2009年5月19日 (火)

差し迫った危険

Atmiccloud120  世界のノーベル平和賞受賞者17人が、核兵器廃絶へ積極的に取り組むよう各国指導者や市民に呼びかけた「ヒロシマ・ナガサキ宣言」を連名で発表した。
 近年高まる核拡散の脅威に警鐘を鳴らし、「核軍縮、廃絶に向けて行動しないことによる差し迫った危険」に警告を発している。
 オバマ大統領が「核兵器のない世界」を目指す演説をしたことを背景に、世界的な核廃絶機運に弾みをつけるのが狙い。
 宣言は核を「違法な兵器」と表現し、オバマ氏が掲げた核廃絶目標を全世界の指導者に追及するよう提唱。核軍縮努力を十分に行ってこなかった核保有国の「薄弱な意思」に懸念を表明した。
 各国の指導者と市民に「廃絶への道を歩むか、惨禍が繰り返されるのを待つか」と選択を迫った。(静岡新聞より抜粋)

 核兵器を作り続けてきた大国も褒められたものではありませんが、新たに核兵器を持とうとしている国や近年保有した国も、オバマ大統領の掲げる「核兵器のない世界」をぜひ目指して欲しいと思います。

 残念な事に2065年のサンダーバードの世界では、第26話「海上ステーションの危機」で、国連海軍が新型核魚雷のテストをしていますし、第28話「魅惑のメロディー」でも、詳細は不明ですが核兵器と思われるアメリカ軍の新型兵器「ポセイドン」をめぐる事件が起きています。
 現実の2065年には、「核兵器のない世界」が実現していることを強く願っています。

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2009年4月26日 (日)

ウクライナの歌姫

Chierunobuiru  1986年の4月26日は、チェルノブイリ原発事故がおきた日です。

 ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電所4号機で核分裂反応が暴走して爆発した。炉心が溶融し、大量の放射性物質が欧州全域を汚染、日本にも到達する史上最悪の原発事故となった。長期間にわたり人体や環境に深刻な影響が及ぶ。(静岡新聞「歴史ごよみ」より)

 そんなチェルノブイリの現在の様子をグーグルアースで見てみようと思ったのですが、その一帯だけ不鮮明になっていました。何か制限がかかっているのでしょうか?

 さて、6歳の時にチェルノブイリ原発事故で、わずか3.5kmの距離で被爆したナターシャ・グジーさんのコンサートが、静岡県富士市のロゼシアター小ホールで開催されるそうです。(5月29日 金曜日 19:00開演 2500円)
 以前、静岡県三島市で開催されたコンサートに行きましたが、美しい歌声とウクライナの民族楽器バンドゥーラの音色に魅了されました。今回はピアノ(小関基之)との共演のようです。

 サンダーバードの世界でもさかんに原子力が利用されていますが、必ずと言ってよいほど災害が発生してしまいます。事故がおきて広範囲に汚染される事が無いように、安全対策は万全にお願いしたいものです。

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2009年3月29日 (日)

スリーマイル

Ar4  昨日の新聞の歴史ごよみに、「1979年3月28日 スリーマイル島原発事故」と記されていました。
 米ペンシルバニア州スリーマイル島の原子力発電所2号機で、炉心の冷却水が減少したため核燃料が溶融する重大事故が起きた。ポンプの故障と対策ミスが重なり、放射性物質が大量に放出された。
住民も避難したが、けが人はなかった。
(静岡新聞)
 この7年後にはチェルノブイリの原発事故が起きています。二度とこのような事故が起きないことを願っています。

 今月上旬、ロシアの原子力企業アトムエネルゴプロムが、二日間で組み立てて稼動できる移動式の小型原子力発電所を、5年後に発売する計画を発表したと報じられました。出力2500kwと小型ですが、25年間燃料を入れ替えずに使うことが出来、数千人の集落向けの使用を想定しているそうです。お値段は約21億円で、10人以下で運転できるとか。

 ロシアの原子エネルギー局では、水上原子力発電所の建造も進められているそうです。はしけの上に原発を載せたもので、造船所から目的地まで曳航するそうです。こちらの出力は電力70MWまたは300MW分の熱エネルギーで、20万人が住む市への供給が可能なのだそうです。脱塩化処理プラントへの改造も可能とあり、サンダーバード第6話「原子炉の危機」に登場する「灌漑用原子ステーション」の先祖と言えそうです。
 
 移動式の原発や海に浮かぶ原発とはロシアも凄い事を考えますが、安全対策は万全にお願いしたいものです。

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2009年2月23日 (月)

BACK TO ROUTINE

Meruborunsaved  オーストラリア南東部ビクトリア州で発生した大規模な森林火災の犠牲者を追悼する式典が、22日に州都メルボルンで行なわれました。
 放火の容疑で逮捕者も出たそうですが、多くの犠牲者を出したうえ、町が丸ごと灰になったり野生生物にも大きな被害を及ぼした火災の責任をどうやってとるのでしょうか。
 記録的な高温と極端な乾燥状態に、強風が重なり大規模な火災となりましたが、延焼予防(周囲の草木をなくし、雨水タンクを設置して火災に備える)を徹底して家に残るという森林火災対策が裏目になり、犠牲者が拡大したとも報じられています。
 全焼と伝えられたキングレーク(メルボルンの北東約50km)やメアリーズビル(同北東約100km)といった町を、GOOGLE EARTHで調べてみたのですが、火災の痕跡が見られません。必ずしも現在の状態が表示される訳では無いようです。
 復興へ向けた歩みは始まったばかりですが、英国の流刑植民地時代に本土への反権力意識で培われた「メートシップ(同胞意識)」が、お互いを支えあう原動力になっているそうです。

 さて、サンダーバード第6話「原子炉の危機」でもメルボルンは危機を迎えますが、風向きの変化で原子雲は消え去り、州都は救われます。被災された皆さんの生活が、一日も早く元に戻るように願っています。

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2008年12月31日 (水)

マイティ・アトム

Nezumi  今年も一年間、「サンダーバード妄想日記」をご覧いただき、ありがとうございました。
 子年の大晦日ですから、第6話「原子炉の危機」に登場した”マイティ・アトム”君のイラストで終わりたいと思います。
 サンダーバード・ファンの皆様にとりまして、来年が良い年でありますように。

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2007年9月12日 (水)

すべての爆弾の父?

Atmiccloud120  ロシア軍が核兵器に次いで世界で最も破壊力のある新型通常爆弾「すべての爆弾の父」を開発し、投下実験に成功したそうです。
 これまで世界最大の破壊力の通常爆弾は、アメリカが開発した「MOAB:モアブ 全ての爆弾の母」でしたが、ロシア軍はその4倍の破壊力があるとしているそうです。
 ロシアのテレビでは爆撃機から投下された爆弾が爆発し、巨大なきのこ雲が沸き上がり、強烈な爆風と高熱によって建物がなぎ倒され、一帯が焦土と化した実験の様子を放映したとか。(参考:静岡新聞)
 小生がイメージしていた”核兵器に次ぐ破壊力の爆弾”とは、映画「アウトブレイク(ウォルフガング・ペーターゼン監督 1995年)」に登場する燃料気化爆弾でした。ニュースで時々聞く”デイジーカッター”は、この燃料気化爆弾の事と思い込んでいましたが、今回調べてみたところ全然別のものでした。

 さて、きのこ雲と言えば第6話「原子炉の危機」の原子炉施設の爆発事故です。オーストラリアの灌漑用原子力ステーションに潜入したフッドと警備員の銃撃戦により、施設が破壊されて爆発に至ります。原子力発電に用いられる燃料の濃縮率は原爆とは全然違いますので、この場面のような核爆発を起こすことはありえないのですが、大規模な事故が起きればチェルノブイリのような放射能汚染を引き起こす事は十分考えられます。その点からも「原子炉の危機」のきのこ雲は、言い知れぬ恐怖を感じさせます。

 それはさておき、爆弾の父とか母とか、ふざけた名前の物を開発して人や物を跡形も無く吹き飛ばそうという考えが理解できません。核兵器は簡単に使えないから、通常兵器の威力を高くしようというわけですが、いつまで人間はこんな事を続けなければならないのでしょうか。

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2007年3月30日 (金)

チェルノブイリ被爆者救援コンサート

Chierunobuiru  今夜、静岡県三島市の市民文化会館で「チェルノブイリ被爆者救援コンサート こころに咲く花」がありました。
 1986年4月26日の事故から21年が過ぎましたが、今もなお故郷から追いやられ、後遺症に悩む人たちがたくさんいます。
 今夜の出演者のナターシャ・グジーさんは、6歳だった事故当時チェルノブイリ原発から3kmほどの所に住んでいたそうです。妹のカーチャさんは生後1ヶ月で、ともに被爆しました。
 事故の翌日は何も知らされず、屋外で普通に生活していたそうです。二日目になって、深刻な事態では無いが念のため3日間だけ、何も持たずに避難するように指示されたものの、二度と故郷に戻る事が出来なかったなど、歌の合間に語ってくれました。
 姉妹はウクライナの民族楽器バンドゥーラを爪弾きながら、天性の歌声で観衆を魅了していました。バンドゥーラは日本の琵琶に似た形をしていますが、弦の数が60本以上もあり、音色はチェンバロ風です。
 前半はウクライナの民族衣装(赤いブーツが可愛いです)を身につけた姉妹が、ウクライナ民謡をはじめ、「秋桜(コスモス)」や「見上げてごらん夜の星を」など日本の歌も数曲歌ってくれました。日本語の歌詞を耳にすると、何故か自然に涙が溢れてしまいました。40代も半ばを過ぎて、涙もろくなったようです。
 後半は桜色のドレスに着替えて、「アヴェマリア」や自作の歌を披露してくれました。故郷への溢れる想いや、二度と原発の過ちを犯してほしくないという願いを切々と語ってくれた後に、「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」を聞くと、まるでこのために作られた曲と思えるほどでした。
 コンサートの最後には、観客とともに「ふるさと」を歌いました。日本人が故郷に抱く想いも、チェルノブイリ事故の被害に遭われたウクライナの人々の想いも、国や人種は違っても変わらないと思いました。

 会場ロビーには、チェルノブイリ事故のパネル展示や、被曝児たちが描いた絵画が展示されていました。喉に赤い傷痕がくっきりと描かれた自画像があります。甲状腺ガンの手術跡で「チェルノブイリの首飾り」と言われているそうです。成長に必要な甲状腺を切除された子供たちは、それに代わる薬を飲み続けなければならないそうです。

 新聞の書評に「チェルノブイリの森(メアリー・マイシオ著 NHK出版)」がありました。汚染地20年後の現状報告として、現場周辺が絶滅危惧種や希少種を含む野生生物の宝庫になっていると紹介されています。「恐ろしい人間から解放される場所が、放射能汚染の土地」という現実。35万人もの住民が強制移住させられたものの、居住禁止区域に10万人以上の人々が住み続けている問題もあります。

Ar4_1  サンダーバードでは第6話「原子炉の危機」で、フッドの破壊工作でオーストラリアの大地が放射能に汚染される場面があります。放射能を帯びた霧がメルボルンに迫りますが、風向きが変わって助かります。放射能に汚染された大地がどうなったかは明らかにされません。未来の先進技術で除染方法の開発を願いたいところですが、それ以前に爆発などの事故が起きない設備を作る、操作者が適切な操作をするよう訓練や安全対策を施すなどが先決と思います。

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2006年4月26日 (水)

偶然の一致?

Ar4_3  4月26日はチェルノブイリ原発の大惨事から20年です。
 広島型原爆の500倍の放射性物質が放出された事や、今も放射能汚染地帯に暮らす人々の問題、ガンの増加、放射能による死者数についての国際機関と環境団体との大幅な相違、老朽化した石棺の問題等々。
 国際がん研究機関(IARC)の推計として、現場周辺国と欧州全域でチェルノブイリ原発事故の被曝によるガン死者が、発生から2065年(カールトンの設定による国際救助隊発足の年でもあります。)までに1万6000人も発生すると発表がありました。(静岡新聞 4月20日 夕刊)
 「ロシア語でチェルノブイリとは、世界の終末を予告した新約聖書・ヨハネ黙示録の不吉な草、にがよもぎの意。」(静岡新聞 4月18日 朝刊)とありました。石棺が崩壊すれば20年前の惨事以上に放射性物質が放出されるとも言われていますので、本当に世界の終末にならないことを祈るばかりです。

 さて、このイラストは第6話「原子炉の危機」のオーストラリア灌漑用原子力施設の爆発寸前の状況です。中央の丸いタンクの表面にAR4と標示してあります。おそらく「ATOMIC REACTOR 4」(原子炉4号機)の事と思われますが、偶然にもチェルノブイリで事故を起こしたのも4号炉でした。

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2006年3月26日 (日)

メルボルンの危機 その2

Meruborunsaved_1  「原子炉の危機」のオープニングエピソードには、原子力施設の爆発による原子雲がオーストラリアの大地を漂いながらメルボルンに迫るという緊迫の事態が描かれています。
 この時、奇跡的に風向きが変わり原子雲はメルボルンから遠ざかって行きます。

 「旧ソ連の環境破壊 核放射線被災の実態」(塚本三男 静岡新聞社 2003年9月20日発行 2000円)の115ページには、チェルノブイリ事故時の風向きについて、「モスクワから飛来した特別な飛行機が人工降雨を発生させた事により風向きが変わり、ベラルーシ側に放射性降下物の70%が落ちた」とのベラルーシの人たちの噂が紹介されています。

 噂の真偽は別として、人工降雨が実用化されているのか、雨が降ると風向きが変わるのかなども小生にはよく判りませんが、メルボルンの危機を救った奇跡的な風向きの変化の裏には、こんな秘密があったのかもしれません。

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2006年3月25日 (土)

メルボルンの危機

Atmiccloud120_1  「原子炉の危機(THE MIGHTY ATOM)」は、フッドがオーストラリアの灌漑用原子力施設の秘密を盗もうとした際に、警備員に発見され銃撃戦の末、原子力施設を爆発炎上させたエピソードです。
 拳銃で破壊された装置が炎上し、やがて原子炉の暴走?に至り、最悪の事態となるのは、いささかオーバー過ぎかと思うのですが、空高く上がる原子雲や、オーストラリアの大地を這っていく放射性物質には、不気味さを感じます。
 風向きが変わって、オーストラリア第2の都市メルボルンは救われたという展開になり、めでたしめでたしなのですが.....。

 1986年に旧ソ連ウクライナ共和国のチェルノブイリ原子力発電所の4号機が爆発事故を起こしてから20年を迎えようとしています。そのためか、私が愛読する静岡新聞にもチェルノブイリ関連の記事が載っていました。
・放射性降下物がウェールズ北部やイングランド北西部を中心に、羊農場の土壌に残留。(静岡新聞 3月15日朝刊)
・半径30kmの立ち入り禁止区域内への取材記事。4号機を覆う石棺の老朽化。(静岡新聞 3月17日朝刊)
・爆発事故時、風下で放射能の70%が流入した隣国のベラルーシ。国土の20%が汚染され、国民の30%に甲状腺障害(静岡新聞 3月24日朝刊)

Chierunobuiru_2  「原子炉の危機」に話を戻すと、風向きが変わって大都市は救われても、あの原子雲が漂っていった大地は死んだままなのです。
 破壊された灌漑用の原子力施設も、チェルノブイリのような石棺で密閉する必要がある筈です。
2065年の未来には、放射能汚染に画期的な対策が発明されているなんて事あるんでしょうか?

 この「石棺」のイラストは「旧ソ連の環境破壊 放射線被災の実態」(塚本三男 静岡新聞社 2003年9月20日発行 2000円)の写真を参考にしました。前半は旧ソ連の核開発における核汚染の実態、後半がチェルノブイリの事故を扱っています。どちらも驚かされる事ばかりです。
 あわせて「写真・絵画集成 原発・核VOL.2 チェルノブイリの悲劇」(広河隆一 日本図書センター 1999年2月25日発行 全3巻セットで36000円!)も読みましたが、甲状腺ガンや白血病の子供たちの写真には胸が詰まります。

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