2008年9月23日 (火)

地球寒冷化?(その4)

Photo  またしても地球温暖化のお話です。
「地球温暖化は本当か? 宇宙から眺めたちょっと先の地球予測(矢沢 潔著 技術評論社 平成19年1月初版)」から。
 冒頭、「筆者は本書で、地球温暖化についての人々の見方が、社会的コンセンサスと地球環境の科学的理解という異質な両極端の間で揺れ動いている状況に注目しようと思う。これは、地球がいま危機的な温暖化に向かいつつあるという社会通念化した見方が科学的にどこまで妥当なのかを、温暖化一辺倒ではない科学者・研究者たちの多様な視点をも交えながらジャーナリスティックな目で見直し、俯瞰する試みである。」と述べています。
 この本に書かれている事が正しければ、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が用いている気候シミュレーションは、いかにも不十分な代物です。雲や海流などの”よくわかっていない事象”に関しては、省略や研究者の推定値であり、条件設定次第で結果はどのようにもなりそうです。また、IPCCの報告書の気温変動グラフが「地球温暖化寄り」に改ざんされたともあります。

 新聞やTVで地球温暖化が叫ばれ、ゴア元副大統領とIPCCはノーベル賞を受賞するほどですから、「地球温暖化」は間違い無い事と思っていました。それが、不十分なシミュレーションとデータの改ざんに基づくものだったとしたら、世界の損失は計り知れません。

 それにしても、北極の氷が溶けたり、氷河の後退や高山に危険な氷河湖が出来るほどの気温上昇、海抜の低い島国が沈む危機、驚異的な規模のハリケーンの発生などなど、近年の報道でよく目にするのは、やはり「地球温暖化」のせいなのでしょうか。これらの事象から受ける”皮膚感覚”と、「地球温暖化懐疑論」には大きな隔たりを感じます。

 いずれにせよ、世界で叫ばれているほど二酸化炭素の削減は十分に実施できず、逆に増加する傾向にあります。このまま数年が過ぎ、太陽活動が沈静化した際に、二酸化炭素の排出量が増えたにも関わらず気温が低下すれば、地球温暖化が人為的な二酸化炭素の排出によるものなのか、太陽活動の影響だったのかが明らかになるのでしょう。もしも、その逆に気温が上昇したら...。

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2008年9月22日 (月)

地球寒冷化?(その3)

Chikyuu_2  地球温暖化(寒冷化?)をめぐる”その3”です。図書館で関連本を何冊か借りてきました。
 「地球温暖化の真実 先端の気候科学でどこまで解明されているか(住 明正著 ウェッジ)」
 ”先端”といっても1999年の発刊ですから一昔前の話で、基本的に「地球温暖化」肯定派ですが、ことさらに危機感をあおるような内容ではありません。この本で一番興味深かったのが『「二酸化炭素排出規制」は経済競争だ』(108ページ~)でした。
 「グローバルな政治・経済を考える時に、相手の国を拘束する条件が必要である、ということになります。もし、それぞれの国が勝手に行動できる、あるいは、それぞれの個人が勝手に振る舞えることになれば、何も考える必要はありません。しかし、個人が勝手に振る舞う事によって、その個人をも含む全体の生存が危うくなるから、各個人の行動を制限する規範なり規則が必要になります。
 国際外交の舞台では、戦後の秩序をつくってきたのは、米ソの冷戦構造、そして核の脅威でした。(中略) ですから、地球温暖化問題が、国際舞台に登場したのが1988年、冷戦構造の崩壊と期を一にしていたことは、偶然ではないと考えています。冷戦構造に代わる、国際社会を構成する束縛条件が必要となったのです。
 地球温暖化問題は、この要件を、実にうまく満たしています。二酸化炭素の排出ということは、化石燃料をエネルギーとして使用するということです。エネルギーの使用とは、単に、先進国や大企業のみならず、発展途上国も個人にも関係する事象です。ですから、エネルギーに関する束縛条件は、企業のみならず個人にも働くといえます。
 しかし、地球温暖化問題が、新たな国際政治の束縛条件として用いられるということは、科学の、というより科学的事実の文脈から、国際政治・国際外交の文脈で扱われ始めたことを意味します。1997年12月の地球温暖化防止京都会議(COP3)以降の地球温暖化についての対応策をめぐる議論は、一面では、経済競争の側面を示しています。」

 地球温暖化問題で「京都議定書」という束縛条件に、がんじがらめになった日本と、その束縛から距離を置くアメリカや中国の「戦略」の違いを感じさせられました。

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2008年9月21日 (日)

地球寒冷化?(その2)

Photo  「科学者の9割は「地球温暖化」CO2犯人説はウソだと知っている(丸山茂徳著 宝島社新書)」をめぐる”その2”です。
 この本の全てが地球温暖化に関する科学的な記述と思っていたところ、第2章以降は人口問題や資源に関するものでした。目次を拾ってみますと「2020年『成長の限界』と人類の危機」、「人口減少時代の日本の政策」、「人類のバブルが崩壊する」と、恐ろしげな内容です。
 要約すると「人類を支えていた石油が枯渇することにより、殺戮の時代が訪れる。これを防ぐにはアメリカをリーダーとした世界統一国家を形成する必要がある。」との説です。なにやら、以前ご紹介した「ビルダーバーグ倶楽部 世界を支配する陰のグローバル政府(ダニエル・エスチューリン著 バジリコ株式会社)」の気持ち悪さを連想させる話です。
 丸山氏が説く”リーダー国家の資質”のうち、アメリカが強力な軍事力を持っている事は間違いありませんが、洞察力(軍事力を背景に世界を牽引しようとせず、外交交渉による問題解決を選択できる事)があるかは大いに疑問です。基本的人権と自由を裏づけとした「人類の理想社会の理念」を持っているかに関しても、アメリカ国内には存在するのかもしれませんが、対外的にその理念が果たされているのか大いに疑問です。

 資源の枯渇や環境悪化、人口増加問題をうまく切り抜けて、”永続可能”な地球を後世に残したいものです。

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2008年9月20日 (土)

地球寒冷化?

Chikyuu  「科学者の9割は「地球温暖化」CO2犯人説はウソだと知っている(丸山茂徳著 宝島社新書)」を読みました。
 世界の国々が地球温暖化の危機を防ごうと対策に取り組んでいる時に、なぜこのような「反地球温暖化説」が現れるのか、不思議に思って読んでみました。
 世界中の科学者の9割が、地球温暖化に否定的な見解を持っているかのように受け取られてしまいそうですが、ここで言われている”科学者”とは「日本地球惑星科学連合学会」という組織のシンポジウムに参加した科学者のうち、アンケートに回答した人たちを指すようです。しかもこの本には「地球惑星科学連合学会」と書かれているだけで、日本国内の組織であることがわかりません。
 著者は、二酸化炭素が地球温暖化の犯人である事を真っ向から否定しています。
「世界全体で排出する二酸化炭素は今後毎年1~2ppm程度増えるとしよう。これを温度に換算すると、0.004~0.008℃の上昇にしかならない。」 
 では何が温暖化に影響しているのかですが、太陽活動による雲量の変化が原因と述べています
「太陽の活動が活発になり、より強い太陽風が地球にもたらされると、地球に降り注ぐ宇宙線量が減少し、雲の発生量を抑えることになる。逆に太陽の活動が弱まれば、宇宙線量は増加し、雲の発生量は増えることになる。」
「太陽光は暗色の陸地や海表面には吸収されるものの、白い雲には反射されてしまう。もし地球を覆う雲の発生量が増加すれば、太陽光の反射率(アルベド率)は高まることになる。太陽光が反射されれば、その熱は大気を暖める以前に、宇宙空間へと逃げてしまうため、雲は地表を寒冷化に向かわせる作用をもっている。」
「二酸化炭素が1ppm増加することで、地球の気温をわずかに0.004℃高めるだけであるのに対して、雲が地球を覆う面積が1%増加しただけで、1℃も下がってしまうほど、その影響力は大きなものと考えられている。二酸化炭素による温室効果よりも、雲量の変化のほうが地球の気温に対して支配的な影響力を持っているといえるのだ。」 
「過去50年間の温暖化は炭素同位体に顕著に現われているが、太陽活動が最大になったこと、宇宙線量が最低に落ち込んだことと同期している。すなわち、過去50年間の温暖化は自然起源であって、人為起源ではない。」

また、地磁気に関して、
「地磁気によって太陽風が地球に直接降り注ぐのを遮断する働きを持っている。同時に地磁気には宇宙線を遮る作用があることが明らかになっている。ということは、地磁気の変化も、太陽風と同じように宇宙線量を決める作用を持っているということになるだろう。もちろんそれは雲量の変化に影響を及ぼすため、気温の変化を司る要因の一つにもなるはずだ。」
過去400年間で地磁気が16%も減少しており、「現状のまま地磁気が弱まっていくとすれば、地球に降り注ぐ宇宙線量は増加することになる。ひいては雲量を増やし、地球を寒冷化に向かわせることになる。」そうです。「過去400年間は地磁気の強度の減少率に比べて、太陽活動の活発化が圧倒的に優勢であったために、入射宇宙線量が一方的に減少していたが、1~2年前から再び増加に転じようとしていると予測している。」
このほかにも「火山噴火による太陽光の反射率の変化」「ミランコビッチサイクルによる日射量の変化」が影響するそうです。
「こうして得られた21世紀の気温予測は2035年に最低に落ち込む曲線を描き、その後は再び上昇傾向を持つ。(中略) IPCCの予測が正しいのか、理学研究流動機構の予測が正しいかは、5~10年後には解決する問題だ。未来の気候変動を予測する研究において、2つの説は逆なので、気温の違いは毎年顕著になってゆく。いずれかが間違いであることは早晩明らかになるだろう。それは時間が解決することである。」

 「地球温暖化」の原因が、人為的に排出された二酸化炭素の増加によるものという、世界的に認識されている”常識”を否定し、さらに「寒冷化」に向かっているとの説に驚きを感じました。
 タイトルにある「科学者の9割」とは、「21世紀が一方的温暖化である」と主張する科学者が10人に1人という、シンポジウムのアンケート結果から逆算された数値であると思われます。本のタイトルにするには誇大表現と感じつつも、二酸化炭素犯人説が本当に正しいのか知りたくなりました。

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2007年12月12日 (水)

ノーベル平和賞

Chikyuu  地球温暖化防止に向けた取り組みを続けてきたアル・ゴア元米副大統領と国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」に対するノーベル平和賞授賞式が10日、ノルウェーで行なわれました。
 温室ガスの削減は人類の未来に向けて絶対不可欠と言えますが、最近の報道からも早急な対策が必要と感じます。

 「地球温暖化によるヒマラヤの氷河融解で氷河湖が拡大、約200の氷河湖が決壊し洪水を引き起こす恐れがある。特に拡大率が高いイムザ湖では、年間に長さ70mの規模で拡大が進んでいる。」

 登山家の野口健さんが「エベレストでは氷河が後退し、標高6000m以上の場所でも雪ではなく雨が降るなど、温暖化の影響が出ている。」と講演。

 「温室効果ガスの排出が現状のまま続くと、今世紀末には米国を襲う巨大暴風雨が現在の倍以上になるとの予測をアメリカの研究チームが発表。」

 「世界自然保護基金(WWF)が世界最大級の熱帯雨林がある南米アマゾン川流域について、開発や地球温暖化で2030年までに森林の55%が壊滅的な打撃を受け、それが地球環境の悪化を促進する恐れがあると報告。」

 11月に南極を視察に訪れた国連事務総長が「氷は私達が考えているよりもはるかに早く解けている。今すぐ行動しないと、そう遠くない将来に(南極から)氷がなくなってしまうかもしれない。南極は破局寸前。」と声明。

 オーストラリアのラッド新首相は、政権獲得後の重点公約である「京都議定書の批准」に向けて文書に署名したそうです。ブッシュ政権の国際的な孤立が鮮明化する形ですが、アメリカは強大さゆえに他国の意見には全く関心を払わないのが現状です。

 「ポスト京都」をめぐって国際会議が開催されていますが、机上の空論や数字合わせに終わらないよう、実効性のある対策を推進して欲しいものです。そして、ブッシュ氏が早く誤りに気付く事を願わずに居れません。

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2007年10月14日 (日)

ノーベル平和賞

Photo  映画「不都合な真実」でお馴染みの”アメリカ大統領になり損ねた男”ゴア元副大統領と、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の双方に、2007年度のノーベル平和賞受賞が決定しました。

 気候変動(地球温暖化)に関する知識を広め、必要な対応策への基礎を築くよう努めたことなどが受賞の理由です。今回の受賞で、地球温暖化が人為的な温室効果ガスの排出が原因であると、広く世界に認知される事でしょう。

 これに対するホワイトハウスの声明は「(ゴア氏の業績は気候変動)問題を周知させた」とあるだけで、ブッシュ大統領が他の問題にも取り組んでいる事を強調した、皮肉に満ちた内容だったとか。10月2日には、アメリカ上院エネルギー委員会の委員長が「ブッシュ大統領が2009年に任期満了となるまでは、地球温暖化対策法はできそうにない」と発言したそうです。

 民主党の次期大統領候補者エドワーズ元上院議員は「ジョージ・ブッシュを大統領に選ぶという『最も不都合な真実』によって、地球全体の平和と繁栄が脅かされたことに光を当てた」と、今回の受賞の意義を表現したそうですが、全く同感です。

 世界に地球温暖化の危機を訴える事に成功しましたが、これからの対策が重要です。民間団体オックスファムが、地球温暖化によって発展途上国が被害を受けることを防ぐには、年間約500億ドル(約5兆9千億円)が必要で、日本はこのうち13%にあたる約65億ドル(約7670億円)を負担する責任があると試算したそうです。CO2の排出量のほぼ半分が米国起源で、日本は10%強だとか。温暖化を一番加速させているアメリカが、温暖化対策に一番反対しているとは、何とも皮肉な話です。2009年を待たずに、ブッシュさんにはレッドカードで退場願いたいものです。

 さてさて、2065年のノーベル平和賞受賞者を予想しますと、「国際救助隊」が最有力候補でしょう。人物の特定は極めて困難ですが、ひたすらに人命救助に尽くす国際救助隊の創設者(ジェフ・トレーシー氏)やメンバーにその栄誉がもたらされるのではないかと、小生の妄想は膨らむのでした。

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2007年8月17日 (金)

北極海の氷

Chikyuu_2  15日に北極海の氷の面積が、人工衛星による観測開始以来、最も小さくなったそうです。地球温暖化で2040年に到達すると予測していた面積を下回り、一年で最も氷が小さくなる9月中旬には、2050年の予測値程度まで縮小する可能性があるそうです。(参考:静岡新聞)
 地球の気候システムに重要な役割を果たしている北極海の氷が、予測値を大幅に上回って減少するとは、何とも恐ろしい話です。
 その北極海の氷が減少すると開発が容易になるそうで、資源をめぐって早くも争奪戦が始まっているようです。30年後には夏場の北極海の氷がほとんど無くなるとも言われているそうですから、いったい地球はどうなってしまうのでしょうか?? 資源の開発も大事な事かもしれませんが、それよりも地球温暖化防止の方に力を入れてもらいたいものです。

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2007年5月27日 (日)

バイオ燃料

Photo_287  バイオエタノール燃料は、成長時に二酸化炭素を吸収する植物が原料なので、燃焼しても(計算上は?)二酸化炭素が増える事がないそうで、地球温暖化の抑制と化石燃料の枯渇への対策として注目を浴びています。
 ところが、原料のトウモロコシ需要が急増しているため、トウモロコシを使った飼料や食料品の値上がりがおきています。飼料の値上がりは食肉の値上がりにもつながります。また、大規模な灌漑のおかげで地下水が枯渇するなど、良い話ばかりでは無さそうです。

 5月26日の静岡新聞朝刊に、「バカの壁」でおなじみの養老孟司氏のコラムがありました。地球温暖化自体には間違いが無い事や、地球温暖化問題がアメリカの政治問題になっている事、イラク戦争がアメリカの石油確保のための戦争である事などが書かれています。二酸化炭素の排出量はアメリカが四分の一で、中国、EU、ロシアと続きますが、日本は意外にも5%に満たないそうです。
 養老氏は、地球温暖化の根本はアメリカの石油依存、高エネルギー消費文明にあり、石油の枯渇と二酸化炭素による温暖化という二つの問題解決に未来がかかっていると説きます。また、代替エネルギーを考える以前に、高エネルギー消費文明を許すべきでないと思っているそうです。

 さて、第10話「ニューヨークの恐怖」の冒頭の油田火災の場面です。サンダーバードの世界では、2065年(2026年?)になっても化石燃料の枯渇は起きていないようです。
 「トンデモ科学の見破り方(ロバート・アーリック著 草思社)」に「石油、石炭、天然ガスは生物起源ではない」という章があります。これらの資源は、埋もれた植物が分解して出来た生物起源のものと考えられているため化石燃料と呼ばれていますが、コーネル大学を退官したトマス・ゴールド氏は、地球の元々の構成物質であるとの説を唱えています。
 もしこれが正しければ、現在考えられているよりも遥かに大量の資源が存在している事になるそうです。著者のアーリック氏の判定は「トンデモ度ゼロ(そうであってもおかしくない)」でした。

 石油などの燃料資源の枯渇が無いとしても、高エネルギー消費に走る人間の意識を改めないと、未来はこないかもしれませんね。 


 
 

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2007年5月24日 (木)

最近、気になること

Chikyuu_6  「地球温暖化防止に関する主要国首脳会議」で、アメリカの強い抵抗のため、温室効果ガス削減の数値目標を宣言に盛り込む事が出来ないようです。
 アメリカは自国の経済への悪影響を懸念して、強硬な姿勢を変えようとしません。
 数値目標だけでなく「気候変動が加速している」などの表現を削除するように求めているそうです。
 アメリカのコロラド大学の研究チームが、「気候変動に関する政府間パネル」の予測を越す速さで北極の海氷が急速に減少していると発表したそうです。海氷の消滅が今世紀前半にも起こる可能性があるそうです。
 また、NASAの衛星観測では南極の積雪も広範囲で融解しているそうで、「地球温暖化が広範囲に影響している事を示す初の兆候。」だとか。北極も南極も人間に警鐘を鳴らしているのに、どうやらブッシュさんには聞こえないようです。
 サミット宣言の草案には、「気温上昇を2度以内に抑える努力をする。2度以上になれば対応は困難」との記述があるそうです。”困難”な状況になったとき、地球はどうなっているのでしょうか。
 7月7日には、ゴア元副大統領ほかの呼びかけで、世界150以上の有名ロックバンドや歌手による地球温暖化防止の大規模コンサート「ライブ・アース」が開催されます。日本では京都と幕張メッセが会場になるそうです。
 手遅れになる前に、気温上昇が2度以内に収まるよう世界が協力できないものでしょうか....? 

(参考 静岡新聞5月16日夕刊、5月22日朝刊)

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2007年2月11日 (日)

海上ステーション

Photo_150  「緊急レポート このままでは地球はあと10年で終わる!(洋泉社MOOK)」を読んでいます。副題は《まだ、ずっと先の話だろうとタカをくくっているあなたへ》です。
 表紙には《地球が”灼熱の惑星”と化すのを、人類の手で阻止できる時間的余裕は、もう僅かしかない。世界中の専門家が警告。これはパニック映画ではありません!》とあります。
表紙だけでもなかなか恐ろしげですが、中身は真面目な本ですから本当に回避できるのか怖くなってきます。
 ゴアさんは「不都合な真実(ランダムハウス講談社)」の大型本を出しています。写真もふんだんで読み応えが有りそうなのですが、税込み2980円と少々お高いのが難でして...。「緊急レポート このままでは~」の方は1000円なので手が出しやすいです。書店の「地球温暖化」コーナー(?)で見てください。少しでも関心を持つ事から始めませんか?

 2月4日の静岡新聞に《温暖化対策 海底下にCO2貯留》とありました。《海底の地下千メートル以上の帯水層を利用。工場や発電所などの排ガスからCO2を分離して回収し、陸上からパイプラインで海底下に送り込むか、船で運んで海洋施設から注入するなどの方法で封じ込める。日本の領海内の帯水層には、現在の国内排出量の百年分以上となる千五百億トンのCO2を貯留できるとされる。》
 《地下貯留は、枯れかけた油田の産油量を増やすためにCO2や水を注入して原油を押し出す技術の応用。CO2を貯留できる地層は陸域と海域を合わせた地球全体で約七兆トン分が存在するとされ、世界の排出量の約百年分の削減が可能とする試算もある。》 《ノルウェーなど石油や天然ガスの産出国の一部では既に実用化されている。》とあり、世界全体で導入されれば頼もしいかぎりです。

 さて、第26話「海上ステーションの危機」は大西洋上の石油採掘ステーションが舞台ですが、もしかしたらCO2の地下貯留施設なのかもしれないと、妄想逞しい雷おやじです。

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