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2009年2月24日 (火)

衝突!

Photo  今月10日、シベリア上空約800kmの宇宙空間で、アメリカの商業通信衛星とロシアの通信衛星が衝突し、約700個のスペースデブリが発生しました。人工衛星同士の衝突は史上初の出来事だったそうです。
 高度約400kmを周回する国際宇宙ステーションや、アメリカのスペースシャトルの飛行には影響する可能性が低いそうで、ひとまず安心しました。
 衝突の影響で大量の破片が高度500~1300kmの範囲に散乱しました。この高度は、多くの通信衛星や地球観測衛星がある「宇宙銀座」なのだそうです。このため今後数十年間は、宇宙ゴミへの衝突を避けるため衛星の軌道を変更する操作が必要になります。
 映画「WALL・E(2008年 アンドリュー・スタントン監督)」をご覧になった方は、地上だけでなく地球の周りも大量のスペースデブリで覆われている様子をご記憶の事でしょう。あれを観たときは、いくら未来の大量消費社会や環境破壊を扱った映画でも誇張が過ぎると感じましたが、今回の衝突事故の新聞記事にあった「欧州宇宙機構(ESA)」提供の宇宙ゴミを描いたCG画像が、WALL・Eの場面とあまり変わらないのには驚きました。
 アメリカ軍が探知している宇宙ゴミのうち、直径10cm以上のものだけでも19000個もあるそうで、今回の衝突で新たに700個も増えてしまいました。これらのゴミが他のゴミにぶつかれば、さらにゴミを増やしかねません。
 宇宙を飛行する物体は国連に登録されますが、軌道の情報を統合的に管理する国際的な枠組みは存在しないそうです。衛星から送られてくる情報は私たちの生活に大きく関わっていますので、デブリの衝突で機能を失ってしまうと影響は甚大ですし、宇宙ステーションや宇宙船で活動する宇宙飛行士の命に関わる問題です。

 さてサンダーバード第32話「宇宙放送局の危機」に登場する「国際宇宙コントロール」です。軌道を回る衛星を管理する組織ですが、海賊衛星の存在を把握していなかったことからも、登録された衛星だけを管理しているようです。制御不能になったロケットを爆破するための高度を指定しますが、サンダーバード制作当時はまだスペースデブリの概念が無かったのでしょうか。

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