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2008年11月 3日 (月)

コンコルド

Cap020  ロンドン・ヒースロー空港の片隅に寂しげに置かれているコンコルドをGOOGLE EARTHで目にしたことから、図書館で「コンコルド 1976~2003 超音速飛行の27年(NOW ON DVD)」を借りてきました。
 ロンドン~ニューヨーク間の定期航路や中東などへの特別便の飛行場面、乗員の訓練風景を通じて、コンコルドの魅力を楽しむことが出来ます。ベテラン機長が離陸や着陸の方法を紹介する場面では、自分もパイロットになったような気分になります。
 2000年ごろの映像なので、ニューヨークには世界貿易センターのツインタワーが見えますし、機内食のあとに乗客が交代で操縦室を見学する場面もあります。
 パイロットたちは「速くて力強いだけでなく、とても美しい機体」のコンコルドを、マッハ2で操縦することを心から楽しんでいます。「英国民ならば美しい機体を見るだけで誇りに思う」、「技術と芸術の融合」、「歴史的であると同時に時代の最先端」、「1950年代から1960年代中期にかけて設計されたにもかかわらず、21世紀になった今でも世界に一つしかないデザイン」と絶賛しています。
 このDVDはエールフランス機の事故のため運行停止を余儀なくされたコンコルドが、改修と試験を重ねて飛行を再開した頃のものなので、その後の顛末については述べられていません。2001年の同時多発テロの余波で航空需要が低下し、2003年11月に退役となったコンコルドは、各地の航空博物館などで余生を送っているようです。

 さて、サンダーバード第29話「恐怖の空中ファッションショー」の冒頭で、コンコルドによく似たデルタ翼のA-1旅客機が登場します。超音速機かは不明ですが、優美な機体のデザインはコンコルドに影響を受けていると思われます。サンダーバード制作当時は、まだコンコルドは就航していませんでしたが、21世紀はコンコルドのような超音速旅客機の時代と想定していたことでしょう。
 滑走路上の金属片に起因する墜落事故や同時多発テロがなければ、現在もマッハ2で飛んでいたのかもしれません。

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コメント

コンコルドが廃止になったのはほんとうに残念ですね。金と暇があったら乗りたかったですね。
全席ファーストクラスなので料金はロンドン・ニューヨーク間、100万円くらいらしいのですが。
マッハ2になると空力加熱のため窓は暖かいそうですね。
高度は16000メートルほどでは空が紫色ということです。ご覧になったソフトにも説明がありましたでしょうか。
でも離陸時のアフターバーナー点火のターボジェットはものすごい音のようですね。
私は同じタイプのエンジンの、コンコルドよりはるかに小さいファントム戦闘機の離陸を見たことがありますが、なんともヤカマシイものだと感じました。
やはり空港周辺の住民にとってはコンコルドの廃止にはホットしたと思います。

投稿: スタンリーメタボリック | 2008年11月 3日 (月) 20時28分

投稿: スタンリーメタボリック(雷おやじ代筆) | 2008年11月 3日 (月) 21時40分

スタンリーメタボリックさん、コメントありがとうございます。(勝手ながらコメントをこちらに移動させていただきました。)
 DVDにはロンドン~ニューヨーク間の航空券が7000ポンドとありました。クイーンエリザベス2世号で英国からニューヨークを6日間かけて旅するのとほぼ同じ金額だそうです。普通の旅客機が6時間以上かかるところを3時間程度で飛んでいけるのですから、マッハ2のスピードは凄いですね。7000ポンドという金額を払ってでも時間を節約したいお金持ちも凄いですが...。
 超音速飛行による機体の加熱については、高温により内部の水分が蒸発し、内側は完全に乾燥して最良の状態に保たれており、今後10年以上は運行を続けられると紹介されていました。
 最高高度の6万フィートでは、操縦席の窓から成層圏の空が黒っぽく見えていました。宇宙まであと一歩ですね。
 アフターバーナーの騒音に関してはやはり気を使っているようで、離陸後にエンジン出力を15%低下させ、アフターバーナーを4基とも停止する「騒音軽減運行」に切り替えていました。海岸線を過ぎると再びアフターバーナーを点火します。
 お金があってもコンコルドで空の旅を楽しむことはもう出来ませんが、どこかで展示されている機体を見てみたいですね。

投稿: 雷おやじ | 2008年11月 3日 (月) 22時03分

コメント先を間違え、たいへん失礼しました。
アフターバーナーという言葉はGEの商品名だそうですね。
イギリスではロールスロイスがあるためか「リヒート」と言います。エンジニアは「オーグメンターと」呼ぶそうですがヤヤコシイですね。
映画「インディペンデンス・ディ」などに登場するVFX映像の戦闘機は、見ていると常にアフターバーナーが点火していて変です。
あの状態ではあっと言う間に燃料が無くなってしまいます。もう少し実際の飛行を研究して映像作りをしてほしいものです。

投稿: スタンリーメタボリック | 2008年11月 4日 (火) 21時51分

スタンリーメタボリックさん、コメントありがとうございます。
 小生が観たDVDの字幕ではアフターバーナーとなっていました。視聴者に判りやすくするためでしょうか。
 高温の排気に燃料を吹き付けて燃焼させ、出力を50%もUPさせるとは凄いことを考えるものです。戦闘機の場合、燃料がすぐに無くなってしまうのも当然ですね。
 アメリカの大統領選挙の日ですが、どちらが勝つのやら。「インディペンデンス・デイ」の大統領(ビル・プルマン)は今ひとつ頼りない感じでしたね。

投稿: 雷おやじ | 2008年11月 4日 (火) 23時12分

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