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2009年1月12日 (月)

パレスチナ

Photo  12月27日に始まったイスラエル軍のガザ地区への空爆と、1月3日からの地上侵攻によるパレスチナ人の死者が、11日の時点で868人と報じられていました。負傷者は3000人を超え、数千人の難民が国連の避難所に収容されているそうです。
 連日の報道に接していると、自分がパレスチナの事やイスラエルという国、ユダヤ民族の事を全く知らないと感じます。なぜイスラエルは侵攻したのか、パレスチナの人たちはなぜガザや西岸地区に押し込められているのか、なぜ中東の国は戦争ばかりしているのか....。
 遠く離れた日本の田舎者としては、地下トンネルで密輸されるロケット弾を脅威の理由として、大規模な空爆や圧倒的な軍事力を行使してパレスチナ人を殺すのが、許される事なのか疑問に感じます。アメリカがイスラエルの「自衛」を容認する姿勢にも疑問を感じます。なぜパレスチナ人の「自衛」はテロとされて、強大な軍事力でパレスチナ人を殺すのが正当化されるのでしょうか。

 昨日、「パレスチナ(ジョー・サッコ/著 小野耕世/訳 いそっぷ社)」を読みました。サッコ氏は1960年、マルタ島生まれのアメリカ人です。(以下、裏表紙の紹介文を引用させていただきます。)
 ジョー・サッコは1991年から92年にかけてイスラエルの占領地であるヨルダン川西岸地区やガザ地区で2か月間を過ごした。折りしもパレスチナ人のあいだから自然に起きたといわれる第1次インティファーダ(民衆蜂起)の時である。紛争の最前線で彼は、拷問を受けたパレスチナ人から観光気分のイスラエル人まで、さまざまなインタビューをこころみる。
 「イスラエル人の友だちはいる?」
 「なぜあなたはスカーフをかぶっているのか」
 「なぜ君は抵抗組織に加わったのか」
そしてパレスチナ人から堰をきったように語られる過酷な事実をリポートしていく。
 ●「治安上の理由」で収入源のオリーブの木を切られる農民
 ●3週間にわたって監禁され、ついに釈放された男
 ●息子をたてつづけに殺された母親・・・・・
「ほとんど恐ろしいような正確さと、同時にやさしさとをもって描きあげられた」(ザイードの序文より)パレスチナの現実がここにある。

 
ご存知かもしれませんが、この本はコミックです。書店で購入を決めたのも、ルポルタージュ・コミックというスタイルに斬新さを感じたからでした。日本の漫画を見慣れた者としては、この本の絵には馴染みにくいものがありますし、人々の殆どが絶望的だったり、悲しんでいたり怒っています。リポートされる内容も悲惨なものばかりです。
 それでも、もし機会があったら手にとって見てください。90年代初頭の状況ですが、今のパレスチナを知るきっかけになると思います。

 そして今日は「新版 パレスチナ(広瀬隆一/著 岩波新書)」を読み始めました。次に控えているのが、上の紹介文にある思想家エドワード・W・サイード氏の「パレスチナとは何か(島弘之/訳 ジャン・モア/写真 岩波書店)」です。
 これらの本を読み終える前に、停戦が実現している事を強く願っています。

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