2010年10月17日 (日)

救出成功

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 チリの鉱山落盤事故で、地下700m閉じ込められた作業員が全員無事に救出されました。8月5日の事故発生から2ヶ月以上もの極限状況のなか、チリ政府を始めとする多くの人々の力で一人の命も失うことなく生還出来ました。
 圧縮空気を利用した高性能のドリルで救助用の縦穴を掘り、NASAのアドバイスを受けて製作された救出用カプセル「フェニックス」で引き上げられました。当初の想定では救助に4ヶ月もかかるとされていたので、かなり期間が短縮されましたが、600mのトンネルを掘るのに現在の技術では約1ヶ月を要しました。

 サンダーバードの世界ならば、おそらくはジェットモグラでゴリゴリと掘り進み、開始から数時間で作業員の避難場所に到達し、当日のうちに救出できることでしょう。落盤を防ぐよう慎重に掘り進まなければなりませんし、ジェットモグラに何人乗れるのか判りませんから何回か往復する必要がありそうです。
 
 サンダーバード製作のきっかけとなったのも鉱山の事故でした。1963年にドイツの鉱山で洪水による浸水で地下約60mに閉じ込められた作業員11人を、今回と同様に縦穴を掘削し、事故発生から2週間後に特殊カプセルで引き上げました。

 チリの救出成功のあとにも中国などで落盤事故が発生しています。労働者の命を守る安全対策が進む事を願っています。

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2010年1月 5日 (火)

世界一のビルの改称

Photo  アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで建設されていた、世界一の高層ビル「ブルジュ・ドバイ(ドバイの塔)」が完成したそうです。
 約160階建てで、2004年から建設を開始、総工費約15億ドル(約1400億円)と、気の遠くなりそうな話です。
 高さは828mと、これまで最高層だった台湾の「TAIPEI101」(508m)を大幅に上回るものとなりました。
 青空を背景に聳え立つビルは、SF映画のようです。124階の展望台からの、下界の眺めはどのような感じでしょうか。

 そんなビルの名前が、完成式典で「ブルジュ・ハリファ(ハリファの塔)」に改称されたそうです。金融危機に苦しむドバイへ250億ドルを支援したアブダビ首長国のハリファ首長への感謝の意を示したものですが、ドバイの皆さんには残念な話ですね。

 さてサンダーバード第5話「世界一のビルの大火災」では、高さ3000フィート(900m)の高度から、トンプソン・タワーを中継するヘリジェットが降下します。すなわち、トンプソン・タワーは900m以下の高さとなり、ブルジュ・ドバイ改めブルジュ・ハリファの828mに近い高さと言えそうです。

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2008年12月21日 (日)

新型インフルエンザ

Photo  静岡県東部の学校でも、インフルエンザによる学級閉鎖が何件か発生しています。
 電車の中で咳やくしゃみをする人が多くなってきた事もあって、今年はインフルエンザの予防接種をしました。

 このところ、もっと凄いインフルエンザの話題をよく耳にします。20世紀にはスペインかぜや香港かぜと呼ばれているインフルエンザが世界中で蔓延し、数百万人から数千万人の死者が発生しました。
 近年、強毒性の鳥インフルエンザから人に感染する新型のインフルエンザの発生が確実視されています。WHOは「発生するかどうかの問題でなく、いつ発生するかの問題」としている程です。
 厚生労働省の「健康:結核・感染症に関する情報」を見ますと、新型インフルエンザについて詳しく知る事が出来ます。http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/
 現在は流行危険期の警戒レベル(フェーズ)3で、「新しい亜型のウィルスの人への感染が確認されているが、基本的には人から人への感染はない。」となっています。次のフェーズ4で封じ込めがうまくいかなければ、一週間程度で世界中に拡大し、パンデミック(世界的大流行)になることも考えられるそうです。
 厚生労働省の試算では、日本でも17~64万人の死者が予想されているという深刻な状態です。この流行を食い止めるためにも上記サイトをお読みいただき、個人や家庭で出来る対策を進めて欲しいと思います。

 さて、第5話「世界一のビルの大火災」で、両親と共にトンプソンタワー・ビルの地下室に閉じ込められてしまったトミー・カーター少年です。煙が苦しくてハンカチを当てていますが、実はこのハンカチが新型インフルエンザの流行抑制に役立ちます。
 電車や人ごみで、豪快に咳やくしゃみをする人をよく見かけますが、「咳エチケット」を守ってマスクをしたり、ハンカチやティッシュで口と鼻を覆ったり、腕の中に顔をうずめて鼻や口を覆うなどの配慮をすることで、他の人にウィルスを撒き散らす事がなくなります。

 100年に一度の大恐慌と言われていますが、新型インフルエンザのパンデミックでダブルパンチにならないよう願っています。

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2008年11月 4日 (火)

アルコールチェック

051  先月の22日、那覇空港発の全日空120便羽田行きジャンボ機の副操縦士から、社内規定で定められた基準値の呼気1リットル中0.1ミリグラムを超えるアルコールが検出されたうえ、交代要員がいなかったため出発が約1時間半遅れたそうです。
 全日空は、パイロットの呼気から社内規定を上回るアルコールが検知され、運行遅延が5件相次いだため、乗務前日の出発12時間までの酒量を当面の間、ビール中瓶二本程度に制限する再発防止策を明らかにしました。
 これまでは12時間以内の飲酒を禁止すると規定していましたが、今後はこれ以前の飲酒量もビール中瓶2本か日本酒2合、焼酎140ミリリットル程度とし、成人が6-8時間で分解できる量に制限するそうです。アルコール教育を徹底し、乗務に影響が出た場合の処分規定を運行規定に新設するそうですが、今まではお咎めが無かったという事でしょうか。
 8月以降、全日空のパイロットから飲酒検知が相次いだ背景に、主要空港へ高精度のアルコール検知器を設置したことがあるようです。簡易式検知器のセンサーは精度が低く寿命も短いそうで、それまで検知にかかるパイロットはほとんどいなかったそうです。

 さて、那覇空港で問題となった副操縦士さんは、ビールのほかに泡盛を2合飲んだとTVのニュースで報じられていました。小生は泡盛の事をよく知りませんので、図書館で「決定版 泡盛大全(主婦の友生活シリーズ)」を借りてきました。
 蒸したタイ米と黒麹を混ぜ合わせ、半日から1日寝かせたものに酵母と水を加え、2時間以上かけて発酵させたもろみを蒸留し、さらに1年以上寝かせて作るそうです。3年以上寝かした古酒(クース)はまろやかで味が濃く、深みがあるとか。アルコール度数は数%から60%以上まで幅広いそうですから、ストレートやオンザロック、水割りやカクテルなど色々な飲み方があり、飲兵衛な小生としては大いに興味をそそられます。
 「泡盛の効能」と題するコラムでは、適量の酒は血栓溶解酵素の合成を高めることがわかり、特に泡盛などの乙類焼酎が最も効果があると紹介されていました。アルコール量として1日30グラム程度、泡盛では1合ほどが適量なのだそうです。最高の飲み方は、毎日ではなく1週間に2~3回飲む事と、心筋梗塞の発作が多いのが月曜早朝であることから日曜の夜がお勧めなのだそうです。

 適量を飲めば楽しく健康にも役立つのですが、量を過ぎると仕事にも差し支えるという事でしょう。先日、NHKの番組「平成若者仕事図鑑 あしたをつかめ」で、空港のグランドハンドリング(航空機地上支援業務)という仕事を紹介していました。詳細はホームページをご覧下さい。http://www.nhk.or.jp/shigoto/zukan/178/top_2.html
 この番組に登場した原田さんたちは、旅客機の到着から出発までの約1時間の間に、機内整備や給油、荷物の積み下ろし、積み込み、搭乗客の出迎えなどさまざまな業務を行ないます。到着便が遅れて、乗り継ぎの乗客や荷物の積み込みが進まない事態でも、出発の遅れを1分でも少なくするために最善を尽くしています。
 アルコール検査にひっかかったパイロットさんは、軽い気持ちだったのかもしれませんが、乗客や、その到着を待つ人々、空港で働く仲間にも大きな影響を及ぼした事を自覚して欲しいものです。

 さて、第5話「世界一のビルの大火災」のプールサイドの場面です。高性能のガス式鋼鉄切断機の実験中にガス中毒となったものの、昏睡状態から無事回復し寛ぐスコットとヴァージルです。このあと、世界一の高さを誇るトンプソンビルの救助に出動するのですが、気になるのがヴァージルが手にしているグラスです。どうやらワインのようですが、2号の操縦には差し支えないのでしょうか?
 

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2008年5月 9日 (金)

ガス式鋼鉄切断機

Photo  ゴールデンウィークにバーベキューをしようと、10年以上使っていなかったコールマンのツーバーナーを倉庫から出しました。(ホワイトガソリンを燃料に使うキャンプ用のコンロです。)
 案の定、上手く動かなかったので、部品を交換したり、あれこれ調整してどうにか使えるようになりました。
 手元の取り扱い説明書だけではわからない点があったため、インターネットで検索したところメンテナンスのコツを紹介するサイトがあって助かりました。

 その際ちょっと脇道にそれて、「高圧ガス機器の内側をのぞいてみよう・・・アセチレン切断バーナーと圧力調整器」を見てみました。http://hakosan.com/column/h180401.htm
 アセチレンと酸素が燃焼する事で3300℃もの高温が発生するそうですが、鉄を溶かして切断しているのではなく、鋼材を900℃くらいに予熱したあと、高圧の酸素を吹き付けて急激に酸化させて切断する事を初めて知りました。

 第5話「世界一のビルの大火災」に登場するガス式鋼鉄切断機は、レーザーの3倍以上の能力があるそうです。アセチレン切断バーナーよりも高熱を発するガスなのでしょうか。
 それにしても、パペットにガスバーナーを持たせて”炎の演技”をさせてしまうのも、サンダーバードの凄いところですね。

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2008年5月 4日 (日)

ガス中毒

Photo  最近、硫化水素ガスで自殺を図ったり殺人未遂をおこす事件が頻発しています。自殺を助長するようなサイトには、ガスを発生させる方法が書かれていたり、楽に自殺できる、きれいに死ねるといった誤った情報が記載されてるそうです。
 先日のTV報道では、死に顔が苦悶の表情だった事や、長時間苦しみながら死んだ様子など、自殺者の家族の悲痛なコメントが紹介されていました。
 漏れ出たガスのため避難する周辺の住民、硫化水素を発生させる実験を紹介する理科の教科書や学校のトイレ洗剤の扱い、警察が科学防護服の着用訓練をするなど、多くの影響を与えています。
 硫化水素の報道を目にするたび、自殺者の多さに驚いてしまいます。景気の悪化や格差社会などの世相を反映しているのでしょうか。有害なサイトを規制する動きは当然の事ですが、自殺の原因への対策が望まれます。

 さてサンダーバードでガス中毒といえば、第5話「世界一のビルの大火災」です。ブレインズが開発した、レーザーの3倍以上の能力があるガス式鋼鉄切断機の実験中に、スコットとヴァージルが失神してしまいます。
 二人ともヒゲが濃く生えるほど眠り続けましたが無事に回復しました。気分がすっきりしたと話しますが、眉毛が変な角度になっていて病み上がりである感じが良く出ています。ヒゲだけでなく、パジャマの襟や腋の下のあたりが少し汗染みのようになっているのが、スタッフの芸の細かさでしょうか。
 このガスは毛穴から人体に入り失神を引き起こしますが、トンプソンビルの救助では周囲の高温のおかげで無害になり、人体への影響がありませんでした。トレーシー島での実験後、原因が突き止められるまで使用が禁じられていたはずですが、なぜかトンプソンビルの救助でジェットモグラに積み込まれています。スコットとヴァージルの熱意に負けてジェフは使用を許可しますが、結果的に良かったものの適切な判断であったのか疑問が残ります。

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2007年10月15日 (月)

9.11の謎

Photo  今夜の「世界まる見えテレビ特捜部」(日本テレビ系)は、9.11事件の謎を紹介していました。ツインタワーの崩壊に関する公式見解は「ジェット機突入の衝撃と火災によるもの」としていますが、この番組では「爆発物による意図的な破壊」と仮説を立てています。


検証①「タワーは旅客機の突入に耐えられた」
 1945年のエンパイアステートビルへの爆撃機の衝突を教訓に、WTCはボーング707の衝突に耐えられる設計がされていた。海からの強風にも耐えられる設計である。

検証②「ジェット燃料による火災はビルを崩壊させるほどでは無い」
 崩壊10数分前の消防士の無線に、ジェット機突入階の火災が小規模だったとあった。鉄が溶ける温度は1500℃だが、通常の火災は1000℃程度の温度。航空機燃料のケロシンは灯油の一種で、鉄を溶かすほどの高温にはならない。公式見解は「鉄が溶けたのではなく、熱により変形や歪みを生じたためビルが崩壊した」としているが、1988年のロスや2004年のベネズエラ、2005年のマドリッド(20時間以上燃えた)のビル火災でも崩壊は無かった。

検証③「速すぎるタワーの崩壊速度」
 南タワーは約10秒間、北タワーは約8秒間で崩壊した。110階のタワー屋上からビリヤードの球を落とすと約9秒で地上に落下することから、ツインタワーは空中をボールが落ちるスピードで崩落したことになる。

検証④「崩落現場の不思議な状況」
 あらゆるものが粉々に飛び散っていたり、鉄骨が切断している。古いビルを爆破解体する状況に酷似している。

検証⑤「爆発音に関する証言」
 銃を撃つような音がしたり、爆発音がした。7~8階で爆発があったと消防士が証言。NBCのTVレポーターが、ビルに爆発物が仕掛けられたとレポート。

検証⑥「謎の白い煙」
 飛行機の突入とは別の場所から煙が噴き出している。スティーブン・ジョーンズ教授は、地階に溜まっていた金属はテルミットのような爆薬を使用した結果と指摘。テルミットは米軍が使用する爆薬で2500℃もの高温を発生する。溶けた金属が溶岩のように流れていたとの証言もある。

テルミットが使用されていたとすれば、いったい誰が何のために?

検証①「WTCはお荷物」
 1973年に完成したWTCは、老朽化により維持費だけでも高額で、テナントが減る一方だった。アスベストが使用されていたが、撤去費だけで10億ドルかかるとされていた。

検証②「管理者の変更」
 WTCビルは、テロの6週間前にラリー・シルバースタイン氏へ委譲された。シルバースタイン氏は35億ドルのテロ保険をかけ、80億5千万ドルを手に入れた。

検証③「謎の改装工事」
 9月11日の4~6週間前に上部階で改装工事があった。9月8~9日には長い停電があり、停電によりビルのセキュリティが解除され、誰でも自由に出入りできた。

検証④「隠された最大の謎 WTC第7ビルの崩壊」
 47階建てのWTC第7ビル(ソロモンブラザーズビル)はツインタワー崩壊の瓦礫と火災により崩壊したとされているが、第3~第6ビルの損傷に比べて軽微だった。約6.5秒で崩壊しており、ビルの爆破解体にそっくりである。
 BBCの生放送で、第7ビル崩壊の23分前に第7ビルの崩壊についてスタジオとやりとりする不可解な場面がある。ただの間違いかもしれないが、ビルが壊される事を事前に知っていた可能性がある。第7ビルの持ち主もシルバースタイン氏。

現在、跡地には高さ540メートル、総工費20億ドルのフリーダムタワーを建設中。

はたして真実はどこに....。

 9.11関連の疑惑本の内容を要約したような番組でしたが、やはりアメリカ政府の”公式見解”は変ですよね。このきな臭さがブッシュ政権に繋がっている気がしてなりません。

ツインタワーの崩壊場面を見るたびに、第5話「世界一のビルの大火災」のトンプソンビル崩壊を連想してしまう、不謹慎な雷おやじです。

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2007年6月 7日 (木)

事故は語る

Photo_292  「事故は語る1998-2003 巨大化するトラブルの裏側(D&M日経メカニカル 日経BP社)」を読みました。
 自動車事故からスペースシャトルの爆発、コンコルドの墜落事故、原子力発電所事故から、電気製品のトラブルまで、さまざまな事故の原因を追求し、事故から安全を学ぼうとするものです。
 自動車の章には「AT車暴走事故の意外な結末」があります。高速道路のパーキングエリアでの休息後、発進の際にAT車が暴走し、重軽傷者10名という大事故になりました。運転者はブレーキが効かなかったと供述しましたが、事故車を地道に調査した結果、ブレーキとアクセルを踏み間違えた事が証明されたそうです。

 さて、第5話「世界一のビルの大火災」で、火災の原因となる暴走車を運転する女性の足元です。ハイヒールなのかは判りませんが、アクセルやブレーキを踏みやすい形の靴には見えません。駐車場のゲートの手前のスロープで減速するはずが、ブレーキペダルから足が外れてアクセルを踏んでいます。本人はそれに気付いていないのか、さらにペダルを踏み込んでゲートを突破し、事故を引き起こします。

 第4章には「テロに沈んだ世界貿易センタービル」があります。崩壊そのものはパンケーキ理論などによるものとしていますが、なぜ地面に吸い込まれるような崩れ方をしたのかについて、 「(飛行機の)衝突による大きな曲げモーメントと巨大なエネルギを受けて基礎杭が破壊。不等沈下を起こしたビルが自身の荷重を支えきれなくなり、地面に吸い込まれるように崩れ去った。」と推定しています。
 この本に紹介されている事故原因の調査は、非常に地道な努力の積み重ねです。調査の材料となる事故車などが残っていれば、かなり原因が解明できそうです。残念な事に世界貿易センタービルの崩壊に関しては、十分な調査もされずに解体され、廃材は売却されてしまったようです。
 

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2007年5月12日 (土)

世界一のビルの大火災(その8)

Photo_282 第5話「世界一のビルの大火災」を考える8回目です。
 トンプソンビルは、なぜ全焼し崩壊させられたのでしょうか。陰謀には何らかの目的があり、メリットがあるからこそ行われるはずです。
 「タイタニックは沈められた(ロビン・ガーディナー&ダン・ヴァンダー・ヴァット著 集英社)」に、北大西洋航路を処女航海中の巨大豪華客船タイタニック号が氷山に激突して沈没したのは、《船長が船主の手先にそそのかされ、やみくもにスピードを上げ、そこにあることがわかっていた浮氷原に突っ込んだ》という「故意による過失」によるものと書かれています。
 タイタニック号の姉妹船オリンピック号は、英国海軍の巡洋艦ホークとの衝突事故により船尾に大きな穴があく損傷を受けていました。この事故がオリンピック号側の過失とされたため保険が適用されず、建造費の六分の一にも当たる修理費を負担することとなりました。さらに処女航海の9ヵ月後には、スクリューブレードが脱落するという事故がおき、機関や船体に重大な損傷を受けていました。
 赤字の元のオリンピック号と建造中のタイタニック号は、同時期に造船所のドックに並んでいました。外観はほとんど変わらず、僅かなプレートや備品の差し替えですりかえることが可能だったようです。そしてタイタニック号を名乗る旧オリンピック号を氷山に激突させて沈める事で、タイタニック号の保険を使って100万ポンドを回収したとの説です。
 乗員乗客あわせて2200名のうち、700名ほどしか助からなかった大惨事ですが、もしこの本が事実とすれば、首謀者にとっては人命よりもお金の方に価値があったのでしょう。

 9.11のワールドトレードセンターの崩壊に関しても「暴かれた9.11疑惑の真相(ベンジャミン・フルフォード著 扶桑社)」に、同様の利益を得た人物がいることが書かれています。テロの6週間前にWTCビル群のリース権を得たシルバースタイン氏は、多額のテロ保険金を手にする事になりました。また、WTCツインタワーはランニングコストがかかりすぎる”お荷物”で、アスベストの使用も問題でしたが、テロのおかげで効率よく解体できたとも書かれています。
 これ以外にも、テロを予測したかのような株取引(航空会社の株が売られ、軍事・セキュリティ関連株が買われた)があったそうですから、ビルのオーナーだけでなく他にも利益を得ていた人たちがいる事は間違いありません。

 これらを踏まえてトンプソンビルの陰謀を妄想すると、例えばビルの設計に重大な問題があることが判明し、公になれば収益が見込めないと考えて、保険が効くうちに崩壊させたとも考えられます。
  

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2007年5月 8日 (火)

世界一のビルの大火災(その7)

Photo_281  第5話「世界一のビルの大火災」を考える7回目です。
 トレーシーラウンジでトンプソンビルの救助を振り返る場面があります。日本語版では「事故を起こした人たちは大丈夫だったのかしら?」となっていますが、英語版の字幕ではスコットが運転手の性別を聞き、ミンミンが”女性ドライバーだった”と新聞記事に書かれていることを告げます。英語版はいかにも女性ドライバーの運転が(一般的に)下手だと言っているように聞こえますので、日本語版はやんわりと修正したのではないでしょうか。
 ラストでようやく慎重な運転をするようになった女性ドライバーですが、それにしてもこのカップルが逮捕もされないのはどういう事でしょうか? 火災による直接的な被害だけでも5000億円以上はあると思います。これだけの被害額に対して得られたものが安全運転だけとは、DVDの解説で池田憲章氏が「ブラックユーモア」と述べている通りです。

 さて、火災では鉄骨のビルは崩壊しないというジョン・コールマン博士の説に基づいて、トンプソンビル崩壊の陰謀について考えてみたいと思います。
1.自動車事故の偽装
 トンプソンビルに向かう路上で、蛇行運転を繰り返す女性ドライバーがパトカーに捕まります。これで運転の下手な女性がトンプソンビルに向かっている事が公式に記録に残ります。その後、地下駐車場にこの女性が運転する車が突っ込み火災が発生するのも、監視カメラに記録されたことでしょう。これは新聞で性別が報道されることからも明らかです。これにより火災の原因が”自動車事故”であることが明確になります。
2.謎の爆発
 しかし次におこる地下駐車場の大爆発が腑に落ちません。まるで可燃性ガスが溜まっていたかのような爆発です。おそらく何らかのガスか爆発物が仕掛けられていたのではないでしょうか。
3.消防設備の故障
 火災感知器は作動しますが消火設備が全く動作しませんし、主換気口の閉鎖も不能という事態に陥ります。超超高層ビルのオープン初日ですから、消防設備の確認試験や消防署の検査が終了している事と思います。機械には初期トラブルがあるとは言え、これほどまでに不具合が多発するのは異常事態と思います。ビルの全焼を狙った何者かが、消防設備に何らかの破壊工作をしたとも考えられます。
4.消防車への指示
 管理センターの対応もいささか疑問が残ります。ビルの管理者が消防車を指揮する権限を有するのかよく判りませんが、おそらく何らかの取り決めがされているのでしょう。避難者のパニック防止対策として消防車を12地区へ誘導して待機させますが、これにより消火活動が遅れてしまい、結果的に消火困難になってしまいます。
5.火災中の爆発
 上部階に燃え移ったあと、爆発の炎が窓を破って吹き出す場面があります。火災の熱によりガラスが破れて新鮮な空気が入り、フラッシュオーバー(バックドラフト)を起こしたのかもしれませんが、鉄骨を破壊するための爆発物が仕掛けられていた可能性もあります。
6.閉じ込めの謎
 カーター家の3人が閉じ込められたのは偶然なのでしょうか? 3人がモノレール乗り場を探しているときに、誰かが意図的に誤った通路を教えたのかもしれません。大惨事で人命が脅かされ通常の手段では救助不可能な場合は、国際救助隊に出動を要請する事でしょう。救助に成功すれば一般の関心はそちらに向けられるでしょうし、救助に失敗したり国際救助隊のメンバーにもしもの事があれば、ビルの崩壊以上の関心を集めるに違いありません。

以上の点からトンプソンビルの火災と崩壊は、何者かが仕組んだものと妄想する雷おやじです。冒頭のカップルも一般人ではなく、訓練を受けた破壊工作員なのかもしれません。そのため別人になりすまして、捕まることも無く自動車で走り去っていくのでした。
 
 

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