隊の協力を得て、気合が入っています。今年はいつもの装甲車に加えて、戦車?(89式装甲戦闘車も展示してありました。海上自衛隊の展示室では、南極の氷に触る事ができます。

 「ボックスアート展in静岡」と題して、アオシマ、タミヤ、ハセガワ3社のプラモデル開発黎明期のパッケージアート原画が展示されています。(観覧料300円) 小松崎画伯の作品を探しましたが、イマイのものが無いので当然サンダーバード物はありません。
 笑ってしまったのが、タミヤのキャラクターカットです。「グランプリシリーズ」のレーサーはジャック・ニコルソン、「潜水艦」の探照灯を操作している水夫はクリント・イーストウッド、「魚雷艇」の士官はグレゴリー・ペックに良く似ていました。

 お昼時なので何か食べようと売店やレストランを眺めた時に、生ビールを飲んでいる人を見たせいで、ついつい昼間から缶ビールを飲んでしまいました。久しぶりに電車だったので車を運転しなくて済みますが、自制心がありませんね。おかげで何だか頭痛がしました。

 さて、お目当てのホビーショーですが、サンダーバード物は期待できるはずもありません。頼みのアオシマさんも今年はサンダーバード関係の展示は一切無しで、販売コーナーに新世紀合金のゼロエックス号(サンダーバード版)が11000円で売られていた位です。

 少し気になったのが、ハセガワさんが7月に発売予定の1/48ドラケン”オーストリアンスペシャル”です。あのレッドアローのモデルに使われたドラケンです。限定生産とありますので、いつか作りたくなった時のために買っておいたほうが良いかもしれないですね。

 モデラーズ作品展もサンダーバード作品は望めないと思っていたのですが、全長50cm以上はありそうなサンダーバード3号、紙製の秘密基地と岩山のついたて付きのパノラマセット、ペネロープ号、そしてよく造り込まれた秘密基地がありました。
 秘密基地の模型は、海の部分をディティールアップしてあったり、椰子の木を小型に自作してあるほか、1号・3号の発射区画付近のタイルを丁寧に塗り分けてありました。2月以降「秘密基地製作計画」が氷河期に突入しておりますが、大いに刺激を受けました。

 ミニ・フリマではサンダーバード物は無いと思っていましたが、何点か見かけました。そのうち、イマイの(ミニ)ゼロエックス号、パーカーのフィギュア付きFAB1、タカラのサウンドテック・サンダーバード2号を入手しました。
 ゼロエックス号を買った時、「値札800円は間違いで600円でいいです。」の言葉に、その気になったところへ、エアフィックスの1/72D.H.タイガーモスの模型と一緒なら「”サンダーバード劇場版セット”で1000円でいいですよ。」と、なかなか商売上手でした。タイガーモスの箱は潰れているので少し心配でしたが、勢いで買ってしまいました。

 帰りも静岡鉄道でしたが、長沼駅のホームからバンダイホビーセンターがよく見えました。こちらでも「バンダイパブリックビューイング」というイベントが行なわれています。ガンダムプラモデルの製造工場を見学したり、クイズ大会やプラモデルの販売があるようです。

 タミヤも「タミヤ・オープンハウス」を行なっており、本社の見学ができます。先日の新聞に田宮俊作社長が、国産プラモデル50年を迎えたいま「かつてないほど厳しい時代」と危機感を語ったとありました。少子化や携帯電話中心の消費形態、子供向け商品開発の減少、価格競争の激化、石油化学製品の高騰など、模型業界を取り巻く状況は厳しいものがあるようです。
 そんな田宮社長は6月に会長に就任し、後任は娘婿の田宮昌行氏(現:専務)となるそうです。オイルショックやテレビゲームの台頭を乗り越えてきた模型業界を、静岡のメーカーが中心となって支えて欲しいものです。

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コメント

ドールも少子化の影響がでて、リカちゃんも以前の売り上げが伸びていません。大人がいいお客サンなので、高い限定リカちゃんを作っています。
サンダーバードの本がでたとき、イベント展ありましたよね。あのとき、アオシマさんは出せば、売れたと思いますね!
やっぱり、ガンダムが強いです。外人がよく買っていますよ(アキバで)


 

投稿: ちゃむちゃむ | 2008年5月18日 (日) 20時28分

ちゃむちゃむさん、コメントありがとうございます。
 頼みのアオシマさんですが、販売コーナーに新世紀合金のZERO-Xがあるだけで、サンダーバード物の展示が全く無かったのは残念でした。その代わり、UFO関係のプラモデルや新世紀合金が値引き価格で売られていました。エリス中尉のフィギュアもありました。(初めて実物を見ましたが、顔が全然似ていませんね。)
 ガンダムの人気は衰えを知りませんね。サンダーバード同様に、海外の方にも通じる魅力があるのでしょうね。

投稿: 雷おやじ | 2008年5月18日 (日) 22時35分

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