2009年6月24日 (水)

引き家

Ennpaiyabiru  静岡県富士市で、区画整理に伴って、建物を解体せずに「引き家」で民家を移動する作業が行なわれている事が、静岡新聞で紹介されていました。
 約40トンの木造2階建て住宅を、2週間ほどかけて約200メートル先まで移動させるそうです。
 住宅の下にレールと車輪を取り付け、枕木の上に置かれた両端2本のレールの上をワイヤで引っ張りながら1分間に3メートルの速さでゆっくりと移動させた。
 住宅内の荷物の搬出は必要なく、そのまま移動できるため、移動中でも室内で料理をする居住者もいるという。

 
そんな「引き家」作業で思い出されるのが、第10話「ニューヨークの恐怖」の災害現場となるエンパイア・ステートビルの移動作業です。原子力エンジンを搭載した巨大移動マシーンですが、地盤の緩みにより倒壊してしまいます。
 「僕たちの好きなサンダーバード 全エピソード完全ガイド(宝島社)」によれば、エンパイアビルも200メートル移動する予定だったそうです。この巨大なマシーンや移動用のレールなどの設置スペースを考えると、エンパイアビル以外にもかなりの建物が解体されたか、移動させられたのではないでしょうか。それほどの価値のある事業なのか疑問が浮かびます。いくらニューヨークの象徴でも、近代化や省エネなどの総合的なコスト面からは、建て直したほうが良さそうです。

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2009年5月 1日 (金)

摩天楼の象徴

Ennpaiyabiru  1931年5月1日は、ニューヨークのエンパイアステートビルが落成した日です。
 102階建て381メートルの高層ビルは、マンハッタンの象徴として、一日に1万3000人が訪れる観光名所となっています。

 そのエンパイアビルで、総事業費2000万ドル(約20億円)をかけてエネルギー消費を38%減らすプロジェクトが始まりました。
 約6500枚の窓ガラスを断熱性の高いものに交換するほか、換気システムの効率を上げるなどの対策をおこない、省エネを徹底するそうです。
 年間の光熱費を440万ドル節約でき、二酸化炭素の排出量も15年間で約10万5000トン減らせるとか。

 そんなエンパイアビルですが、2065年のサンダーバードの世界では、ビルごと移動する工事の事故(第10話「ニューヨークの恐怖」)で完全に崩壊する運命にあるのでした。

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2008年9月11日 (木)

7年目の9.11

Photo  2001年の9.11テロから7年目を迎えました。毎年のようにTV局が9.11を振り返る特番を放送していたように思いますが、今年は特に無さそうです。
 旅客機がビルに突っ込む衝撃的な映像も、最近はあまり目にすることもなくなりました。”9.11の風化”という言葉が、新聞のTV欄にもありました。
 そんな状況ですが、今年の5月には「9.11委員会レポートダイジェスト 同時多発テロに関する独立調査委員会報告書、その衝撃の真実(WAVE出版)」が日本でも出版されました。
 マーク・ウォルバーグ主演の映画「ザ・シューター 極大射程(アントワーン・フークア監督 2007年)」で主人公ボブ・スワガーが住む山荘の机の上に、この本が置かれていたのが思い出されます。大統領暗殺犯に仕立て上げられようとしている主人公が読んでいる本というところが、いかにも意味ありげでした。
 また、昨年の9月11日には「9.11オフィシャルレポート(シド・ジェイコブソン+アーニー・コロン作 イースト・プレス発行)」というコミック版も発売されています。
 これら2冊に書かれているポイントは
「旅客機で自爆テロが行なわれる可能性を想像する力がなかった。」
「連邦航空局(FAA)と北米航空宇宙防衛指令部(NORAD)との連携の悪さ」
「FBIとCIAの情報共有が無かった事」
「アルカイダに対する政府の対応が不十分だった」
ことなどが挙げられています。

 世界の警察を自認しているはずのアメリカが自国の防衛には脆弱だったことを示しているのですが、本当にそれだけだったのか妄想家の小生には疑問です。あらためて「LOOSE CHANGE 2ND EDITION 911の嘘をくずせ」(http://www.wa3w.com/LC2J/index.html)を観てみますと、やはり疑問だらけに思えてきます。DVDを買わなくても無料で視聴できますし、YOU TUBEでも見ることができますので、興味のある方はご覧下さい。

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2008年8月26日 (火)

水と油

Photo  車にガソリンを給油したところ、あっという間に1万円がなくなりました。地域で一番安いと思われるセルフスタンドで、プリペイドカードを購入しての給油ですらこの有様ですから、普通のスタンドではもっと凄い事になっているのではないでしょうか。
 そんなショックを感じつつ、自分は今までどれくらいの距離を運転し、どれくらい燃料を使ったのか考えてみました。
 運転免許を取得してから約30年。1年に1万kmほど走ると考えると、30年で約30万kmとなります。リッターあたり10kmの燃費のディーゼル車に10年間乗っていたので、軽油を1万リットル使った事になります。ガソリン車のほうはリッター8kmくらいなので、20万kmを2.5万リットルのガソリンを使って走った事になります。我ながら凄い量を使ったものと思います。おそらく日本人の平均的な使用量(自家用走行)に近いと思うのですが、これが日本全体になると相当な量になる事でしょう。

 先日、砂漠の町ラスベガスの水の枯渇について放送していました。水源の湖の水位が、この8年で大幅に下がっているそうです。この水位が自然に戻る事は不可能で、水の使用をいかに制限するかが課題になっています。一般の家庭では、芝生を青く保つためやプールなど、1日の使用量が1世帯で2トンにもなるそうです。
 水の使いすぎは悪いことと知りつつも、快適さを損なう事には抵抗があるようで、「水の無駄遣いは悪いことだけれど、でもあなたを愛しているわ!」とご主人にキスする奥さんが出ていました。ご本人はアメリカンジョークのつもりかも知れませんが、番組の文脈からすれば環境意識の乏しい一般的アメリカ人として扱われていました。
 1日あたり2トンとは凄い量ですが、さらに驚いたのが日本の家庭も1日あたり1トンを使用している事でした。水洗トイレやシャワーの普及が大きいのかもしれませんが、意外に多いと感じました。このところ話題になる、輸入食料を製造する過程で使用されるバーチャルウォーターも加えると、更に凄い量になります。世界中の水を金で買っているようなものです。

 TV番組「あいのり」で、若い日本人のグループがアフリカを旅していました。現地の子供達が遠い井戸まで水を汲みに行くのに同行するのですが、澄んだ井戸水を子供から勧められても飲む事が出来ません。水の中のミジンコには「メジナ虫」が生息しており、生水を飲むと人間の体内に寄生し、最終的に1メートルにまで成長するそうです。
 その国の子供の死亡率が高い原因として、この成長したメジナ虫が体外に出る際の激痛で死んでしまうことが説明されていました。まるで映画「エイリアン」のような恐ろしい話です。

 静岡県東部の水源は、富士山の雪解け水が地下水となって流れながらミネラルを含み、駿東郡清水町の柿田川に湧き出た銘水です。このため塩素の使用量も少ないそうですから、安心して飲む事が出来ます。富士山の恵み、地球の恵みに感謝しつつ、無駄の無いように使っていきたいと思います。

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2008年5月31日 (土)

新型戦闘艦

Photo  第10話「ニューヨークの恐怖」に登場する、米海軍の新型戦艦センチネル号です。
 先日、「Yahoo!ブログ - 特撮 プロップス 倉庫」さん経由で「ガジェット情報満載ブログ ギズモード・ジャパン GIZMODO JAPAN」さんの「三胴式の米海軍新型戦闘艦は意外にもお値段控えめとのこと」http://www.gizmodo.jp/2008/05/post_3631.htmlという記事を読みました。
 この記事で紹介されているジェネラルダイナミクス社開発のインディペンデンス級沿岸戦闘艦(LCS)は、三胴式で最高速度が60ノットもあるそうです。サンダーバードのセンチネル号は巡航速度か最高速度かは不明ですが、番組の中の台詞に200ノットとありますので、このLCSの3倍以上の速度が出せます。
 センチネル号の外観の映像は、左舷からの全体像や艦橋部分とミサイル発射装置付近、サンダーバード4号を吊り上げる場面しかありません。センチネル号の正面の形状は不明ですが、もしかしたらこのLCSのように三胴式なのかもしれないと妄想する雷おやじです。

 同じく「ギズモード・ジャパン」さんの記事に「泡を利用して高速に移動する潜水艦」http://www.gizmodo.jp/2007/03/post_1041.htmlがありました。潜水艦を泡で包む事により、最高時速が204km/hになるそうです。「泡は水の中を早く移動できるので、船体への抵抗が減らせ、結果として早く進める。」そうですが、もしこれが水上艦に応用できればセンチネル号のような驚異的な速度を出す事も可能かもしれません。

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2008年5月13日 (火)

ニューヨークまで24時間

Photo  第10話「ニューヨークの恐怖」で、TB4号をニューヨークまで運搬するアメリカ海軍のセンチネル号です。
 センチネル号は、「200ノット」と乗員の台詞にあるように、驚異的な速度の新鋭艦です。200ノットは時速370kmですから、F1マシンの最高速度に匹敵します。
 南太平洋のトレーシー島付近で、TB4号を吊り上げ、24時間かけてニューヨークへ向かう事になりますが、どのような航路を辿ったのでしょうか。
 「船の豆知識」http://www.nexyzbb.ne.jp/~j_sunami76/index.htmlさんのサイトの中に、「グーグルマップで各港間の距離を測ってみませんか」http://www.nexyzbb.ne.jp/~j_sunami76/fr_gmap.htmlというページがあります。これを使って大まかな距離を測ってみたところ、パナマ運河経由で約1万km、南アメリカ大陸最南端ホーン岬周りで約1万5千kmとなりました。
 24時間で1万km(1万5千km)を航行するとなれば、時速416km(625km)以上となってしまいます。この点から、乗員の「200ノット」という台詞は最高速度を示すものでは無かった事がわかります。
 距離の短縮を考えればパナマ運河経由となりますが、全長80kmのパナマ運河は3つの人造湖と3つの水門(閘門)を通過するのに、待ち時間を含めて24時間かかるそうです。これではネッドとカメラマンを救う事は到底出来ません。
 現在、2014年の竣工を目指してパナマ運河の拡張工事が行なわれています。拡張後は、現在通過可能な船舶のサイズよりも大きい、ほぼ全てのコンテナ船に対応できるそうです。
 センチネル号の最高速度が時速625km以上で(ホーン岬経由で)ニューヨークに向かったと考えるよりも、2065年までの間に別ルートの運河が設けられて通過時間が大きく短縮されたと考える方が、より実現性がありそうです。

 一番の謎は、なぜ時間のかかる船舶ではなく、アメリカ軍のジェット輸送機でTB4号を運搬しなかったのか? ですが....。

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2008年5月12日 (月)

磁方位75度

Photo  第10話「ニューヨークの恐怖」で、サンダーバード2号がアメリカ海軍の新鋭艦センチネル号に攻撃される場面があります。
 その際、TB2号の進路を「磁方位96度」(字幕版)とセンチネル号のレーダー員が報告しています。ヴァージルが基地を知られないよう進路を変更すると「磁方位75度」となり、艦長は「ニューヨークの方向だ」と判断し攻撃を指示します。
 磁方位は北を0度、南を180度として右回りに360度で表しますので、磁方位75度でニューヨークを通過する進路は、上の概略図のようになります。
 左下の図はセンチネル号のレーダースコープです。スコープの上方向がセンチネル号の進行方向と考えられますので、TB2号を示す輝点はセンチネル号の右舷後方に位置しています。これを地図上で示すと、センチネル号はアメリカ西海岸に向かって航行していることがわかります。
 ヴァージルは基地から離れようと北に進路をとりましたが、結果的にTB2号をセンチネル号に接近させてしまいました。警告も無く、いきなり攻撃されるとは思っていなかったようです。また、センチネル号は進行方向にミサイルを発射していますし、TB2号の前方からミサイルが飛来する事から、センチネル号は進路を南に変更してミサイルを発射した可能性があります。
 そもそもTB2号はなぜハワイ付近の北太平洋を飛行していたのでしょうか? 当初の進路はメキシコ上空を通過するコースになっています。おそらく基地に直接帰るのではなく、大西洋を南下し、南極周りで南太平洋のトレーシー島に戻る予定だったと思われます。
 そこで気になるのが、レスキューを行なった油田の場所です。油井の周囲が砂漠のようなので、中東や北アフリカの油田と考えられます。ならば進路を逆にとって、直接大西洋に向かえば良いのですが、基地に直接帰らないルールがあるのでしょう。これは第4話「ピラミッドの怪」で、東京の火災レスキューの帰りにアフリカの砂漠で謎のZ団に撃墜されるTB1号からも、わざわざ遠回りしている事が窺えます。

(5月13日追記)
 TB2号とセンチネル号の遭遇場所をハワイ沖としたのは、艦長の「ニューヨークの方向だ」の台詞から、アメリカに近い太平洋上と判断したためです。磁方位75度の線を南西に伸ばすとオーストラリアまで行きますが、その位置からではニューヨークという台詞は出ないと思います。

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2008年5月11日 (日)

原油高騰

Photo_2  ニューヨークの原油先物相場が1バレルあたり125ドルを突破したそうです。半年以内に150ドルを突破してもおかしくないとの見方もされています。急騰の原因は産油国ナイジェリアの政情不安や、中国など新興国の需要増のようです。
 大きな利益を受けている産油国は増産の動きを見せませんし、ヘッジファンドが原油の相場高騰に拍車を掛けています。
 消費国は省エネなどの地道な努力をするしか無いようです。化石燃料を使い過ぎれば、地球温暖化を促進してしまいますし、高騰のせいで生活が苦しくなるのも困ります。これを機会に消費国が省エネの方向に向かうと良いですね。

 先月、ブラジル南東部沖の大西洋海底で、推定埋蔵量330億バレルの巨大油田が発見されたそうです。非公式情報で更に掘削と調査が必要ですが、史上三位の規模となる見込みです。ブラジルが石油大国になれば、世界の勢力地図も少々変化しそうです。アメリカが石油欲しさに妙な動きをしないと良いのですが....。

 さて、第10話「ニューヨークの恐怖」オープニングの油田火災です。この油田がどこにあるのか気になって仕方が無い雷おやじです。「完全版サンダーバード全記録集3(集英社)」では、「ネッド・クックは、中継車とバッジのNTBSロゴから、ニューヨーク・テレビ局のキャスターと推測でき、冒頭の油田も東海岸での災害と思われる。」となっているのですが.....。

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2008年3月30日 (日)

センチネル号

Photo  第10話「ニューヨークの恐怖」に登場するアメリカ海軍の最新原子力戦艦センチネル号です。油田火災のレスキューを終えて帰還途上のサンダーバード2号を、ミサイルで攻撃して墜落寸前のダメージを与えてしまいます。
 「サンダーバード・メカニックファイル(伊藤秀明・柿沼秀樹/双葉社)」の”徹底座談会”に、このミサイル攻撃に関する記述があります。(130頁) 少し長くなりますが、柿沼氏の言葉を引用させていただきます。
 『米空母がTB2号を誤射してしまうまでの経緯は、とんでもなくリアルですね。応答がないので、まずTB2号を仮想敵と認識して警戒レベルを上げる、次にTB2号が転進したのをニューヨークに航路を変えた! と誤認してしまい撃墜する! という。冷戦時代にいかにもありそうな誤射で。自分たちの既知以外の存在に突然警戒感を高める! というあのシチュエーションは子供番組の枠を越えていた。飛んで来るTB2号を空母のクルーが「航空機にしては速すぎる! ミサイルにしては遅いぞ!」と分析して未知のクラフトだ! と断じるやいなや艦長が「攻撃を許可する!」というくだりにはギョッ! とするリアリティがある。ヒーロー(主人公)が誤射されて撃墜されてしまうストーリーとかは日本のアニメ、特撮ではないでしょ。米海軍はご丁寧に三回も波状攻撃を仕掛けて来る!(笑)。』

 ジェフがワシントンに連絡し、ようやくミサイル攻撃が中止されます。その後、TB2号の緊迫の着陸場面になるためか、センチネル号からTB2号を気遣う様子や追跡する場面はありません。アメリカ軍やセンチネル号の立場としては、誤射ではなくアメリカ軍の軍規や交戦規定に則った攻撃であり、責任は無いと突っぱねる可能性が高いと思われます。
 あれだけの損害を受けても、ジェフは損害賠償を請求しないのでしょうか。国際救助隊のメンバーは秘密ですから公の場には出れないですし、難しいところです。それとも代理人を立てて裁判に?

 そんな因縁浅からぬセンチネル号に、ニューヨーク・エンパイアステートビルの救助でTB4号の運搬を依頼する国際救助隊です。本来ならばあまり良い関係ではありませんが、人命救助が最優先の国際救助隊はそんな事を気にしていません。

 それよりも心配なのがアメリカ海軍がTB4号の先進技術をスパイする事ではないでしょうか? ゴードン1人だけですし、4号から離れて到着をイライラと待っています。その間に米軍の技術者がこっそりと忍び込んで.....。何しろ1号も2号もセキュリティの甘さは変わりなく簡単に忍び込まれてしまいますから、4号も同じ可能性があります。

 さて、サンダーバード・ゲストメカのプラモデルを妄想する雷おやじですが、1/700ウォーターラインシリーズ第1弾として、このセンチネル号はいかがでしょうか。コナミのTB2号がだいたいこのスケールですから共演も可能です。ここはひとつ、静岡模型協同組合のメーカーさんにがんばって頂きたいですね!

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2007年5月27日 (日)

バイオ燃料

Photo_287  バイオエタノール燃料は、成長時に二酸化炭素を吸収する植物が原料なので、燃焼しても(計算上は?)二酸化炭素が増える事がないそうで、地球温暖化の抑制と化石燃料の枯渇への対策として注目を浴びています。
 ところが、原料のトウモロコシ需要が急増しているため、トウモロコシを使った飼料や食料品の値上がりがおきています。飼料の値上がりは食肉の値上がりにもつながります。また、大規模な灌漑のおかげで地下水が枯渇するなど、良い話ばかりでは無さそうです。

 5月26日の静岡新聞朝刊に、「バカの壁」でおなじみの養老孟司氏のコラムがありました。地球温暖化自体には間違いが無い事や、地球温暖化問題がアメリカの政治問題になっている事、イラク戦争がアメリカの石油確保のための戦争である事などが書かれています。二酸化炭素の排出量はアメリカが四分の一で、中国、EU、ロシアと続きますが、日本は意外にも5%に満たないそうです。
 養老氏は、地球温暖化の根本はアメリカの石油依存、高エネルギー消費文明にあり、石油の枯渇と二酸化炭素による温暖化という二つの問題解決に未来がかかっていると説きます。また、代替エネルギーを考える以前に、高エネルギー消費文明を許すべきでないと思っているそうです。

 さて、第10話「ニューヨークの恐怖」の冒頭の油田火災の場面です。サンダーバードの世界では、2065年(2026年?)になっても化石燃料の枯渇は起きていないようです。
 「トンデモ科学の見破り方(ロバート・アーリック著 草思社)」に「石油、石炭、天然ガスは生物起源ではない」という章があります。これらの資源は、埋もれた植物が分解して出来た生物起源のものと考えられているため化石燃料と呼ばれていますが、コーネル大学を退官したトマス・ゴールド氏は、地球の元々の構成物質であるとの説を唱えています。
 もしこれが正しければ、現在考えられているよりも遥かに大量の資源が存在している事になるそうです。著者のアーリック氏の判定は「トンデモ度ゼロ(そうであってもおかしくない)」でした。

 石油などの燃料資源の枯渇が無いとしても、高エネルギー消費に走る人間の意識を改めないと、未来はこないかもしれませんね。 


 
 

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