2008年10月18日 (土)

スコットのお行儀

Cap098  電車通勤をしていると、色々な人を目にします。以前記事にしたような、堂々と車内化粧をする人は殆ど見かけなくなりましたが、乗車待ちをしている列をすり抜けて、ドアが開くと同時に入ってしまう人や、荷物を席に置いて、他人様を立たせても平気な人、シャカシャカと大きな音を漏らしながら音楽を聴いている人など、さまざまです。
 そんな中で、微笑ましい光景も目にします。幼児を連れたお母さんが、子供が座席に膝立ちになって窓の外を眺めようとした時に、さっと靴を脱がせていました。
 あたりまえと言えばそれまでですが、携帯の画面に夢中になって、子供が座席の上で靴のままトランポリンをしていても、全く関心が無いお母さんを見たことがありますから、雲泥の差です。
 4人掛けのボックス席で、靴を履いたままの足を向かいの座席に載せて寛いでいる人や、映画館で前の座席の背もたれに足を載せている人をたまに見かけます。幼い頃に、バスや電車の中でお母さんやお父さんなどの身近な大人から、他人への配慮を教えられた経験が無いのでしょうか?

 さて第9話「ペネロープの危機」で、モニターに映し出された地図を指し示しながら、アンダーバッド急行の作戦をジェフが説明する場面です。説明を聞き終えたスコットは、立派な作戦ですねとベタ褒めですが、気になるのがその足の置き場です。トレーシーラウンジの場面ではお馴染みの、ミース・ファン・デル・ローエのモダンな椅子に、なぜ足を載せているのでしょうか。
 日本と違って、部屋の中でも靴を履くのが当たり前のアメリカでも、人様が座る椅子の座面に靴を載せるのは、褒められた行いでは無いと思うのですが.....。

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2008年9月 7日 (日)

撃たなくてもいいのに(2)

Photo  第9話「ペネロープの危機」で、ペルノーが入ったグラスが割れる場面です。
 ペルノーは黄色いお酒ですが、水で割ると黄色っぽい乳白色になります。この場面ではやや緑がかっていますし、どろっとした感じになっています。親指の先のあたりのグラスの中に、少々茶色がかった線が見えます。何か仕込んであるのでしょうか?

Photo_2  DVDをコマ送りしてみたときの、割れる瞬間はこんな感じです。グラスはまだ割れていませんが、後方に放射状に噴出するものが見えます。
 グラスの右上部の表面からも、同様に噴出する線が見えています。グラスにひびが入っているのでしょうか。


Photo_3  DVDをひとコマ送ると、このシャワーのような粉砕場面になりました。グラスにもともと入っていた液体の量に比べると、多いような気がします。
 
 さて、この場面はどうやって撮影したのでしょうか。弾丸をグラスに撃ち込んでいないことは、2番目のイラストからもわかります。

(弾が当っていないのに、グラスから何かが噴出しています。)
 少量の爆薬をグラスに仕込んで爆発させたのかもしれませんが、液面が爆発で盛り上がったりしている様子がありません。
 小生が想像するところ、2番目と3番目の画像の間には、撮影時に爆薬の小さな炎や煙、あるいは液面の盛り上がりが何コマか写っていたものと思います。編集時にその部分をカットして繋ぎ合わせると、こんな感じに仕上がるのではないでしょうか。

 それとも、2番目の画像でグラスが割れる瞬間を撮影後、3番目の画像では、あらかじめ割っておいたグラスに持ち替えて、液体が好みの方向に噴出するように撮影し直したのかもしれません。これならば、液の量が多く見える説明がつきそうです。

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2008年9月 4日 (木)

撃たなくてもいいのに

Photo  第9話「ペネロープの危機」で、ペルノーを飲もうとしたお嬢様のグラスが、FAB1の機銃で粉砕される場面です。
 変装したゴッドバー博士が、ペネロープ嬢を亡き者にしようと、グラスに毒を入れた事を察知したパーカーの機転によるものです。
 少しでも狙いが外れたら、お嬢様の指が吹き飛んでしまいそうです。
Photo_2  こんなに激しくペルノーが飛び散っていますので、お嬢様のピンクの衣装や顔にかかってしまいます。ペルノーは独特な匂いがしますので、お洗濯が大変そうです。(もともとグラスに入っていたペルノーの量よりも多く見えるのは、気のせいでしょうか?) それに、これだけ顔に近いとグラスの破片が飛んできそうです。
 隣の席のジェレミー卿は思わず両手を挙げるほど驚いていますが、お嬢様は全く動じていません。常々、ペネロープ嬢の胆の据わり方は大したものだと思っていますが、イギリスで一番の(?)諜報部員ともなるとレベルが違います。
 もう一つ驚かされるのが、お嬢様の握力です。いくらグラスを撃ち抜くといっても、銃弾が当った時の衝撃は凄いと思います。恐らくグラスを持っている事が出来ない程ではないでしょうか。
 それにしてもパーカーはなぜ機銃でグラスを撃ち抜いたのでしょうか。FAB1のスピーカーで顛末を説明する事が出来るのですから、飲まないように警告すれば済むと思うのですが....。
 

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2008年8月31日 (日)

ヴァイオリン

Photo  先ほど24時間テレビが終わりました。エド・はるみさんも無事113kmマラソンを完走できました。
 今年で31回目だそうですが、同僚が「僕が生まれた年に始まったんですね。」と言っていました。
 昨年までに集まった金額は261億円以上になるそうです。善意の浄財が、こんなに集まるというのは凄い事です。
 24時間テレビを長々と観ることはしませんが、アイススケートの浅田真央選手と先天的に右腕の肘から先が無い8歳の少女のエピソードを観ました。右肘に僅かに残る指の痕跡(?)部分を使って、ハイテク義手を動かします。祖母からプレゼントされたヴァイオリンのレッスンを続ける少女の夢は、将来ヴァイオリンの先生になる事だそうです。
 そして24時間テレビを通じ、彼女が弾く「オーバーザレインボー」の生演奏で、浅田真央選手がアイスショーの演技をする事になります。義手の少女が3000人の観客の前で、憧れの浅田選手の演技という大舞台に臆することなく演奏します。ヴァイオリンは手首の返しが重要なのだそうですが、少女はそれが出来ませんので肩の動きでカバーしています。そんなハンデを負いながらも努力を続ける少女や、彼女を支える周囲の人々をTVを通じて目にすることは意義のあることと思います。

 さて、サンダーバードでもヴァイオリンの名手(?)が登場します。第9話「ペネロープの危機」に登場する、パリのカフェ・エタロンのウェイターさんがその人です。隣のアランはつまらなそうな顔を通り越して、眉間に皺が出るほど怒っている様子です。せっかくパリに来たのだからもっと面白いところに行きたいと言いますが、ペネロープの計らいでミンミンが現れると、ニコニコ顔になるのが笑えます。
 このウェイターさんの弓の動きは、本当に演奏しているかのようです。どうしたらこんなに上手くパペットに演技をさせることが出来るのかよく見たところ、弓がずれないように輪の中に通してありました。ちょっとした工夫ですが、実に効果的ですね。

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2007年7月29日 (日)

花火

Photo  静岡県東部の沼津市中心部を流れる狩野川で花火大会がありました。昨日、家族と観に行きましたが上空に適度な風が吹いており、煙が打ち上げ場所からすぐに流れ去るおかげで、美しい花火を満喫できました。
 目新しい感じがしたのが、機関銃で曳光弾を撃っているような花火でした。速射と言いますか、連射されるその花火は、ヒューという大きな音を出しながら上がります。まるで魂が叫びながら空に消えていく様でした。
 さて、サンダーバードで花火と言えば第9話「ペネロープの危機」のラストです。アンダーバッド急行モノレールのトンネル内で無事に救助されたペネロープやジェレミー卿、それにほとんど活躍しなかったアランがパリのカフェで寛いでいます。アランは子供扱いされて不満そうな表情ですが、ミンミンがFAB1で到着するとたちまちニコニコ顔に戻ります。ペネロープが、今回の事件の始まりに飲み損ねたペルノーのグラスを手にした丁度そのとき、パリの夜空に花火が上がるという趣向になっています。
 花火大会が終わると、その余韻に浸りつつも少しだけ寂しさを感じてしまいます。子供の頃は、この花火大会が終わると夏休みが残り1ヶ月になってしまうため、その意味でも複雑な思いがあったようです。大人になった今では、たとえ1週間でも2週間でも連続した夏休みが取れたらどんなに幸せかと思うのですが、休み明けの仕事の溜まり具合を考えると....。

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2007年6月24日 (日)

アンダーバッド急行

Photo_299  第9話「ペネロープの危機」に登場するANDERBAD-EXPRESSの先頭車両です。サンダーバードの世界では、自動車や原子力旅客機などの交通手段のほかに、長距離の移動にモノレールが活用されているのが目立ちます。

 海水を原料とした高性能のロケット燃料を、サンダーバードの陰の協力者ジェレミー卿と共に開発したボレンダー博士ですが、学会を終えたのちパリ発アンダーバッド行きのモノレールに乗り、行方不明になってしまいます。

 アンダーバッドとはどんな所なのか興味が沸きますが、実在の場所ではなさそうです。インターネットで探したところ、H.I.Sドイツのホームページに「連載・旅エッセイ 欧州鉄道百景」「13.トロント・ユニオン駅に欧州を見つける(前編)」という記事がありました。http://www.his-germany.de/jp/frame_jp.htm

 この中でアンダーバッドについて「スイスの架空の地名。今思えばゴッタルド・フルカ両峠に近いスイスの保養地 Andermatt と悪 bad をひっかけたのだろう。」と考察しています。(鉄道車両のガスタービンのエンジン音からサンダーバードのモノレールを連想するという興味深い内容もあり、サンダーバードファンにもお勧めのエッセイです。)

 そこでスイス政府観光局のホームページでアンデルマットを調べると、ドイツやイタリアに向かう交通の要所として栄え、冬はスキー客で賑わうとありました。http://www.myswiss.jp/area/04/andermatt.htm
 つまり、ボレンダー博士は学会の発表を終えて、静養のために(?)スイスに向かったという事になります。

 アンダーバッドという地名ですが、サンダーバードの語呂合わせか、ジェリー・アンダーソンのアンダーにバッドを掛けているようにも感じますし、悪役のゴッドバー博士の名前もゴッタルドという実在の地名から引用したように思えます。

 アンデルマットについて調べるためにスイスアルプス氷河特急を検索したのですが、美しい風景の写真に魅了されてしまいました。(いつか行ってみたい場所がまた増えてしまいました。) http://www.geocities.jp/tabinosyasoukara/glacierexpress1.html

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2006年4月24日 (月)

ペルノーを飲みたかった理由

Perunokiki_1 「春のパリ、本当にロマンチックですわね。」「パリではペルノーに決めてますのよ。」とジェレミー卿に話すお嬢様は、この直後に起きる事件を知る術もありません。
 この会話に出てくる「ペルノー」が何なのか、小生は全くわかりませんでした。ウェイターが運んでくる緑っぽい飲み物がそうなんだろうという程度の認識でした。
 実在の飲み物なのか、スタッフが創造した産物なのかという疑問が沸いて調べたところ、アブサンが禁止された後に代わりに作られたフランスのお酒でした。
 ペネロープ嬢があれほどお好きな酒ならば、サンダーバードファンを自認する者として試さずにはおれません。
 何と、アルコール度数が40度もあり、アニスという種子や薬草を使っているためか、たいへん癖のある匂いがします。緑色のビンに入っていますが、黄色いお酒です。これに水を加えると、なぜか白っぽく濁るのが特徴です。かなり癖のあるお酒ですが、トニック割りかソーダ割がお勧めと思います。
 「リキュール銘酒事典(橋口孝司著 新星出版)」に紹介されている「午後の死」(スパークリングワインにペルノーを数滴垂らす)や、「クラッシックペルノー」といった飲み方も、いずれ試してみたいと思います。 Perunofuta_1

 ペネロープ嬢がこのお酒を飲みたかった理由は、パリを実感させる為だと思いますが、一番の理由はキャップに記された文字にあるのではないかと....。
 

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