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2013年3月20日 (水)

キャッチコピーに違和感あります

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 先日、知人が「サンダーバードと自衛隊のコラボ」に関する新聞の切り抜きを見せてくれました。自衛官募集とブルーレイBOXの宣伝を絡めたものですが、サンダーバードが採りあげられるのは嬉しいものの、何か違和感があります。

 「時代はあなたの活躍を求めている!自衛隊で人と社会に貢献だ! 自衛官募集」は判ります。そのためのポスターですから。でもスコットの肩に「守ること それは私たちの誇り」と被せるのは、サンダーバードが国際救助隊ではなく防衛組織であるかのような誤解を招く気がしてなりません。ここに書かれている「守ること」には、国際救助隊のような人命救助活動もあると思いますが、侵略に対して兵器を使用して防衛するのが主たる任務と思います。

 しかしながら、国際救助隊はあくまでも人命救助に特化した目的で、大富豪のスコット・トレーシーが私費を投じて活動しており、どこの国にも属さず特定の国の利益のためには活動しないのが大原則の組織です。自衛隊の在りようとは全く違った組織ですから「守る」ものが異なるのに、勧誘や販促目的のコラボとはいえ「守ること それは私たちの誇り」と共通の意識であるかのような表現をするのは、サンダーバードのファンとしてモヤモヤが残ります。

 「サンダーバード(国際救助隊)って自衛隊みたいなもの?」、「自衛隊はサンダーバードみたいなもの?」と思われるのは、国際救助隊の理念を知る者としては残念です。サンダーバードは過去にも保険会社やパソコン、医薬品などの会社の広告に使われてきました。しかし今回は、国防のために兵器を使用して相手を殺傷することが前提となる組織なのですから、国際救助隊の人命尊重・博愛精神とは相容れないものがあります。

 自衛隊の皆さんが国を守るために日夜活動されているからこそ、日本人は平和を満喫できるわけですし、災害発生時の救助活動には感謝しきれません。尖閣諸島の問題をはじめとして、周辺国との関係がナーバスになって大変な時期ですが、国を守る組織があるおかげで小生も呑気にサンダーバードの事を考えていられます。それでも、安易にサンダーバードと結び付けて広告に使って欲しくない気持ちは変わりません。

 右下にペネロープ嬢が防衛省のURLを紹介しています。このポスターの事を何か記事にしているのではないかと見てみましたが、特にありませんでした。オスプレイに関する冊子などがあったり、日本の防衛について知る機会になりました。逆に、このポスターのおかげでサンダーバードに興味を持つ人が増えてくれる効果もあるのではないかと、またもや妄想する雷おやじでした。

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2013年3月16日 (土)

春から縁起が良いですねー

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 昨年末はジェリー・アンダーソン氏の訃報で悲しい年越しとなりましたが、2013年はサンダーバード再燃の年かもしれません。

 7月10日から9月23日には「サンダーバード博~世紀の特撮が描くボクらの未来~」が、お台場の日本科学未来館で開催されます。今から楽しみです。http://tbmirai.jp/

 さらに、6月には海洋堂からリボルテックのサンダーバード2号が発売されるそうです。全長約210mmなので1/360くらいですから、イマイ/アオシマの2号より一回り小さい感じでしょう。こちらも楽しみです。http://www.kaiyodo.co.jp/revoltech/tokusatsu.html

 リメイク版の製作が発表されたりブルーレイ版が発売されたりと、衰えを知らぬサンダーバード人気にファンの一人として喜びを禁じえません。

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2013年3月 3日 (日)

エアフォースワン

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 ケーブルテレビでハリソン・フォードの「エアフォースワン(ヴォルフガング・ペーターゼン監督/1997年)」を観ました。何度も観ているのですぐ消そうと思ったのですが、結局最後まで観てしまいました。ストーリーも悪くないですし、役者も粒ぞろいで飽きません。ゲイリー・オールドマン、ウィリアム・メイシーやディーン・ストックウェルといった俳優さんを抑えて、とびきりの存在感を示すのが女性副大統領役のグレン・クローズです。シチュエーションルームでのテロ犯との交渉だけでなく、政権内部の権力争いも見事に捌きます。緊急記者会見の場面など本物のようでした。大統領を解任する署名を拒んだり、ラストでそれを破り捨てるのはいい人過ぎますけれど。

 現実だったら緊急脱出ポッドで大統領は避難しているでしょうし、そうするのが務めでしょう。いくら勇敢に敵を倒そうと頑張っても、娘に銃を突きつけられてテロリストの要求を呑んでしまった時点で、閣僚のセリフにもあるように「彼は(大統領ではなく)家庭人になってしまった。」わけです。両手を縛っているダクトテープをガラスの破片で切って反撃するための時間稼ぎだったというよりは、結果的にそうなったという感じです。現実には家族やスタッフの命を犠牲にしても、テロに屈しないのが大統領の責務なのではないでしょうか。

 機内のアクションもさることながら、味方の護衛機にミサイルを撃たせて自動回避させたり、空中給油の場面あり、ミグとの交戦と航空アクションも楽しめます。ラストの救援機への乗り移り場面は、「エアポート75(ジャック・スマイト監督/1974年)」や「クリフハンガー(レニー・ハーリン監督/1993年)」を彷彿とさせます。無事に大統領が救援機に乗り移った時の、「当機のコールサインはエアフォースワンになった!」とのセリフがぐっときます。

 大統領の盾になって銃弾を受けたり、エアフォースワンに向かっているミグのミサイルを自分の機体で受けるため飛び込んでいくF15のパイロットなど勇敢な人もいれば、犯人を手引きした内部の裏切り者もありと、人間の心の正邪を見せられます。

 さて、操縦不能で燃料切れとなったエアフォースワンは海面に墜落するわけですが、着水後に宙返りをして大破します。サンダーバードで旅客機が不時着水すると言えば第7話「原子力機ファイアーフラッシュ号の危機」のファイアーフラッシュ4号です。こちらは操縦不能となりながらも海面を滑空しながら無事に着水します。2009年のハドソン川の奇跡を彷彿とさせるような場面でした。

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