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2013年3月 3日 (日)

エアフォースワン

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 ケーブルテレビでハリソン・フォードの「エアフォースワン(ヴォルフガング・ペーターゼン監督/1997年)」を観ました。何度も観ているのですぐ消そうと思ったのですが、結局最後まで観てしまいました。ストーリーも悪くないですし、役者も粒ぞろいで飽きません。ゲイリー・オールドマン、ウィリアム・メイシーやディーン・ストックウェルといった俳優さんを抑えて、とびきりの存在感を示すのが女性副大統領役のグレン・クローズです。シチュエーションルームでのテロ犯との交渉だけでなく、政権内部の権力争いも見事に捌きます。緊急記者会見の場面など本物のようでした。大統領を解任する署名を拒んだり、ラストでそれを破り捨てるのはいい人過ぎますけれど。

 現実だったら緊急脱出ポッドで大統領は避難しているでしょうし、そうするのが務めでしょう。いくら勇敢に敵を倒そうと頑張っても、娘に銃を突きつけられてテロリストの要求を呑んでしまった時点で、閣僚のセリフにもあるように「彼は(大統領ではなく)家庭人になってしまった。」わけです。両手を縛っているダクトテープをガラスの破片で切って反撃するための時間稼ぎだったというよりは、結果的にそうなったという感じです。現実には家族やスタッフの命を犠牲にしても、テロに屈しないのが大統領の責務なのではないでしょうか。

 機内のアクションもさることながら、味方の護衛機にミサイルを撃たせて自動回避させたり、空中給油の場面あり、ミグとの交戦と航空アクションも楽しめます。ラストの救援機への乗り移り場面は、「エアポート75(ジャック・スマイト監督/1974年)」や「クリフハンガー(レニー・ハーリン監督/1993年)」を彷彿とさせます。無事に大統領が救援機に乗り移った時の、「当機のコールサインはエアフォースワンになった!」とのセリフがぐっときます。

 大統領の盾になって銃弾を受けたり、エアフォースワンに向かっているミグのミサイルを自分の機体で受けるため飛び込んでいくF15のパイロットなど勇敢な人もいれば、犯人を手引きした内部の裏切り者もありと、人間の心の正邪を見せられます。

 さて、操縦不能で燃料切れとなったエアフォースワンは海面に墜落するわけですが、着水後に宙返りをして大破します。サンダーバードで旅客機が不時着水すると言えば第7話「原子力機ファイアーフラッシュ号の危機」のファイアーフラッシュ4号です。こちらは操縦不能となりながらも海面を滑空しながら無事に着水します。2009年のハドソン川の奇跡を彷彿とさせるような場面でした。

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コメント

ムービープラスでの放映でしょうか。
↑ならば私も同じ時間、観てましたよ〜♪
粗筋分かっていても観ちゃいますよねぇ。

強いアメリカ、強くあるべきアメリカ、
今回のアカデミー賞政治色も踏まえ、いろいろ考えましたよ。
でも、映画は愉しく堪能!

投稿: MJL | 2013年3月 8日 (金) 18時01分

MJLさん、コメントありがとうございます。
 はい、m+です。始まってから30分ほど過ぎていたのですが、最後まで観てしまいました。
 作品賞のアルゴを、こちらでは8日まで上映していたのですが見逃してしまいました。監督賞のライフオブパイはまだ観ていません。急がねば。

投稿: 雷おやじ(またもや宿直明け) | 2013年3月 9日 (土) 17時23分

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