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2009年5月26日 (火)

富士ハーネス

Photo  先日、富士宮市の朝霧高原にドライブに行きました。「富士ミルクランド」で昼食後、園内で飼われている羊や牛を眺めたり、散歩をしてゆったりとした時間を過ごしました。
 帰るには少し早いので、来る途中に見かけた「盲導犬の里 富士ハーネス」を訪れてみました。以前から話には聞いていましたので、一度見学してみたかった場所です。
 ここは、盲導犬の訓練をするだけでなく、引退した盲導犬が余生を過ごす場所でもあり、構内には慰霊碑もありました。
 盲導犬デモンストレーションでは、盲導犬と白杖の違い、盲導犬の育成過程の概要、盲導犬に対するマナー(ハーネスを着けている時はお仕事中なので、触ったり、声を掛けたり、食べ物を与えない。盲導犬の気が散るので、じっと見つめない。)、目の不自由な方への接し方(困っていそうな時は声を掛ける。)などを教えていただきました。
 その後は、20分間だけ制限区域に入場できます。まず、引退犬が余生を過ごしている部屋を見学しました。尻尾を振りながら見学者に撫でてもらうレトリバーたち。TV番組でタレントのダイゴさんと”共演”した犬もいるそうです。
 次に生後1ヶ月ほどの子犬たちを見学しました。ワクチン接種前なので直接触れる事は出来ませんが、愛らしいワンちゃんたちの姿がたまりません。この子犬たちは、パピーウォーカーのお宅で1年間ほど育てられ、しつけや人間との触れ合いを学びます。その後、この盲導犬センターに戻って訓練を受けることになります。
 帰り際、デモンストレーションをしてくれた係員さんと2頭のレトリバーがロビーで待っていました。本当にお利口さんなワンちゃんたちで、(もちろん?)全然吼えませんし、指示に的確に反応するワンちゃんたちに感動しました。
 おしっこやウンチも、目の不自由な方の歩行中やお店でお買い物中にしないよう、お出かけ前や数時間毎に、決められた指示を出すとちゃんと済ませるように訓練されているそうです。その際には凝固剤を入れた袋を装着するそうで、後始末も簡単に出来るとか。普通のペット犬では考えられない事です。
 家族全員が、どちらかと言えば猫よりも犬の方が好きで、いずれ飼ってみたいと思っていますが、なかなか事情が許しません。パピーウォーカーのボランティアにも興味がありますが、将来の盲導犬となる子犬のお世話をする責任がありますので、単に犬を飼ってみたいだけでは動機が不純な気がします。室内で飼わなければならないなど幾つか条件がありますので簡単には応募できませんが、いつかやってみたいと思っています。

 ようこそ「盲導犬の里 富士ハーネス」へ!  日本盲導犬総合センター
http://www.fuji-harness.net/  

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2009年5月19日 (火)

差し迫った危険

Atmiccloud120  世界のノーベル平和賞受賞者17人が、核兵器廃絶へ積極的に取り組むよう各国指導者や市民に呼びかけた「ヒロシマ・ナガサキ宣言」を連名で発表した。
 近年高まる核拡散の脅威に警鐘を鳴らし、「核軍縮、廃絶に向けて行動しないことによる差し迫った危険」に警告を発している。
 オバマ大統領が「核兵器のない世界」を目指す演説をしたことを背景に、世界的な核廃絶機運に弾みをつけるのが狙い。
 宣言は核を「違法な兵器」と表現し、オバマ氏が掲げた核廃絶目標を全世界の指導者に追及するよう提唱。核軍縮努力を十分に行ってこなかった核保有国の「薄弱な意思」に懸念を表明した。
 各国の指導者と市民に「廃絶への道を歩むか、惨禍が繰り返されるのを待つか」と選択を迫った。(静岡新聞より抜粋)

 核兵器を作り続けてきた大国も褒められたものではありませんが、新たに核兵器を持とうとしている国や近年保有した国も、オバマ大統領の掲げる「核兵器のない世界」をぜひ目指して欲しいと思います。

 残念な事に2065年のサンダーバードの世界では、第26話「海上ステーションの危機」で、国連海軍が新型核魚雷のテストをしていますし、第28話「魅惑のメロディー」でも、詳細は不明ですが核兵器と思われるアメリカ軍の新型兵器「ポセイドン」をめぐる事件が起きています。
 現実の2065年には、「核兵器のない世界」が実現していることを強く願っています。

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2009年5月17日 (日)

Bricasso

Photo  第22話「公爵夫人の危機」に登場するカモシカの絵です。画家ブラカッソの中期の傑作とされていますが、名前の由来を知りたくなりました。
 名前の綴りを想像すると、BracassoかBlacassoでしょうか。カッソcassoの部分はピカソPicassoをもじっているように思われます。
 ブラカッソの名前を綴っている英語のファン・サイトが有るか探したところ、ピカソの作品と記述しているものがありました。疑問に思ってDVDで確認しましたが、何度試してもピカソとは聴こえません。ようやく探しあてた
http://www.clivebanks.co.uk/Thunderbirds/Duchessassignment.htmに、Bricassoとありました。どうやら英国BritishのBriにcassoを繋げているようです。
 「完全版サンダーバード全記録集 第5巻(集英社)」のサンダーバードトリビアに、『大英博物館らしき入り口のギャラリーで開かれていた「大昔」の20世紀美術展で飾られていた絵画の多くは、美術スタッフのキース・ウィルソンが担当したという。』とありました。
 このウィルソン氏がカモシカの絵を描いた”英国のピカソ”なのでしょうか?

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2009年5月16日 (土)

第48回 静岡ホビーショー

Photo  静岡ホビーショーに行ってきました。あいにくの雨模様でしたが、大変な人出でした。このイベントのせいなのか判りませんが、国道1号線の渋滞が激しく、到着するまでかなり時間がかかってしまいました。
 渋滞を避けるため会場のかなり手前を曲がったところ、ホビーショーの帰りに寄ろうと思っていた模型店「レインボーテン」の直ぐ近くでした。
 ちかごろは模型専門店でサンダーバードのプラモデルを見かけることも少なくなりました。あまり期待しないで入ったのですが、「噴射煙付きのTB1号」がサービス品の棚にあったので、ありがたく購入しました。
 中二階の飛行機プラモの売り場で、エアフィックスの「1/72デハビランド・タイガー・モス」を発見した時は驚きました。こちらも喜んで購入しました。

Photo_3 会場では、まずモデラーズクラブ合同作品展をじっくり鑑賞しました。ベースが厚い初版「秘密基地」、初版箱のTB2号、OX号のほか、MOLEが計3台ありました。ジェットモグラはSFメカが好きな方だけでなく、戦車などのミリタリーファンが、ちょっと気分を変えて作ってみたくなるようです。
 メーカーのブースでは、頼みのアオシマさんもサンダーバード物は望めるはずもありません。それでも販売コーナーで、「新世紀合金のZX号(サンダーバード版)」、「ミニZX号」のプラモデル、「アポロ・サターンロケット+月着陸船」のプラモデルを値引き価格で購入しました。
 同時開催のボックスアート展は遠慮して、モデラーズミニフリマに向かいました。やはりサンダーバード物は少ないのですが、イマイの「特大TB2号」と、アオシマの「ファイアーフラッシュ」を手頃な価格で購入できました。イマイの「TB2号&コンテナメカセット」がありましたが、5000円という値付けに手が出ませんでした。
 
 さらに、会場の近くにある静岡鑑定団もチェックしたところ、以前よりもサンダーバードプラモが値下げされていました。アオシマの「サンダーバード2号&レスキューパノラマセット」、「2号コンテナドック」、「伸縮脚付きのTB2号」を購入して、本日のお買い物は終了です。

 このところTB関係のお買い物をしていなかった反動と、お値打ち価格のおかげで、少し買い過ぎてしまいました。
 

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2009年5月15日 (金)

さらば”ちきゅう”よ

Photo  ゴールデンウィーク明け頃から、駿河湾の沖に地球深部探査船”ちきゅう”の姿が見えなくなりました。
 ”ちきゅう”の船体や櫓に灯るライトは、夜の海に浮かぶクリスマスツリーのような華やかさで、霧の夜は巨大な提灯がぼんやりと灯ったような幻想的な雰囲気でした。駿河湾から去ってしまったのが、少々寂しく感じられます。
 「JAMSTEC  独立行政法人海洋研究開発機構  ジャムステック」のHPで確認したところ、5月13日現在、紀伊半島沖熊野灘で掘削準備中とありました。今後の調査で、どのような発見があるのか楽しみです。

 先日、図書館で深海調査や海底掘削に関する本を何冊か借りました。その中の1冊、「インナースペース/地球の内部を覗き見る(高川真一著・東海大学出版会)」に、海洋掘削時に掘削用プラットフォームの位置をどのように保持するのかについて解説されていました。
 海底に掘った穴は「固定」位置ですが、海上のプラットフォームは波や風、潮流の影響を受けます。プラットフォームの位置がふらつくと、機器に重大な損傷を及ぼしてしまいます。掘削用プラットフォームの位置を固定する方式として、「ジャッキアップリグ」が紹介されています。
 水深の浅いところではジャッキアップリグ(Jack-Up Rig)と呼ばれる方式が一般に用いられる。これは掘削機材一式を搭載した広くて平らな浮体の周囲に、鉛直方向に突き出せる足を装備しているものである。目的地まではタグボートに曳かれて移動するが、その際は足を上にあげ、櫓は浮体の内側に移動して曳航中の安定を図っている。そして現場に到着後に足を下に突き出して浮体を水面上所定の高さまで持ち上げて固定し、櫓も作業位置まで移動させる。これらを定位置で固定してしまえば陸上掘削とほとんど変わらなくなる。
 
この解説を読んで思い出したのが、第26話「海上ステーションの危機」の舞台となる”SEA SCAPE”です。6本の脚がプラットフォームを支えていますが、脚の内部に掘削用のリグが通っている斬新な設計となっているようです。
 国連海軍が大西洋で行なった新型核魚雷のテストの影響で、海上ステーションが崩壊してしまいます。ステーションの作業員が潜水球に乗って被害状況を確認する場面などからも、水深はあまり深くないようです。おそらく北海の水深200m以下の大陸棚に設置されているのでしょう。

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2009年5月13日 (水)

ブラカッソのガゼル

Photo  5月11日の歴史ごよみに、「画家ダリ生誕」とありました。
 ピンとはねた口ひげの奇才サルバドール・ダリがスペインで裕福な公証人の家に生まれた。パリに出てシュールレアリスムに参加。潜在意識を絵画に表現し「記憶の固執(やわらかい時計)」などを描く。絵画のほか映画など多方面で活躍(1904年)
 サンダーバードでダリ風の絵画と言えば、第22話「公爵夫人の危機」に登場する、ブラカッソのガゼル(カモシカ)です。
 ブラカッソの「中期の傑作」とペネロープ嬢が評していますが、正直に申せば、この絵に描かれているカモシカや柱、茶色い地面や岩に、どのような意味が込められているのか、さっぱり判りません。
 ジェフとペネロープが鑑賞に訪れる、20世紀絵画展に展示されていることからも、20世紀の代表的な画家なのでしょう。
 この絵を買い取ろうとペネロープ邸を訪れたダンドリッジ社長の「60万ポンド」という提示金額に、思わずキュウリのサンドイッチを落としそうになるパーカーです。現在の通貨レートで言えば1ポンド=約150円ほどですから、60万ポンドはおおよそ9000万円でしょうか。
 ゴッホの「医師ガシェの肖像」など、オークションで高額落札された絵画の中には100億円を超えるものもありましたが、巨匠ともなれば数十億円の値がつくところでしょう。この点から考えると、サンダーバードの世界では、2065年のポンドのレートが、現在よりもかなり高いことになっているようです。
 

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2009年5月11日 (月)

無減圧潜水?

Photo_3  第7話「原子力機ファイアーフラッシュ号の危機」を”妄想”する第4弾です。
 アイルランド沖の大西洋、水深200mほどの大陸棚に沈没したファイアーフラッシュ号を救助するために、ゴードンがサンダーバード4号で捜索します。機体を発見したゴードンは、スクーバ潜水で操縦室の窓越しにパイロットと連絡をします。
 このとき、ゴードンはこのような潜水装具に、水中メガネ、フィンといった装備を身につけています。頭部や耳は剥き出しですし、手袋もしていません。
 水深200mといえば21気圧です。サンダーバード2号から投下されて、4号で潜航するまでは良いのですが、この水深でダイビングをすぐに始められるものでしょうか。しかも、ファイアーフラッシュが浮上した直後に海上に出て、操縦室の窓を焼き切る作業をしています。
 ダイビングに関して詳しい事は判りませんが、通常のスクーバ潜水の深度限界は40mを無限圧潜水の目安としているようです。200mともなれば深海ですから、現在の技術では無限圧で潜水する事は困難です。たとえヘリウムや水素を用いた混合ガスを使用しても、減圧にかなりの時間を要します。飽和潜水ともなれば、加圧に1~数日間、水深によっては減圧に数週間もかかるそうです。
 「潜水の世界 人はどこまで潜れるか(池田知純著 大修館書店)」には、「スクーバによる実用潜水」の例として、地中海の水深100m前後の海底で行なわれているピンクコーラルの採取についての記述があります。これによると、「海底では空気にヘリウムを加えて作製した酸素・窒素・ヘリウムの三種類のガスからなる三種混合ガス(トライミックス)を用いている。減圧は水深30~40mに浮上後、呼吸ガスを空気に変換、さらに10m前後から酸素を呼吸し、減圧途中にいったん船上まで浮上し、今度は船のタンクに入室して高圧下でしばらく滞在した後、通常の大気圧下に戻る、いわゆる水上減圧の方法をとっている。」とあります。
 ここでまた、お馴染みの半世紀後のテクノロジーの進歩と天才ブレインズの技術革新を頼りに、ゴードンの超人的な潜水も解決できそうです。サンダーバード4号の潜航開始時は、操縦室は通常の大気圧で空気を吸っていると思います。潜航深度に応じて、操縦室内が加圧されると共に、加圧に適したガスが供給されているのではないでしょうか。海底に到着してスクーバ潜水をする際は、現在よりも進んだ何らかの混合ガスを使っていることでしょう。
 4号に戻って浮上する際は、操縦室の圧力や呼吸するガスが自動的に調整され、海上に出た時点では減圧が完了しているのかもしれません。(あくまでも、素人の妄想ですが....。)
 
 

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2009年5月10日 (日)

大陸棚

Photo_2  第7話「原子力機ファイアーフラッシュ号の危機」に関する”妄想”第3弾です。
 前回の記事で、ファイアーフラッシュ4号が破壊工作を受けて飛行したルートを、ロンドン空港のブリーフィング場面に掲示されている地図の赤い線と”妄想”しました。
 この航路上で、本来予定していた(?)大圏航路から290kmほど離れた位置が、ファイアーフラッシュ号の墜落地点と思われます。
 アオシマの1/350プラモデルの解説に、ファイアーフラッシュ号の全長は115mとあります。この沈没している場面からも、水深は機体の長さの1.5倍から2倍程ありますし、エンジンを切断して浮上する場面でも、かなりの水深がありそうです。
 おそらくアイルランド沖の大西洋、水深200m程度の大陸棚に沈没したものと思われます。大陸棚の先の水深2000m級の深海に沈没していたら、国際救助隊のスーパーテクノロジーでも、救助は困難だったことでしょう。

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2009年5月 9日 (土)

大圏航路と等角航路

Photo  第7話「原子力機ファイアーフラッシュ号の危機」の、ファイアーフラッシュ4号テスト飛行前のブリーフィング場面です。
 ロンドン空港の管制主任が、乗員に高度の説明や通信を絶やさぬように指示しています。その背後に掲示されている世界地図の、ロンドンとサンフランシスコを結ぶ赤い線が、今回の飛行経路のようです。
 そこで気付いたのが、昨日Google Earthで辿った経路と全然違うことでした。地球儀のようなGoogle Earth上で、最短距離を結んだ大圏航路に対して、メルカトル図法で描かれた地図上の二点間を結んだ直線の違いによるものでしょう。
 等角航路 - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AD%89%E8%A7%92%E8%88%AA%E8%B7%AFでも、「メルカトル図法で描かれた地図を見慣れていると、メルカトル図法での地図上の直線が二点間の最短距離であるという錯覚に陥りやすい。」と説明されています。
 ファイヤーフラッシュ号の飛行状況を監視していたサンダーバード5号のアランが、乗員の報告した位置と実際の地点に大きな開きがあることを指摘します。このエピソードは、大圏航路と等角航路の違いによる、航路のズレを下敷きにした楽屋落ちのような気がします。
 

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2009年5月 8日 (金)

ファイアーフラッシュの墜落地点

Autofixer  第7話「ファイアーフラッシュ号の危機」は、国際スパイ団の破壊工作により、原子力機ファイアーフラッシュ(以下FF)の墜落が相次ぎます。その墜落地点は何処なのでしょうか。

 FF3号の飛行状況を監視していた、サンダーバード5号のアランの報告によれば、乗員が告げた「TS757/AR436」は実際の墜落地点から80kmも離れていたそうです。

 FF4号の墜落時も「LS749/AP428で海岸線を通過する」という機長の報告に対して、「30kmも北西へずれている」とアランが指摘します。
 この場面に登場する、サンダーバード5号のAUTO-FIXERという計器ですが、おそらく中心がFFから報告された位置、北北西の方角の20マイル(約30km)の同心円上にある白い光点が、実際のFFの位置を表しているのでしょう。この白い光点は、次第に北西寄りに移動しています。
 その後の機長の報告「現在位置TS749/AP428」に関しても、「報告位置も実際と290km(北西に)ずれています。」と、アランがジェフに告げます。

 FF4号はサンフランシスコに向けてテスト飛行を行なっていました。Google Earthでロンドンヒースロー空港とサンフランシスコ国際空港を”直線”で結んでみると、北北西に向かう経路になりました。この経路上で北アイルランドの海岸線を横切るあたりから、北西に290kmの地点がファイヤーフラッシュの墜落場所ではないでしょうか。

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2009年5月 6日 (水)

ミレー

Photo  昨日、山梨県立美術館に行ってきました。お目当ては今年オープンしたミレー館です。
 出発前に偶然にもNHKの番組で、ミレーの絵について赤外線カメラで分析した色使いや、下絵の解析が放送されていました。
 落穂を拾うのは通常の収穫風景と思っていましたが、この放送でその意味を初めて知りました。後ろに積まれた麦は農家の収穫ですが、手前で落穂を拾っているのは貧しい人たちで、農家の人たちも拾うことを許容していたそうです。ミレーはあえてその貧しい人たちを題材にしたのでした。
 また、法王の列車に飾るために聖母マリアを描くよう依頼されたミレーですが、完成した絵の受け取りを拒否されてしまったそうです。聖母マリアを描く際の決まりごと(頭上の星、青い衣、足元の三日月、ざくろ、ヘビを描くこと)は守られていますが、他の宗教画に見られるのような高貴な顔立ちでは無い為でした。信仰心の篤い農民であった祖母の影響を強く受けていたミレーは、あえて農民の顔立ちの聖母マリアを描いたそうです。
 美術の教科書で見た「落穂拾い」や「種をまく人」などを、実際に鑑賞できるのは大いなる喜びです。フランスへ出向かなくても実物を目にすることが出来るのですから、あちらの国の皆さんに申し訳ないくらいです。

 さてサンダーバードで農民と言えば、第7話「原子力機ファイアーフラッシュ号の危機」です。スパイ一味の破壊工作で墜落したファイアーフラッシュ4号機を探索するために飛来した、サンダーバード1号の移動司令室を設置することを快く許してくれる農家のおじさんです。
 突然の来訪に驚きますが、納屋を提供したり、帰りにはお土産まで持たせてくれる心の優しい人物です。スコットも納屋を借りたお礼なのか、牛の世話をして帰りが遅くなりますが、スーパーメカに囲まれた日常とは違った酪農体験が楽しかったようです。

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2009年5月 1日 (金)

摩天楼の象徴

Ennpaiyabiru  1931年5月1日は、ニューヨークのエンパイアステートビルが落成した日です。
 102階建て381メートルの高層ビルは、マンハッタンの象徴として、一日に1万3000人が訪れる観光名所となっています。

 そのエンパイアビルで、総事業費2000万ドル(約20億円)をかけてエネルギー消費を38%減らすプロジェクトが始まりました。
 約6500枚の窓ガラスを断熱性の高いものに交換するほか、換気システムの効率を上げるなどの対策をおこない、省エネを徹底するそうです。
 年間の光熱費を440万ドル節約でき、二酸化炭素の排出量も15年間で約10万5000トン減らせるとか。

 そんなエンパイアビルですが、2065年のサンダーバードの世界では、ビルごと移動する工事の事故(第10話「ニューヨークの恐怖」)で完全に崩壊する運命にあるのでした。

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