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2009年11月15日 (日)

シャパラル2J

Photo_2  「小松崎 茂 プラモデル・パッケージの世界(平野克己編/大日本絵画)」は、氏が描いたサンダーバードをはじめとする数々のボックスアートが満載の一冊です。
 戦闘機から戦艦、戦車、怪獣、SFもの、特撮ヒーローなど、ありとあらゆるプラモデルの箱絵を手掛けています。
 第4章「人類の英知サンダーバード」は、ファンとして大変楽しめましたが、その手前の自動車のページの中に面白いレーシングカーがありました。後部に二つのファンを備えた、東宝模型の1/24シャパラル2Jです。キャラクター・カーと思いましたが、説明を読むと実際にあった車両でした。
 「特異なサクション・ファンから煤塵を吹き出して走る様が、リアルに描写されてマニア心理をくすぐる。」とあります。サクションション・ファンの目的が判りませんでしたが、図書館に行ったところ偶然「スポーツカープロファイルシリーズ③ シャパラル(檜垣和夫 ニ玄社)」を見つけました。
 その説明によると、「ウィングのような空力的付加物に頼るのではなく、回転するファンによってマシーン下面の空気を吸い出す事でダウンフォースを得るという画期的なものだった。」そうです。スノーモービル用のエンジンで、戦車用のエンジンの冷却に用いられていたファンを回転させ、マシーン下面の空気を吸い出すことで、速度に関係なく大きなダウンフォースを得られ、コーナリングのスピードがアップしたり、制動時にタイヤがロックしにくくなるなどの効果があったそうです。
 画期的なアイデアの「世界最速の真空掃除機」ですが、ブレーキの負担が増えたり、肝心の補助エンジンのトラブルなどで、レースではあまり活躍できなかったようです。

 サンダーバードでレーシングカーと言えば、第19話「オートレーサー・アランの危機」のアランが乗るサンダーバード・カーです。ブレインズが設計した新しいエンジンを積んだレースカーで、新エンジンのテストを兼ねたレースで見事優勝します。
 このレースに敗れたゴメツとギレスピーにより罠にかけられたアランとおばあちゃんは、爆弾が仕掛けられたサンミゲル橋の上に置き去りにされてしまいます。国際救助隊の超音波中和車により無事救助される二人ですが、奪われたサンダーバード・カーは残念ながら谷底に転落してしまいます。

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コメント

こんにちは。

ありましたね~、チャパラル2J。
F1でもブラバムのBT46B、ファンカーを駆るニキ・ラウダが1戦だけ出場して優勝してますね。

私もRCで似たような車を作った事がありました。
ほんと考えついたデザイナーを尊敬します。

モータースポーツも大好きな消防第6分団でした。

投稿: 消防第6分団 | 2009年11月16日 (月) 15時22分

消防第6分団さん、コメントありがとうございます。
 小生はモータースポーツのことをあまり知りませんので、BT46Bについて検索してみました。他のチームの抗議で1戦だけしか出場できなかったとはいえ、車体内部の空気を吸いだしてダウンフォースを得るとは凄いアイデアですね。
 シャパラルの本に、「ファンを回転させるとメインのエンジンをかけなくとも、マシーンは40mph(64km/h)で前に進んだ」とありました。そんな凄いファンですから、後ろを走るドライバーにはさぞ迷惑だった事でしょうね。

投稿: 雷おやじ(宿直明け) | 2009年11月17日 (火) 21時05分

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