第10話「ニューヨークの恐怖」に登場するアメリカ海軍の最新原子力戦艦センチネル号です。油田火災のレスキューを終えて帰還途上のサンダーバード2号を、ミサイルで攻撃して墜落寸前のダメージを与えてしまいます。
「サンダーバード・メカニックファイル(伊藤秀明・柿沼秀樹/双葉社)」の”徹底座談会”に、このミサイル攻撃に関する記述があります。(130頁) 少し長くなりますが、柿沼氏の言葉を引用させていただきます。
『米空母がTB2号を誤射してしまうまでの経緯は、とんでもなくリアルですね。応答がないので、まずTB2号を仮想敵と認識して警戒レベルを上げる、次にTB2号が転進したのをニューヨークに航路を変えた! と誤認してしまい撃墜する! という。冷戦時代にいかにもありそうな誤射で。自分たちの既知以外の存在に突然警戒感を高める! というあのシチュエーションは子供番組の枠を越えていた。飛んで来るTB2号を空母のクルーが「航空機にしては速すぎる! ミサイルにしては遅いぞ!」と分析して未知のクラフトだ! と断じるやいなや艦長が「攻撃を許可する!」というくだりにはギョッ! とするリアリティがある。ヒーロー(主人公)が誤射されて撃墜されてしまうストーリーとかは日本のアニメ、特撮ではないでしょ。米海軍はご丁寧に三回も波状攻撃を仕掛けて来る!(笑)。』
ジェフがワシントンに連絡し、ようやくミサイル攻撃が中止されます。その後、TB2号の緊迫の着陸場面になるためか、センチネル号からTB2号を気遣う様子や追跡する場面はありません。アメリカ軍やセンチネル号の立場としては、誤射ではなくアメリカ軍の軍規や交戦規定に則った攻撃であり、責任は無いと突っぱねる可能性が高いと思われます。
あれだけの損害を受けても、ジェフは損害賠償を請求しないのでしょうか。国際救助隊のメンバーは秘密ですから公の場には出れないですし、難しいところです。それとも代理人を立てて裁判に?
そんな因縁浅からぬセンチネル号に、ニューヨーク・エンパイアステートビルの救助でTB4号の運搬を依頼する国際救助隊です。本来ならばあまり良い関係ではありませんが、人命救助が最優先の国際救助隊はそんな事を気にしていません。
それよりも心配なのがアメリカ海軍がTB4号の先進技術をスパイする事ではないでしょうか? ゴードン1人だけですし、4号から離れて到着をイライラと待っています。その間に米軍の技術者がこっそりと忍び込んで.....。何しろ1号も2号もセキュリティの甘さは変わりなく簡単に忍び込まれてしまいますから、4号も同じ可能性があります。
さて、サンダーバード・ゲストメカのプラモデルを妄想する雷おやじですが、1/700ウォーターラインシリーズ第1弾として、このセンチネル号はいかがでしょうか。コナミのTB2号がだいたいこのスケールですから共演も可能です。ここはひとつ、静岡模型協同組合のメーカーさんにがんばって頂きたいですね!
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