第5話「世界一のビルの大火災」を考える7回目です。
トレーシーラウンジでトンプソンビルの救助を振り返る場面があります。日本語版では「事故を起こした人たちは大丈夫だったのかしら?」となっていますが、英語版の字幕ではスコットが運転手の性別を聞き、ミンミンが”女性ドライバーだった”と新聞記事に書かれていることを告げます。英語版はいかにも女性ドライバーの運転が(一般的に)下手だと言っているように聞こえますので、日本語版はやんわりと修正したのではないでしょうか。
ラストでようやく慎重な運転をするようになった女性ドライバーですが、それにしてもこのカップルが逮捕もされないのはどういう事でしょうか? 火災による直接的な被害だけでも5000億円以上はあると思います。これだけの被害額に対して得られたものが安全運転だけとは、DVDの解説で池田憲章氏が「ブラックユーモア」と述べている通りです。
さて、火災では鉄骨のビルは崩壊しないというジョン・コールマン博士の説に基づいて、トンプソンビル崩壊の陰謀について考えてみたいと思います。
1.自動車事故の偽装
トンプソンビルに向かう路上で、蛇行運転を繰り返す女性ドライバーがパトカーに捕まります。これで運転の下手な女性がトンプソンビルに向かっている事が公式に記録に残ります。その後、地下駐車場にこの女性が運転する車が突っ込み火災が発生するのも、監視カメラに記録されたことでしょう。これは新聞で性別が報道されることからも明らかです。これにより火災の原因が”自動車事故”であることが明確になります。
2.謎の爆発
しかし次におこる地下駐車場の大爆発が腑に落ちません。まるで可燃性ガスが溜まっていたかのような爆発です。おそらく何らかのガスか爆発物が仕掛けられていたのではないでしょうか。
3.消防設備の故障
火災感知器は作動しますが消火設備が全く動作しませんし、主換気口の閉鎖も不能という事態に陥ります。超超高層ビルのオープン初日ですから、消防設備の確認試験や消防署の検査が終了している事と思います。機械には初期トラブルがあるとは言え、これほどまでに不具合が多発するのは異常事態と思います。ビルの全焼を狙った何者かが、消防設備に何らかの破壊工作をしたとも考えられます。
4.消防車への指示
管理センターの対応もいささか疑問が残ります。ビルの管理者が消防車を指揮する権限を有するのかよく判りませんが、おそらく何らかの取り決めがされているのでしょう。避難者のパニック防止対策として消防車を12地区へ誘導して待機させますが、これにより消火活動が遅れてしまい、結果的に消火困難になってしまいます。
5.火災中の爆発
上部階に燃え移ったあと、爆発の炎が窓を破って吹き出す場面があります。火災の熱によりガラスが破れて新鮮な空気が入り、フラッシュオーバー(バックドラフト)を起こしたのかもしれませんが、鉄骨を破壊するための爆発物が仕掛けられていた可能性もあります。
6.閉じ込めの謎
カーター家の3人が閉じ込められたのは偶然なのでしょうか? 3人がモノレール乗り場を探しているときに、誰かが意図的に誤った通路を教えたのかもしれません。大惨事で人命が脅かされ通常の手段では救助不可能な場合は、国際救助隊に出動を要請する事でしょう。救助に成功すれば一般の関心はそちらに向けられるでしょうし、救助に失敗したり国際救助隊のメンバーにもしもの事があれば、ビルの崩壊以上の関心を集めるに違いありません。
以上の点からトンプソンビルの火災と崩壊は、何者かが仕組んだものと妄想する雷おやじです。冒頭のカップルも一般人ではなく、訓練を受けた破壊工作員なのかもしれません。そのため別人になりすまして、捕まることも無く自動車で走り去っていくのでした。
最近のコメント