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2009年7月26日 (日)

タルブーシュ

Photo  第20話「湖底の秘宝」に登場するタクシーの運転手です。ブレイクリー教授から料金を受け取り、「こんなに貰って良いんですか?」と喜んでいます。
 さて、小生がこの場面で気になったのが後部座席の仕切り窓に貼ってある水着姿の女性の写真です。
 このお話の舞台は、サンダーバード2号がギザの3大ピラミッド上空を通過することからも、エジプトで間違いないと思います。
 この運転手がエジプト人だとすれば、イスラム教徒である可能性が高いでしょう。詳しくは知りませんが、女性の肌の露出には厳しい戒律があるようですので、このような写真を貼るのは好ましい事とは言えません。
 サンダーバードのスタッフにイスラム教徒への配慮が無かったのではないかと思ったのですが、この運転手が被っている赤いトルコ帽(フェズ)が気になります。もしかしたら彼はトルコ系のエジプト人か、トルコから出稼ぎに来ているのかもしれません。
 そこで、ウィキペディアで「フェズ」を調べてみました。エジプトではタルブーシュと呼ばれるそうで、19世紀から20世紀初頭にかけてオスマン帝国とその周辺地域で流行しました。
 オスマン帝国が近代化改革で文官・武官共に洋装を取り入れることになった際に、従来イスラム教徒が頭に巻いていたターバンに代わるものとして導入されました。フェズは近代化のシンボル的存在として親しまれ、ムスリムだけではなくキリスト教徒やユダヤ教徒の間でもフェズを着用することが多くなったそうです。
 トルコ共和国の建国後はフェズの着用が禁止され、トルコ以外の旧オスマン帝国地域でも現在ではほとんど姿を見ることはなくなっているとか。
 さてこの運転手さんはムスリムなんでしょうか? サンダーバードのスタッフが、この運転手にフェズを被せた理由を知りたいところです。
 

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